遭逢、其の十九、二十、二十一

遭逢、其の十九


 茜の家に着いた3人。

葡萄「萌黄さんが、躑躅と合流したら使い手探しをするって聞いて。渋紙からは躑躅が技巧の書を継承した様だって。ちょうど僕の街の漆黒の竜退治は落ち着いたし、これからの旅の手助けとかで役に立てばと思いまして。」

 茜が紅茶を淹れて運んできた。

茜「はい、皆んな。」

葡萄「あ、ありがとうございますっ。」

茜「渋紙……って?」

葡萄「僕の獣神の名です。」

萌黄「それでこの街へ来たのね。……葡萄の気持ちは分かるけど、どうやら助けは必要無いかも。」

葡萄「どうしてですかー?しずめる竜の洞窟までは移動しながら勉強する方が良いと思うんだけど……。」

萌黄「勉強はしっかりやってるわよ。茜は既に技巧の術の項、技召の項まで進んでる。モタモタしてると葡萄なんか直ぐに追い越されるわよ。」

葡萄「茜さんはそんなに凄い方なんですか?……旅しながら向かわずに、躑躅の紋に収まれるって事なんですか?」

茜「葡萄。それは分からない。そう簡単じゃないもの。ようやく文書を覚えてきたところだから。」

萌黄「茜はね、躑躅と心で話せるの。アークの力無しで。……神通力の様な力を持ってるわ。」

葡萄「え〜〜〜。茜さん!それは凄いじゃありませんか!アークの力を授かる前から獣神と心で話すなんて。」

萌黄「躑躅が20年掛けて選んだんだもの。私もそれは十分納得済み。茜は立派な火の使い手になるわよ。」

茜「えへへ、そうかなぁ……。」


 萌黄「ところで葡萄。あれから技召は上達したの?故郷の街は少しは平和になった?」

葡萄「もちろんですよ。それに、ここへ来る前までは渋紙に気の使い方、集め方。……操り方まで鍛錬してました。」

 萌黄は掌に技巧色のたまを作って見せた。

萌黄「例えばこんな感じかな?葡萄?」

葡萄「そ、そうです(汗)。それを手から離して遠くの壁に跳ね返らせて、自分のところに戻って来る。しっかりやりました。」

 萌黄は3つの球を出して、さながらお手玉をしている。

それを見て少しひるんだ葡萄だが、

葡萄も両手に技巧色の球を出して見せた。

萌黄「凄いじゃない!進歩してるわ葡萄。」

葡萄「ありがとうございますっ。」

 茜は自分の両手を見つめながらじっと2人のやりとりを聞いていた。その掌には薄ぼんやりと、火の技巧色の小さな球が現れている。

 今までワイワイやっていた萌黄と葡萄はポカンと口を開けっ放しで唖然とした。

 萌黄「茜!気の球が出来てるじゃない!」

葡萄「……。す、凄過ぎる。さすがは選ばれし者。アークの力無しでこの能力なんて!」

茜「でもこれ以上は無理みたい。へへへ。」

葡萄「茜さん。何を言ってるんですか!技巧の書を手にしただけではそこまで出来ません!凄い力ですよ。」

萌黄「私の技召を少し見ただけなのに、もう気を集めて掌に現せるなんて……。驚いたわ茜。……使い手は自分の気をコントロールする事も重要。それが遠隔を司る力。技召を操る力よ。」

葡萄「僕なんか、渋紙にお手本を貰いながらやーっと少し自分の気を知る事が出来たんだ。茜さんはやっぱり躑躅の選んだ人だよ。」

萌黄「茜。日が暮れたらまた丘に行きましょうか。」

茜「でも移動の馬は無いわ。」

萌黄「私達は獣神の紋に収まる。茜はどうかしら?躑躅は収めてくれると思う?それとも丘まで掴んで運んでもらう?。」


 茜「ゆっくり歩いて行きましょうよ。」

葡萄「丘って、森の向こうのですか?」

萌黄「そうよ。今までは馬で向かってた場所。」

葡萄「なるほど、それで土が柔らかかったし、蹄の跡が新しかったんだ。」

萌黄「あら葡萄。何故丘や森を知ってるの?」

葡萄「渋紙と降りた場所だったから。それからは歩いて森を抜けたんですよ。その時の土の感じが分かったし、近くの木の幹に手綱を括った跡も見つけました。それが萌黄さん達だったんですね。……ところで……躑躅は今どこに?」

