修練《しゅうれん》、其の一、ニ、三

修練、其の一


 錫と躑躅がようやく到着した。

茜と萌黄も獣神達を応召して、葡萄と金糸雀の元に歩いて行った。

 葡萄「茜さん。アークの力、授かったんですね。」

茜「ええ。これからは皆んなと少し修練の手合わせをお願いするわ。手加減してお願いね。」

金糸雀「私達が飛んでいる間に、大きな地震があった様なの。」

茜「えっ、そんなに大きかったの?それで街は……。」

葡萄「さっき見回りましたが、街に被害は無い様でした。城の城壁が少し崩れていましたが。」

萌黄「茜。国王に挨拶も有る。躑躅と行ってくれば?国王にどう伝えるかはあなた次第よ。」


 茜の家に戻り、萌黄と金糸雀は干し草のベッドで休み、茜は毛布にくるまって夜を明かした。葡萄は丘で渋紙に収まり1夜を過ごした様だ。

 早起きが苦手な萌黄が、珍しく朝の紅茶の支度をしている。

 金糸雀「おはようございます。茜さん、ベッド頂き申し訳ありませんでした。」

茜「おはよう皆んな。金糸雀のベッドは私が長年使ってたヤツ。気にしなくていいわ。で、こちらにおわすお方は私のベッドよりフカフカの干し草ベッドでお休みでしたわ。」

 金糸雀は萌黄が寝ていたベッドを確認している。

萌黄「金糸雀!そこは確認しなくてもいいじゃない。……はい。お茶淹れたわよ。」

 金糸雀は早速椅子に座る。

金糸雀「わー。テーブルを囲むなんて懐かしいなぁ。」

萌黄「茜は使い手になっても、たまにはお茶も食事もしたいんだってさ。修練の度にラムチョップでも食べる?」

金糸雀「うん!もちろんそれも楽しみなんですー。」

 茜と萌黄もテーブルに着くと、

茜「修練……大変かなぁ……。」

萌黄「怪我しない程度に進めましょ。」

茜「怪我位いいんだけど、私に出来るかが問題よ。」

萌黄「最初は気の球で始める。葡萄と手合わせした時みたいにね。気のスピードでしょー、強さでしょー。それに周囲の事を感じながら気を操る。あーそうそう。金糸雀のスピードを経験してみたら?葡萄なんか比べ物にならないんだから。」

