薫り立つ詩情が美しいですね。
夢と現実を行きつ戻り揺蕩う空間、マイルスの吹き鳴らすミュートトランペットの枯れた音が聞こえるようです。
読み進めるうちにが現実ではないことがわかり、そこに投入される清志郎という異質な音。これは荒れてくるのかな? と身構えましたが、女性は大人の対応でしたね。
静かな幕引きに、主人公の思いの余韻を感じました。
自主企画にご参加いただきありがとうございます。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございました。
コメント大変うれしいです!
荒れる、と表現していただき、なるほどと思いました。
確かに該当箇所は物語の大きな転換点で、そこに異質である忌野清志郎を登場させました。
そうした転換の雰囲気まで汲み取ってコメント頂けすごく丁寧に読んで頂けたのだなあと嬉しくなりました。
ありがとうございます。
コメントを頂けたからコメント返信している、などと思われたくないという思いを抱かせるほどに、ただただ素晴らしい作品だと感じました。その思いをコメントさせて頂きます。
いくつもの心に残るポイントがありましたが、まず女性の描き方がすばらしい!
私は夏目漱石が好きなのですが、どこか夏目作品にでてくるような描き方に引き込まれました。
幾度も、どうして誘って呉れたのかと聞くところなども読者の想像力をかき立てます。特に「ジャズと邦ロック」の組み合わせの悪さを持ち出し、その上でまた同じ質問。脱帽でした。
最後の一文に至る前の「ずっと好きだった」という告白も、(私的には)ここでこう来たかと一瞬思わせましたが。最後の一文を読んでしばし時間を置いた後に、その言葉がすっと入ってきました。余韻が心地よかったです。
勝手な解釈を長々と立て並べてしまいもうしわけありません。
ただ素敵な作品だと感じたこと、それだけは確かです。
作者からの返信
わあ、もうすっごくうれしいです!!
私も夏目漱石が大好きなんです。
いやーうれしい。本当にうれしい。
私の夏目漱石好きを知らないですよね? と確認してしまいたくなる。
嬉しすぎて何度もコメント読み返してしまいましたよ。
それだけでもお腹いっぱいなのに。まだ褒めて頂けて。完全に嬉しさの消化不良ですw
企画への参加、ありがとうございました!
芸術的な文章、さすがだなと思いました。ウェブ小説でもこういう作品を読むことができるからカクヨムが好きです。
「それで? どうして誘って呉れたのですか?」の一言が、なんというか、切ないです。
作者からの返信
さすがだなんてとんでもないです。
新代さんの書かれる死や生といった巨大なテーゼに比べれば私が内包できるものは卑近で、私だけのものになります。私にはそれだけ大きな問いに立ち会うに値する経験も素養もないですから。
新代さんへのコメントで、随分差し出がましいことを申しましたので、気分を害されていらっしゃらないかと反省しておりました。寛容な対応ありがとうございます。
こんにちは。
性癖のお仲間、うれしいです。
私はこの濃厚さを十分に語ることはできませんが、混乱と幻覚……という言葉が浮かんできました。
自分の文学、というものを手にしている人はある意味心の中の想い出をより濃厚に描き出すことができるのだと思いました。
絵も同じですね。色に興味が薄い人は白黒の夢を見る。でもカメラマンなどの職業の人はカラーの夢を見ます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
夢が白黒な人っているんですね!? 僕はカラーの夢しか見たことがない(気がする)ので、驚きました。
まだまだ僕の書くものは物真似の域を出ないのですが、それでも”自分の文学”が形成されつつある、その手ごたえは自分でも感じていました。
それが崇期さんにも伝わっている様で、まずは一安心です。
はじめまして。コメント失礼します。
言葉の全てに艶と深みのある匂いが感じられ、
まるで日本の文豪と呼ばれる方々の小説を読んだ時の様に
溜め息が出るほど素敵な作品でした!
作者からの返信
おおっ! とてもうれしいコメント
ありがとうございます!
おかげさまでにっこにこです。