萌黄「技巧の書の紋に収まってるわ。茜は既に召喚―応召が出来るのよ。ビックリでしょ?」

葡萄「えぇぇぇ〜〜〜。凄いなんてもんじゃありませんよ。僕なんか……南半球の大陸に行くまで出来ませんでした。」

萌黄「今日は躑躅の許可が下りると思うの。だから丘に行きましょ。茜。」

茜「う、うん。でも私は歩いて丘まで行くわ。あの森は、馬で鞭の練習をした思い出の場所。これからは歩く事もなくなるかも知れないからさ。」

葡萄「む、鞭……。茜さんはそっち系の方だったんだ。」

萌黄「変な想像してんじゃないわよ!茜はこの街じゃ有名な鞭使いの名手なのよ。街で賊退治を仕事にしてたんだから。」

葡萄「そ、そうでしたか。それで鞭……。賊退治を……。よかった、安心しました。」

萌黄「葡萄……何が安心なのよ。アンタまた変な妄想してたんじゃないの?私が鞭で叩いてあげよっかぁ、んー?」

葡萄「い、いえ。何でも無いです。は、ははは……。」


 萌黄「よし。丘までは皆んなで歩いて行きましょ。茜の鞭の練習の話でも聞きながら。ね、茜。」

テーブルを囲んで話していた3人。そこへ渋紙の神通力が、

 渋紙「土の者、この地での大地の揺らぎを尋ねんのか?」

 萌黄が渋紙の声に気付いた。

萌黄「葡萄!一体何しに来てんのよ!大事な話をしに来たんじゃないの!もーアンタはのんびりし過ぎ!渋紙が怒ってるんじゃない?」

葡萄「そ、そうでした。すみません……。」

錫の神通力「渋紙。この地でも弱い地震が多い様だが、まだ大きな異変に繋がる事象は無い。」

渋紙の神通力「我らの居た赤道の大陸は徐々に揺れの大きい地震が起こっている。光の大陸とて同じなのだろう。」

錫の神通力「うむ。光の大陸の東に黄檗と浅葱が合流。その西の国では籐黄。南半球の大陸では淡藤が闇の使い手を探している様だ。皆、気を高めて行動している。用心して掛かった方が良い。」

渋紙の神通力「この地では躑躅に合流出来た。我らも気を高めて過ごそう。」

萌黄「淡藤さん。南半球に向かったんだ。」

錫の神通力「その様だ。籐黄に会った後に向かったらしいな。」

渋紙の神通力「黄檗が浅葱に合流して、しばらく同じ街に気配を感じるが、他の地へ移動していない。」


 茜「使い手は、合流しても長く一緒には行動しないの?」

渋紙の神通力「な、何っ!火の者よ。其方は聞こえるのか?」

萌黄「渋紙。茜は神通力程の強いものじゃないけど、心で感じ取れてるみたいなの。こうして3人の技巧の書が近いから、茜も聞き取れるのよ。」

渋紙の神通力「左様か。……長年かけて躑躅が選んだ者。しかも女性だった。その者はアークの力無しでも使い手に近い力が備わっている様だ。……火の者、今晩を楽しみにしている。」