金糸雀「皆んなが防御無しなら私でも……。でもアークの力が入ったら……私は防御技召が無いから、それこそ必死ですっ。」

萌黄「獣神達相手の金糸雀も見てみたいなー。」

茜「萌黄に乗っちゃって申し訳ないけど、技召を放つスピードは参考にしたい。」

萌黄「ほら、ほらほら。金糸雀は獣神相手の技召を披露するべきね。私と葡萄、茜で気の球で手合わせする。」


 3人はお茶を済ませると、家の裏で獣神に収まり、葡萄のいる丘に向かった。

 渋紙は葡萄を紋から出すと、

渋紙「土の者。使い手達が来る。修練の手合わせの時間。」

葡萄「よーし。じゃあ先ずは皆んなで気の球で手合わせがいい!」

渋紙「我が教えた通りにすれば五分ごぶに対するだろう。」

 獣神達が降り立って、皆、紋から出てきた。

茜「おはよう葡萄。今日はよろしくお願いします!」

葡萄「おはようございますっ。こ、こちらこそお願いします。」

 獣神達の中で錫が口を開いた。

錫「先ず気の球で手合わせをと言う事だが、気が強すぎると怪我をする。上手く使って始めなさい。」

獣神達は遠くから取り囲む様に横たわった。

 萌黄「じゃあ最初は1対1で始めましょうか。相手の身体の一部分に当てたらめ。先ずは茜と葡萄でやって。」

葡萄「あ、茜さん。お願いしますっ」

茜「怪我しないなら手加減無しでいいわ、葡萄。」

 2人が離れた位置に立った。

萌黄「じゃあ始めっ!」

 葡萄はいきなり遠隔で攻める。茜は感じたのか球を当てにいく。

さすがに当たらず、茜目掛けて向かってくる球。

茜もそれには反応して両手で球を放ち、見事に散らした。

 茜「遠隔だと自由が効くんだ。狙って放つよりは難しい。」

次の葡萄は遠隔せず、ストレートに茜目掛けて数個の球を放ってきた。

まだ茜には直接当てるのが難しいと感じたのか、横に逃げつつ数個の球に放つ。この様子は技巧色で見分けが付くが、明らかに茜が放った球で散らしている。

 茜「まだ私には操る事が分からない……ならスピード!」

茜の両手から次々と球が放たれる。葡萄もそれに応じて向かってくる球を散らした。

更に茜から飛んでくる気の球。足元、身体、頭。

 茜「目で見ちゃいけないんだ。心で……上からの見た目!」

放った1つの球に茜の気持ちが向くと、方向を変えて飛んでいった。

 葡萄は向かって来る順に自分の球を当てていく。最初の様に遠隔する1つが上に飛んだ。

茜がかろうじて遠隔出来た球は横に飛び、引き返してきた。

葡萄の放った球が茜に向かって来る。茜が横に遠隔した球が葡萄目掛けている。

 葡萄の球は茜の肩に当たり、茜の球は葡萄の脇腹に当たった。

萌黄「そこまでっ!これはほぼ引き分けね。獣神達は何か有る?」

躑躅「火の者の遠隔はまだまだ未熟。土の者はもっと周囲にまで感じられなければならない。」

 萌黄「じゃあ次は私達ね金糸雀。」

金糸雀「はいっ、お願いします。」

 萌黄と金糸雀が離れて向かい合う。

 萌黄が先に球を放った。しかも数個の球。それをそれぞれ遠隔して金糸雀に向けてきた。……が、金糸雀はそれを察して応じる。

放たれた球は全て飛び散り、金糸雀から数個が萌黄に向かった。金糸雀はさすがのスピード。その後からも数個を放っている。 

 向かって来た球を連続して放った球で散らす萌黄。その後には操っている球が左右から萌黄に向かっている。

萌黄「スピードが追いつかない!」

両手から放たれた球が命中する中、交わした球が萌黄の脇腹に命中した。

萌黄「ううっ……。ダメだー。金糸雀のスピードには全然敵わない。」わざとらしく倒れる萌黄。

 茜は萌黄に駆け寄る。

茜「萌黄!大丈夫?」

萌黄「うん。気の球だから大丈夫―。」ケロッとして答える萌黄。

金糸雀「まだこのスピードなら対処出来ます。」

葡萄「金糸雀さんに分が有りますね。」

萌黄「ううっ負けたー……ぐふっ。」大袈裟に倒れる萌黄。

茜「金糸雀、今度は私が。あなたのスピードを体験したい。」

金糸雀「はい、分かりました。……で、私はどうしたら?」

茜「位置に立ったら私に向けて気の球を放って。幾つでも出来るだけ。私は交わせるものは交わして、弾くものは弾くわ。」


