さん-に 俯いた空

 かじりつく

 ひじょう階段の上で

 ひじょうがいたいからって

 漢字でないものの差がわからない


 かじりつかないと

 うつむいた空に吸われて

 うつむいたままくっ付いちまう

 地面でないものと差がわからないから


 かじられた

 仰角通りの地面で

 滑らかにしたいからって

 ウニでないものの差が知られない


 とげを無くして、世界にはびこるウニ

 海だけでなく、陸にも、空にも

 かじりつくから、うつむく

 ウニの重さでしずむ

 ウニが漢字を食う

 いたいから

 ウニ

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