茜「はい、今晩。」

萌黄「私も楽しみ。ねー渋紙。」

葡萄「あ、茜さん。なんて凄い方だ。アークの力を授かった火の使い手、早く見てみたい。」

萌黄「なんだかミーハーな事言ってるわね葡萄!あの時の事も話さなきゃいけなかったんじゃない!ったくホントのんびりなマイペースは変わってないわね。」

葡萄「そんな事言わないでくださいよぅ。僕だって頑張ってるんですからぁ。」

萌黄「それじゃあ渋紙に聞いてみようかしら。アンタの成長ぶりを。」

渋紙の神通力「土の者は今まで多くの努力はしている。成長も有る。得意技召も持つようになった。風の者よ、そう攻めるでない。」


 錫の神通力「気の球だけで手合わせすると良い。風の者もまだまだ修練が必要。」

萌黄「もー。錫は余計な事言わないで。」

茜「気の球で手合わせ。私、拝見させて頂こうかしら。」

萌黄「茜までそんな事言う〜〜〜。よしっ、分かったわ。葡萄、手合わせしましょ。茜は気を感じながら見てるように!」

すっかり萌黄の心を操っているかのような茜であった。




遭逢、其の二十


 3人は日が暮れて暗くなると森の先の丘に向かっていた。

萌黄「こんなに木が立ってる所で、鞭を枝に絡ませずに操れるものなの?しかも馬の上でとかないわー。」

葡萄「動体視力ってやつですね。かなりのスピードにも目が付いていけるんです。凄いと思います。」


 原っぱに出て視界が開けた。

 萌黄「葡萄、茜からは少し離れて始めましょ。錫、召喚して。」

葡萄「渋紙、召喚。」

茜「躑躅、召喚。」

 技巧の書から召喚した躑躅は茜に語る。

躑躅「2人の手合わせ、気の強さや速度、動きを心で感じながら良く見ていなさい。」

茜「えぇ、分かったわ。」


 錫「風の者、多少の怪我は気にするな。土の者と対等に。」

萌黄「手加減はしないわ。」

渋紙「気の球だけの手合わせ。防御技召は禁ずる。あくまでも気の球の打ち合いとする。さぁ始めなさい。」

葡萄「萌黄さん、少し離れます。手合わせお願いします!」

 2人は少し距離を置き、共に両手に技巧色を現した。

萌黄は家の中で見せた様に、3つの球をお手玉の様に操る。

葡萄は両手に気の球を作った。

 萌黄「先ずは連続して向けるわよ!」

3つの球が連続して葡萄に飛ぶ。かなりスピードが有る。

葡萄は怯まずに3つとも気の球で散らした。

 葡萄「次は僕からいきますよ、萌黄さん!」

葡萄は1つを真っ直ぐ萌黄に、もう一つを上に向けて放った。

萌黄「もっと連続しなきゃ、そんなの1つの球で片付けるわよ!」

言うと萌黄は1つの気の球で、向かってくる気の球を散らすと、そのまま球を維持して上から向かってくる球を散らす。萌黄は間髪入れずに、両手から放つ。それを腕を動かしながら遠隔する。更に2つの球を上に放った。

 先ず葡萄には左右から向かって来た球が。

葡萄は左右の球を上手く散らす事が出来たが、上に放った2つに気付いていない。萌黄に向かって連続して球を放った……が、上からの気の球は容赦なく葡萄の額に。そして左右の腕を跳ねると胸元で弾けた。

 渋紙「そこまで!葡萄。其方はまだまだだな。風の者が続けて球を作り、上に放ったものが見えておらん。いや、球を作った事を感じていない。だから上に放った2つに気が付かなかったのだ。」

 葡萄は胸で散った球で少し衝撃があったようで、うずくまっていた。

萌黄「葡萄、大丈夫?胸に当てる時に気を強めてしまったみたい。ごめん……。」

起き上がると言った。

葡萄「大丈夫です、萌黄さん。僕がまだ未熟だから、多くの数の球に集中出来ていなかったんだ。僕まだまだだね。……左右からの2つしか感じてなくて、その隙に上に上がった2つには気が付きませんでしたよ。さすがです。」

渋紙「ほう。土の者がそこまで分かっているなら助言は無用だ。」

錫「如何にも。土の者は多くの気を感じながら動けるようになればよい。風の者。其方は気の強さを維持したり、変化させる事を身に付けよ。」


 少し離れて見ていた茜の横では、躑躅が横たわっていた。

躑躅「火の者。聞こえるか?」

茜「ええ、聞こえます。」

躑躅「其方は2人の気の球の行方は追えたか?」

茜「つい、目で見ようとするのが先走って、葡萄と同じ結果だったと思うわ。萌黄が上に放った2つは感じられなかった。もしあれが技召だったら……死んでしまったでしょうね。」

躑躅「左様。2つを直接向けて放った時、直ぐに2つを作る。向かって来る方だけに自分の気を向けるから気が付かんのだ。別方向から見ようとする、上から見ようとする。さすれば動きは捉えられる。直ぐに2つの球を感じたら、交わす為に移動するのか球で応じるのかを判断せねばならない。気を早く感じる事が近道となる。」