 金糸雀「茜さん、いきます!」

直接茜目掛けて数個が向かって来る間に、すかさず別の球の連続。

 茜は感じたものの順に弾いていた。金糸雀は容赦なく続ける。

上下左右からの遠隔。間髪入れずに向かって来る数個。

茜は同じ様に感じた順に弾いて行ったが、やはり金糸雀のスピードには追いつけないのか、避ける事で逃れたりしたが、結局は数個が足元を捉えた。

 葡萄「はいっそこまでです!茜さんの猛攻も凄かったけど、金糸雀さんのスピードは行方を見失う程でした。」

萌黄「どお?茜。金糸雀のスピードを感じた?」

茜「ええ、これは鞭のスピードどころではないわ。途中から見失ったもの。」

葡萄「ええ〜〜〜。途中から⁉︎と言う事は途中までは見えてたんですか⁉︎」

茜「遠隔して操った球に気が向かなかった。それで見失ったわ。」

葡萄「ぼ、僕はもっと修行が必要ですぅ……。」

萌黄「私は葡萄とはアークの力を加えて手合わせしてもいいわよ〜〜〜。どお。」

葡萄「無理です師匠!」

 と、そこへ割って入る躑躅。

躑躅「光の者。我に向かってはくれぬか?火の者には技召の速さを学ばせねばならん。当然、其方はアークの力を添えて構わない。」

金糸雀「まさか!躑躅、アークの力を添えて放っていいと言うの?」

躑躅「そう申した。其方の速さを見て感心したところよ。」

金糸雀「はい、全てを込めて、お手合わせを。」

躑躅「我を漆黒の竜と思って向かって来るが良い。其方の技召の速さを見たい。」

 宙に舞った躑躅は技召を金糸雀に向け吐いた。慌てて避けながら黄金の技巧色の単連弾が躑躅に向けられた。舞いながら金糸雀を伺う躑躅、その動きに合わせて次々に黄金に包まれた単連弾が向かっていく。

そのスピードたるや瞬きの間の事であった。それでも交わしながら舞う躑躅。アークの力が入っている技召であれば、当たればそれなりの傷を負うが躑躅には当たらなかった。

 躑躅が金糸雀の側に降りて来る。

金糸雀「躑躅。まだまだ私のスピードでは当てられません。」

躑躅「光の者。其方は防御技召を持たない。しかし今の其方は十分身を守れよう。其方に一つ教えておこう。動きが見えたならその先まで考える事、先を読み取る力を身に付けるが良い。」

金糸雀「動きの先読み。技召しながらはとても難しい事ですが、これから先、身に付けられる様頑張ります。ありがとう躑躅。」


 萌黄「ほらねー。獣神の手加減にでも付いて行けるのは金糸雀だけよ。防御の為の攻撃って事よね。」

錫「風の者には出来ない技召の速さよ。かなうはずはない。」

萌黄「はいはい。錫に手加減してもらっても怪我するんだから、私なんかペーペーよ。フンっ。」

籐黄「ならば風の者。我が手加減して手合わせしても良いが?」

萌黄「だから光のあなた達には敵いません!!」




修練、其のニ


 昨日の日中の修練は、茜にとって身になったのかどうかは疑問のまま終わった。そして翌朝、茜が躑躅に収まり国王に面会に向かうのだった。

 茜「躑躅、城の正面に降りて。」

躑躅が降り立つと、胸の紋から茜が出てくる。技巧の書を取り出すと、躑躅を技巧の書に収めた。

茜は躑躅を書に収めると、正面の扉に歩を進めた。扉の両側には衛兵が立っていたが、その衛兵達は茜を知っている。

 衛兵A「茜殿ではないか。あなたは以前から使い手様だったのですか?」

茜「いいえ。でも今は使い手として選ばれました。国王様にお目通りを願いたくやって参りました。」

 茜は以前受け取った手紙を衛兵に見せた。

衛兵B「お入りください。茜ど……いえ使い手様。国王様はちょうど奥の玉座の間に居られます。」

茜「ありがとうございます。」

 中へ通され、玉座の間へ歩いていった。そこの扉にも衛兵が立っている。

茜「国王様にお目通りを。」

 扉が開けられ茜が通された。

少し離れた壇上の玉座に国王が座っている。両側には衛兵が立っているのも見えた。

茜「夕紅 茜です。手紙を頂きながら直ぐに伺えず申し訳ありませんでした。」

国王「其方には感謝している。衛兵達は一層の士気を持って日々過ごしている。乗馬や剣の修練にも活気が出て賊達はしばらく見なくなった。……して茜。今日は私に会いに来てくれたのだね。」

