レイニエちゃんの書
イサリア
第1話 一日目
◆◆◆
このSSは大宇宙wikiからの移植です。
レ=ミティリ・レイニエ
ル=ルニアス・ジヴェジルス
サ=ゼッツェ・サンヴァー
ヅ=サリエム・ヅィーガー
シュ=シャイス・シュラウス
プロ=プロアイス・ガヴァマオナ
◆◆◆
ル「ハーァ、テレビでもつけっかぁ」
ポチ。ブーン。
「これからプロアイス主席が緊急会見を行う予定です!」
◇◇◇
「えー、ワヴァストワ・イーネヴァ(同志諸君こんにちは)。本日、ミヨウト軌道上にて、帝連・天嶺連合宙軍対ヴァルエルク・サーヴァリア連合宙軍の大規模な戦闘が発生いたしました。わが軍は、先日のヴェオン・レギト防衛戦において、艦隊に大規模な損害を被っており、圧倒的劣勢ではありましたが奮戦し、敵艦隊を半壊に追い込みました……」
「主席!我が国と友邦の損害はどれくらいでしょうか……!」
「それが……、わが軍の艦隊は壊滅し、ブレストイェユナ提督は戦死。戦死者は推定で12000人に上るものと考えられます。」
「ええ!」「だめじゃん!」「奮戦って負けてんじゃねーか!」
「天嶺皇国は本土決戦の意思を固め、引き続き我々の支援を求めています。元より、我々は圧倒的勝利を見込んでおりません。引き続き交渉による終戦を模索して行く所存です。そのためには、人民の皆様の乱れぬ決意と生産が欠かせません。これまで通り一致団結を……」
「主席!今後の作戦は!?」「惑星ヒェルニエは侵攻の対象となっているのでしょうか?」「主席!?人民の給付金はどれくらい減りますか!?」
◇◇◇
デーデ・デーデデデ・デー(着信音)
「リェワスト。ゼッツェ・サンヴァーだが。」
「はい。ヴェオン・レギト陸軍作戦本部?」
「今から?」
「はい。」
「はい。ゼストレー。」
なんかやばいことになってるっぽい?てかやばいことになってるっぽいの!?
サ「なんか召集受けたわ。ちょっと行ってくる。さっきのニュースと関係あるかも。やばいなー。てかブレストイェユナ死んだってマジだったのか。(貧乏ゆすり)」
ル「まじかよ……おしまいじゃん。俺らどうすんの?」
サ「まあ、俺らこの開戦には関与してないし、負けても戦犯で死刑ってことはないだろ。」
ル「そうだといいけど」
ヅ「ごはん出来ましたよ。どうしたんですか、騒がしくして」
ル「いや、Kak kak sйika czйikaで、やばい」
サ「ええ。」
ル「とりま食べるか」
デーデ・デーデデデ・デー(着信音)
「はい、ルニアスですけど。」
「え、ヴェオン・レギト宙軍参謀本部」
「今から?」
「まじすか」
「はい。レイニエちゃんも。はい」
ル「お呼び出しだ。ああ、さらば100年の栄光」
ヅ「悲観的すぎます。まだ負けたと決まったわけでは」
ル「眩暈する。ほら食ったら着替えていくぞ」
レ「はぁ~めんで」
帰りにグミ買ってこよ~~~~~っと
☆☆☆
宙軍参謀本部
サイアス将軍
「同志諸君。お昼のニュースは見ただろう。戦況が悪化し、本来召集されていない予備兵力である諸君らにも召集がかかったのだ」
「今回、宙軍大将ブレストイェユナが戦死し、将官が計6名戦死した。階級が将官以上であったものは、離脱宣言をしている者であっても参謀本部で指揮に協力してもらうぞ」
レ「レィニェちゃん今下級佐官だから大丈夫だった~~~~」
ル「あ」
レ「ああ~~ジヴェジる今中級将官じゃん。かわいそ~~~~~~」
「なお、その他将校は今後前線で指揮をしてもらう」
レ「オワタ^^」
「Kak kak sйika czйikaで以上解散!!」
