第13話「職業は…?」

フィラム「ディーン達の武器の調整終わったぞー」


ディーン「ありがとうございます、それじゃ先に支払いしますね」


フィラム「おう、ありがとな」チャリチャリーン


ディーン「マッツ、装備を収納術でいれてくれ」


マッツ「はいはーい了解よーん」(っ'-')╮ポイポイ


フィラム「ナオさんそれじゃ図面見せてくれ」


ナオ「はい、どうぞ」


フィラム「ふむふむ、なるほど蛇口は回して開け閉めするのか」


ナオ「そう言えば収納術便利そうですねぇ」


ディーン「ん?ナオさんは収納術無いのかい?」


ナオ「ありますが使い方が解らなくて」


マッツ「あら?簡単よ、収納術って思い浮かべて魔力を体から使うのよ」


ナオ「魔力の使い方とかまだわからないんですよね」


マッツ「うーん、クリーンとか使った事ないのかしらん?」


ナオ「クリーンだけは使ってますね」


マッツ「なら大丈夫じゃないかしらね?物は試しで使ってごらんなさい」


ナオ「わかりました」


頭で収納術を思い浮かべて…あのお腹のポケット!


ナオ「収納術!」スン!


マッツ「今のは魔力が集まってなかったわね、クリーンを使えた時の感じでもう一度よ」


ナオ「わかった、あの時は手をこうかざして…収納術!」ブォン


マッツ「出来たわね、おめでとう」


ナオ「おおーこれが収納術」


マッツ「収納術はレベルで入れられる大きさが決まるわ、使い続けると沢山ものを入れられるわよ」


ナオ「いいですね!ありがとうマッツさん」


フィラム「お、ナオさんも収納術あるんだな。ならウチでいるもの買っていきな?鍋やフライパンならそこにあるぜ」


ナオ「じゃあ見せて貰いますね」


鍋3種(大中小)

フライパン中大

やかん

おたま

フライ返し


念の為に寸胴鍋を1つ


後は包丁!


ナオ「フィラムさん包丁見せて貰えますか?」


フィラム「ん、ああ包丁ならこっちだ」


そう行って別室に案内されたナオ

そこには大量の武器があった


ナオ「凄い量だ…包丁っぽいのも多いな」


フィラム「あぁ、魔獣の肉を切ったりもするから良い切れ味のとかがいるんだよ

使えなくなった武器として使ってた物を打ち直したりもしてるからな」


ナオ「なるほどー、ん?これとか色が違いますね?」


フィラム「それミスリルだぜ、切れ味抜群でサビが来ないから人気の商品なんだぞ」


ナオ「おおーこれがミスリル…ん?目が痛い??」


フィラム「お、おい?大丈夫か?」


ナオ「あたたた」


フィラム「おーい、ディーンマッツちょっときてくれー」


ディーン「どうしました?」


マッツ「ナオさん?どうしたの?」


ナオ「目が!目が!」˚‧·(´ฅωฅ`)‧º·


フィラム「ミスリルの包丁を持ったら目が痛くなったらしいんだ、ディーン簡単な回復魔法とか使えなかったっか?」


ディーン「ええいけます、ナオさんちょっと手を退けて下さいね」


(((ーωー)))ポワワーン


ナオ「これが回復魔法…暖かい…ああ和らいできました」


ディーン「もう少し続けますね」


ナオ「ありがとうディーンさん」


マッツ「刃物持って目が痛くなるってどうしたのかしらね?」


ナオ「あぁディーンさんもう大丈夫」


ディーン「あぁわかっ…え!?ナオさん目の色が青いぞ」


ナオ「ええ!?」


フィラム「本当だ…」


マッツ「ナオ落ち着いて、深呼吸よ深呼吸」ひっひっふー


ディーン「マッツそれは違うぞ」


フィラム「お前が落ち着けよマッツ」


ナオ「あら?包丁に文字が見える…ミスリル、高品質???」


フィラム「え!?」


マッツ「それ鑑定スキルじゃないの?」


ナオ「ちょっと確認してみます、ステータスオープン」


ナオ


職業 商人


Hp80

Mp200

Str50

Spd20

Dex200

INt300

(Luk60)


スキル

錬金術Lv1

収納術Lv1

回復魔法Lv1

属性魔法(火0水0風0土0光0闇0)

生活魔法Lv2

鑑定魔法Lv1


持ち金 金貨2415枚 銀貨7枚 鉄貨7枚


え!?


ナオ「あの、鑑定魔法が増えてます」


フィラム「おおースキル習得したのか、にしてはこうなんか無理やり習得したみたいな感じがしたな」


ディーン「鑑定魔法かぁ便利そうだ」


ナオ「後、商人になってお金が増えてました」


マッツ「職業商人になったの?あぁそれで鑑定覚えたのね」


フィラム「ん?ナオさんお金が増えてたって言ったな…あぁ、あれか!うちにも依頼がきたな」


ナオ「そうなんですか…早いなぁ」


フィラム「つまりお金を稼いだのが商人取得判定になったんだ。それで鑑定魔法を覚えた訳だ」


マッツ「あらーいいわね」


ディーン「そうだね、ナオさんこの世界で職業はスキルに直結するから覚えていた方がいいよ」


マッツ「例えば私、収納術持ってるけど拳闘士なの。これは下積み時代にサポーターをして荷物持ちしてたら覚えたのね」


ナオ「おお、それは良い情報ですね。覚えたスキルは無くならないのですね」


ディーン「そうだね、何にせよ大事が無くてよかったよナオさん」


ナオ「驚かせたみたいですいません、フィラムさんミスリルの包丁下さい」


フィラム「あいよ、三徳で何でも使えるの選んでやるよ」


ナオ「合計でいくらですか?」


フィラム「鍋4つとフライパン2つとフライ返しとおたまと包丁で金貨10枚だな」


ナオ「はいではステータスプレート払いで」チャリチャリーン

残金 金貨2405枚 銀貨7枚 鉄貨7枚


フィラム「それじゃ間取りを見に家にいくか、ディーン達はどうする?」


ディーン「武器を配らないといけないから1度拠点の家に戻ります」


マッツ「特に用事はないんだけどねぇ」


ナオ「なら皆さんご飯食べてから動きませんか?もうすぐお昼ですしディーンさん達やフィラムさんにはお世話になりましたので自分が出しますよ」


フィラム「おお、もう昼か。ナオさんいいのかい?」


ナオ「ええ、フィラムさんにもお世話になりましたしディーンさん達もここまで案内してくれましたし気にしないで下さい」


ディーン「僕はいいけどマッツいいかい?」


マッツ「良いのかしらね?」


ナオ「回復魔法かけて貰えて助かりましたから遠慮なく」


ディーン「ありがとうナオさん」


マッツ「ナオさんありがとうね」


ナオ「はい、ご飯の美味しいお店あったら教えてくださいね」


フィラム「話は終わったかー?こっちも準備OKだぜ」


こうしてナオ達は鍛冶屋を後にしたのだった

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