進退

うーむ


男は一世一代の選択を迫られていた。


最近できた喫茶店に暇だから行ってみようかなというわたあめよりも軽い理由で店の前に来てみたが、男は入るのに躊躇していた。


何故入らないのだろう


男は何かやるべき用事を思い出したのかもしれない。

今日中に終わらせる用事があり、別に喫茶店に行ってから済ませてもよいが

早めに終わらせてしまいたい気持ちもあり、葛藤しているに違いない。


男の表情はさらに曇る


喫茶店の雰囲気が思っていたよりも違っていたのかもしれない。

男は落ち着いた雰囲気の喫茶店を想像してきてみたのかもしれないが

実際来てみると、若者向けの喫茶店でなんだか賑やかなもんだから正直イメージと違って驚いてるのかもしれない。

しかし店の前まで来てしまった手前、ここで引き返すのもためらわれる。

思い切って入って朱に交わるか、それとも自分の好みを貫いて潔く引き返すか

男は決断を迫られている。


結果はあなたの中に。

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