第16話 これからのこと…
「…なるほど、報告感謝する」
「それで、コンパクト・レールガンはどうだった?」
「とんでもない威力だったよ」
「そうか、榊に報告しておこう」
「それじゃあ部屋に戻るぞ」
「おう、ありがとうローズ」
俺は報告をしたあと真っ先に部屋へ向かった。
ローズの自室
「…そういえばまだあの映画途中だったな」
俺はDVDプレーヤーにDVDを入れようとしたら…
『よ!元気か?我が子孫よ』
びっくりした、ご先祖様か…
『いや〜、まさかコンパクト・レールガンをお前が使うとはな〜』
え、知ってるのか?
『あれを開発したのは俺だ』
マジかよ…
『となると…インファーナル・ブレードもあるのか?』
何だそれ?
『クソでかいブレードだ』
へぇ〜説明がテキトウだな
『それと、能力は身についたか?』
全然、相手にならん奴ばっかだった。
『油断は禁物だぞ、それに…俺の見立だと、お前が嫌いな司令官、どこか裏で繋がってそうだ』
なんでそんなことがわかるんだ?
『いろんな奴らを見てきたからな、だいたいわかる、それに奴の考えは
ムーンに近い』
よくよく考えてみれば…たしかに殲滅作戦が主だったな…
『だろ?だがカイザーはお前の考えに近い、それにお前のことを特別気にかけてくれてる』
ふ、カイザーには感謝しないとな。
『1つ覚えていれば良いことがある『言葉』を教えてやろう』
言葉?
『『殺し屋?いいえうちの嫁です』だ』
何だそれ?なにかのタイトルか?
『おっと、そろそろ限界が近い…じゃあな』
おい!何の言葉なんだよ!
『…』
「…はぁわからずじまいか」
というかあの人は何者なんだよ…
このあと何しに帰ってきたのか忘れて食堂へ向かった。
食堂
「はふぅ…」
ここの食事はとても美味しい、それと
「お、ローズ君これサービスね!」
食堂のおばちゃんとても愛想の良い人なのである。
「ありがとうございます」
「大丈夫なのかい?わざわざリング抜けて」
「良いんですよ、それにあんなところにいたら、いつ俺が殺人鬼になるかわかりませんから」
「そうかい、なら元気付けのためにもう一つオマケだね!」
めちゃめちゃ優しい…
司令室
「ローズ、お前何歳だ」
「え〜っと、たしか十七歳だな」
「…マジか、若すぎないか?」
「そんなもんだろ、シズも同い年だし」
「え、あいつお前に歳言ったのか?」
「ああ、この間」
「…あいつ自分の歳は本当に気に入った奴にしか言わないからな」
「そうか」
「珍しいな」
「…カイザーは知ってたのか?」
「一応な」
「まぁ、上司だしな…当たり前か」
「それとローズ、これから超重要な話をする、よく聞け」
「ああ」
「俺たちはこれからムーンを脱退し、俺たちの組織を作る」
「いや、この戦力では無理があるだろ」
「まぁな、だが手が無いわけではない」
「そうなのか?」
「『
「いや、全然知らん」
「その組織と手を組む」
「組織を作るんじゃないのか?」
「後ろ盾だ、向こう側でも了承は得た」
「そうか」
「1週間後にここを発つ、準備をしておいてくれ」
「了解した」
ローズの自室
『Actorか…』
知ってるか?ご先祖様
『知ってるもなにも、俺が、いや俺たちが作り上げた組織だ』
え!?
『まさか二百年も存在してるとはな…』
マジか…
『場所は聞いたか?』
ああ、たしか日本の中心あたりだ。
『…確定だな、そこだ』
そうなのか…
『もしかしたら、地下があるかもな』
地下があるのか…
『もしかしたら地下に俺の武器が眠ってるかもな』
気になるな…
『それは見てからのお楽しみだ、だが気をつけろ、おそらく勘付かれてる、人を殺す覚悟はしておけ』
…わかった。
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