茜「はい。それから国王様にお話があります。今までの国王様のお計らいには感謝しております。ですが、今後の賊退治に直接協力出来なくなりました。」

国王「それは急な話。何処かの地へ旅するとでも?」

茜「国王様からの招待の手紙を受け取ってまもなくの事。私は使い手として選ばれました。賊退治には参加せず、今後は使い手の使命を全うする為、行動致します。それを伝えに参りました。」

国王「何と。茜は使い手様に選ばれたと申すのか。」

茜「その為に賊退治からは退きます。ですが、このジャニオン王国は私の故郷。この地を中心に使い手として過ごしていきます。」

 茜は技巧の書を取り出し、国王に背を向けると、

茜「躑躅、召喚!」玉座の間に響き渡る声で躑躅を呼んだ。

 現れる獣神躑躅、茜は国王に向き直ると、国王や衛兵達は驚きの表情で声をあげた。

茜「この通り。獣神を従え、使い手として生きていきます。この国の何処かの街に悪意が強くなると、その悪意の化身である漆黒の竜が現れます。私達使い手はその竜の殲滅を使命としています。」

 躑躅に向かうと書に収めて、再び国王に向き直る茜。

国王「王家代々も使い手様は知っている。茜、いや使い手様。こちらへ来てください。」

 茜は国王の居る壇上に上がる。

国王「さぁ、こちらへ。この玉座の裏です。」

 茜は言われる通り、玉座の裏に歩み寄った。すると床が輝き始めた。火の紋章だ。

茜「これは火の紋章。今の私の紋章と同じ。」

国王「先代の王の時代、まだ私が幼い頃の事。国内はそれは平和で、人々は何の問題も無く暮らしていたのです。そこへ他の大陸から来た悪党共が、衛兵を装って侵入し、この城を襲撃しました。相当数の人数だったと聞かされていました。私は母と城の見晴らしの塔の上に逃げ込み、その時、空を数体の黒い竜と対峙する使い手様を見ていました。赤い光を放つ球や円盤の様なもので竜は全て八つ裂きにされたのです。城内にいた悪党達は全て消滅しました。直ぐに使い手様に感謝をと、ここ玉座の間に招きました。その時使い手様は、国の平和が脅かされる様な事が有った時、印に願ってくれと言い、紋章を記して帰られました。ですがそれ以来何事も無く、ジャニオンは平和な時を過ごして、すっかりこの印の事を忘れていましたが、あなたに会って当時を思い出しました。」