ああ~~~100年の栄光~~~~グミ買って帰ろっと。
☆☆☆
ル「おわおわりの為、いいもん買ってパーっと飲むか」
レ「そだね~~~~~」
サ「おう、お前らも帰りか。俺上級将官として復帰することになったから、ヨロり」
ル「俺も復帰だわ」
サ「レイニエちゃんにしばらく会えなくなるのやだな~~~~~」
レ「うぐるじい、ぐるじいヨ~~~」
コンビニ「いらしゃい!!」
ル「え゛!!!」
レ「何にも!!」
シュ「ないじゃないッスか!!」
レ「えシュラウスいたの?」
シュ「ボク朝から宙軍戦闘機隊に召集かけられてンすよね。みんな寝てたけど。通知で起きたんで。ボクエースパイロットなんで!?」
レ「あそ~なの。おつかれ」
シュ「ボクエースパイロットなんで!?」
レ「めんど……」
シュ「で、帰りにポテチ買おうと思ったらこれ」
店員ロボ「みんな売れきれました。昼頃にみんな来て買ってっちゃいました」
サ「スーパー行くか」
スーパー「いらしゃい!!」
店員ロボ「売れきれ!!死ぬほど辛くて食べられない味のキエキエポテチ以外売れきれ!!」
ル「オワオワリの大うつけ~~~」
サ「桶狭間」
レ「グミないんですけど~~~~(へなへなぺたん)」
シュ「これじゃ餓死するしかないっす!!プロアイス主席に電話するっす!!」
ヒェルニエ主席官邸電話サービス「主席官邸電話サービスです。ご用件をどうぞ」
シュ「ごはんがないっス!!」
ヒェルニエ主席官邸電話サービス「現在一部のクソ・人民様が買占め、買い込みを行っているせいで、全国で食料不足が発生しております。プロアイス主席はそれらのクソ・人民を検挙し、食料の分配を行う法案を提出する準備を行っております。とりま食べないと死んじゃう系人民は地域の役所に電話してください。」
ル「代われ」
ル「ルニアスからだと伝えろ」
◇◇◇
テーレテ・テレテレテー(待ち歌)
プロ「おい。今俺っち忙しいんだが?俺っち主席忙しいんだが??」
ル「飯ない」
プロ「分配法案通すって言ってるンだが?」
ル「腹減ったよ~~~、せーの」
ル・レ・シュ「腹減ったー」
プロ「うるせぇンだが。ヴェオン・レギトの食料保管庫から特別に一週間分送っとく。絶対内緒だぞ。ばらしたら俺っち辞職なンだが。」
ル「さすがプロアイス主席!!支持率100%!!」
プロ「42%なンだが。絶対誰にも言うなよ。あと、しばらくかけてくんな!」
ル「ヘイ」
◇◇◇
ル「ホレ。」
レ「さすがジヴェジる~~~~~」
シュ「ふつーに汚職なんだよなぁ……」
家「お帰り!!」
ヅ「なんか、段ボールが大量に転送されてきたんですけど」
ル「ああ、食料の買占めが起こってて、食料が街から消えたので、何とかしてもらった。此絶対内緒也。」
ヅ「それは助かりますね」
バリバリバリ~~~~
レ「グミ入ってないんですけど~~~~~~(ヘナペナペタン)」
ル「よし、じゃあ肉全部使って焼肉やるか」
ヅ「バカいってんじゃないですよ!!!!」
ウーウーウーウーウー
え、なんかありとあらゆる家具が赤く光ってるんですけど!!!
え、こわこわこわ
ビーン。ザーーー
あ、テレビが勝手についた。
テレビ「ヴェオン・レギト人民の皆様。現在、本惑星軌道上にサーヴァリア艦隊が襲来しました。ヴェオン・レギト緊急事態法に基づき、これより各住宅に武器弾薬・食料が支給されます。もう一度繰り替……」
ボカーン
レ「ハッ……夢か~~~」
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