よんーろく 満ちたアイロン
<フローしていく緑水晶 熱気球の仕掛けはアイロン>
町に満ちて込んだ緑に火をかけるからアイロンは満ちる。
はじまりに鬱屈とした傀儡病と燃え立つアイとそれを告げるパロットがパステルに攻撃を仕掛ける。緑水晶は無窮直線を示して、それが麺でも餃子でもないから中性子が頭を貫く。
淡白な色々は全て拒否の証で喰らった鮫は無用となり、それは机であり、忘窮の彼方へ満ちる。満ちた。のはアイロンから、遠ざかるほどに。頭を貫くから、そうなる。熱とはそういった仕掛け。
それは例えるならば過去に潰えた無数の鮫がその抜歯を海底に積み上げ、それはある時に
伸ばされた。は空間と一緒で、それはマナーでもある。
<グローしていく捩れ白 電熱球の仕業は朝ぼらけ>
伸ばす前にやって来た捩れが白く梟たちを眩ませたから、謎めいたささやきに耳を貸さなければいけなかった。分からないってことで、分からないを済ませたいから、それは成長させられ、成虫は永久に幼虫を繰り返していた。蜻蛉が飛び、その群が満ちれば朝はある。電熱球だから、それは無限のように思われ、またそれはこの先に続くような夢判断を示した。オイディプス三角形が実に不快な形として母と子と父とそのドラマが固着させる捩れ白。
グローしている。人工的、生命体の、妄想。それはまた、本に分け入る飢餓と寂寞、全ては共通していると碩学が頭を下げている。だから電熱球は満ち、それは熱に変換され、アイロンにより伸ばされていく。捩れ白とはアイロンの対義であり、その環礁は傀儡病に残された救いとしての一対のアイがあるがままに熱を発した。
あるがまま。は時間と一緒で、それはただ走った。
パロットが迫り、ついばむ。
無窮直線を進行し、進、信、SIN、伸。
毛玉に隠した伸びあがる熱。
隠された世界は伸ばされた早熟の分解。
分裂行進を続けるから、あのカタルシス効果は偽物なんだって。
緑水晶が大きく伸ばされ、その大地を熱気球が飛ぶ。
目を焼かれたから、その全体像は見えないままに。
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