茜「国王様、私はいずれこの地を出る事になっても、また戻るでしょう。私の故郷ですから。」

 2人は玉座の裏から歩いてくる。

国王は玉座に座り、茜はそのまま壇上を降り、振り返る事なく城を出て行った。

茜は、さっき通してくれた衛兵に会釈すると、前庭まで歩き躑躅を召喚、紋に収まって飛び立った。



修練、其の三


 一晩中降っていた雨。

雨は明け方には止んでいた。葡萄は山の中、雨がしのげる場所を見付けて渋紙と夜を明かした。

葡萄「綺麗な虹が掛かってるよ渋紙。」

渋紙「あの丘からは離れているが今日はどうするのだ?」

葡萄「雨上がりだけど茜さん達はどうするのかなぁ……。」


 茜はテーブルで技巧の書を読みながら寝てしまった様だ。

茜「痛たたた…。雨音が心地良くて寝てしまったわ。」

 萌黄と金糸雀はまだベッドで寝ている。

 茜は湯を沸かす為にキッチンのストーブに火を点けた。

茜「使い手に慣れるまで大変だわ。」

ストーブの近くに椅子を持ってきて座る。

膝抱えてストーブの炎を見ていた。

茜「私は火の使い手……。」

茜は自分の掌を見つめる。赤く柔らかい技巧色の気の球が現れる。

もう片方の手で触ってみた。

茜「これが私の気……。」

 気の球にアークの力を込める。柔らかい技巧色はどんどん濃くなり、揺らいで見えた。

もう片方の手で触ると……。

茜「熱っ!……火傷する。……他の使い手の場合はどうなんだろう。風、光、土……。淡藤さんは氷。使い手皆んな、術の効果も違うんだわ。」

 すると起きてきた萌黄と金糸雀が茜を見ていた。

萌黄「おはよ、茜。」

金糸雀「おはようございます。」

 茜はハッとした後、掌の球を消した。

萌黄「朝から何か考え事?掌の球を見つめたりして、どした?」

金糸雀「何か心配事でも有りますか?」

 3人はテーブルを囲み紅茶を飲んでいる。

茜「使い手の術の効果。ちょっと気になってた。気の球にアークの力が込められると効果が発揮される。私は火の使い手。小さな球だけど火傷する位熱かった。」

金糸雀「茜さん、触れたんですか?」

茜「うん。気だけの球は触れても自分の気だと感じるだけ。なのにアークの力を込めたら、色が濃くなってきて揺らぎ始めた。それをちょっと触れてみたの。」

萌黄「触れた手が熱かったのは当然。火の使い手のアークの力だもん。……さてここで問題。球を出した掌は、何故熱くならないか?」

茜「……分からない。何故?」

萌黄「じゃ、金糸雀。」

金糸雀「アークの力が込められると、浮かんだ状態だから……でしょうか?」

萌黄「浮かんでるのは確かよ。気の球とアークが込められた球の違いは何かな?」

金糸雀「気の球は中は空洞。……あっ分かりました。アークの力を込めたら空洞じゃ無くなるって事ですね。」

萌黄「その通り!アークの力を込めたものは塊。球じゃなくても、厚さと強さが加わって、アークの力が動いているんだよ。」

 そう言うと萌黄は掌に気の球を作る。萌黄の技巧色グレーの球が現れた。

萌黄「気だけの球は掌に付いてる。よく見てて。アークの力を込めるわ。」

淡いグレーの技巧色は徐々に色濃く変化していく。もう掌からは離れ、渦巻く様に揺らいでいる。

茜「確かに、掌からは離れてるし、渦巻いてるみたい。」

 茜はつい触れようとした。萌黄は慌てて茜の手をはたく。

萌黄「ダメ!茜。手が切れる。」

茜「あ、ご、ごめんなさい。」慌てて手を引っ込めた。

金糸雀「そっか、萌黄さんは風の術。風の力で切れてしまうんですね。私の場合は見ていられないくらい眩しくなったりしますが。」

萌黄「それぞれの使い手の術の成せる事よ。」

茜「ごめん……。効果が知りたい好奇心で、つい……。」

萌黄「術の効果なら想像すれば何となく分かるのよ。……火、水、雷、風、氷、土、光、闇の8能力が使い手の術。」

金糸雀「触れてみたなんて、茜さん好奇心強過ぎ。」

萌黄「私も技巧の書を読み始めた頃、同じ事を考えたの。その術で竜を退治する理由わけを。それ考えたらさすがに触れようなんて思わなくなったわ。」

茜「獣神と修練するのに怪我するのはそこなのね。」

萌黄「でも獣神達は、使い手相手にはアークの力は殆ど込められてないわ。それでも怪我をする。錫は風の術。切れるか遠くに飛ばされた。他の獣神達だったらどうなるんだろう……って思ったわ。」

茜「躑躅の技召を受けたら……大火傷⁉︎」

金糸雀「そうなりますね。籐黄の場合だと光で眼が潰れてしまうかも知れません……。でも、獣神相手の手合わせは重要です。自分の術を知れるから。」

萌黄「他の術を知る為にも手合わせしてもらう事は大切なんだよ。これは獣神達から言われる事もある。躑躅が金糸雀と手合わせした時みたいにね。」

金糸雀「自分の何が足りない、何が欠けているって教えてくれる。それは使い手の宝物なんです。」

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