茜「ありがとう躑躅。目に、心に焼き付けておく。あなたの言葉と一緒に。」

躑躅「忘れずにいるだけで今は良い。」


 2人と2体は茜の所に戻ってきた。

萌黄「茜、どう?少しは見えたかしら?私もまだまだね。葡萄はもっと頑張らなきゃだし。」

葡萄「集中力と周りの気を多く感じ取れる様に頑張ります。」

茜「葡萄。うずくまってたけど、大丈夫?」

萌黄「それは私の気のコントロールの甘さなの。両腕を弾いてから強さが変わってしまった。まだまだ私もダメ。」

茜「2人の手合わせ、点数を付けるならどの位?」

錫「風の者は8、土の者は5といったところ。」

渋紙「如何にも。風の者は強さを維持する事。これはアークの力も同様なり。土の者は自分の気以外の周囲の気を知るべし。」

 茜「厳しい修行になりそうだわ……。」

茜は大袈裟に肩を落としてみせた。

萌黄「大丈夫よ茜。修練には付き合うわ。何なら葡萄にもやらせる。」

躑躅「漆黒の竜を忘れるな。更には大地の事を気に掛けるべし。我が3人まとめて修練の手合わせをしても良い。」

渋紙「我も同じ。其方達の修練の手合わせに、アークの力を込めても良いが?」

茜「ダメダメ。そんな修練したら死んじゃう。」

錫「火の者よ。我らの1の力も加えん。死にはせん。」

萌黄「で、でも、獣神相手の修練は怪我も有るわ。手加減してもね。……繰り返しやらなきゃ身に付いていかない。覚悟して修練しなきゃね、茜。」

茜「力を授かったら、使命の為の修練。」

葡萄「身に付いた事を磨く鍛錬も忘れずにやってくださいね。」

萌黄「アンタが言うなアンタが!」

葡萄「す、すいません!師匠。」

茜「皆んな、今日はありがとう。参考になったわ。」

 躑躅はゆっくりと起き上がると、

躑躅「火の者。支度は済んだのか?」

茜「もう終わったわ。でも、この街では賊がまだ居る。それが少し気掛かり。」

渋紙「ならば火の者。我と土の者がこの地に残っていよう。」

葡萄「茜さん、渋紙の言う通り。僕がここで過ごす。」

萌黄「私も……と言いたいところだけど、ここは躑躅に同行したい。錫、あなたの意見を聞かせて。」

錫「ここから南半球の大陸に向かった国に白藍が向かった様だ。我らはその西に向かうのが良い。しばらく使い手が立ち寄っておらん国だ。」

萌黄「茜、1人で大丈夫?」

茜「躑躅がついてる。大丈夫よ。」


 躑躅「錫。先ずは白藍に合流するまで共に向かおう。」

錫「良かろう。」

萌黄「葡萄、決まったわ。ここは任せた。私達は出発ね。……それでー……。躑躅、どうするの?」

躑躅「決まっておろう。錫と南半球の大陸に飛ぶ。」

萌黄「……だって、茜。良かったわねー。」

萌黄は茜に抱きついた。

萌黄「躑躅が紋に収めて飛んでくれるわー。」

茜「本当に⁉︎……躑躅、認めてくれるの?」

萌黄に抱きしめられながら躑躅に聞いた。

躑躅「鎮める竜の洞窟まで飛ぶ事も良い。英気を養えたと申したであろう。」




遭逢、其の二十一


 南半球の大陸を縦断し、ようやく闇の使い手の居るザイラル国に入った淡藤と白藍。

日も暮れて、港は夜の静寂しじまに包まれている。

 淡藤は白藍の羽休めの場所を、飛びながら神通力で話していた。

淡藤「核の山脈に沿ってやって来たが、この国も山脈に隣接しているのだな。」

白藍「うむ。その様だ。闇の者は海。多分港であろう。強い気配。かなり強い気の力を持っている。」

淡藤「闇の使い手は防御技召しか持たないと聞いたことがある。使い手唯一漆黒の竜に破られぬ防御。その為に気の力も強いのではないか?」

白藍「近付けば気配を感じ取れるであろう。闇の者の気配の側で降りようぞ。」


 フェルドの街、港の隅の船を棲家に過ごしている闇の使い手、烏羽ヘリウスはキャビンでくつろいでいたが、白藍の気配を感じ、キャビンを出た。

岸壁に降り立った白藍と胸の紋から出てくる淡藤。

岸壁に上がり迎える烏羽。

淡藤「闇の使い手だな。私は氷の使い手、劉抄 淡藤。そして獣神白藍。」迎えた烏羽は獣神を召喚する。

烏羽「闇の使い手、烏羽ヘリウス。獣神は紫紺。して私に用が有っての事だな?察している。あの時の事。」

淡藤「如何にも。やはりこの地でも何か異変が現れたか?」

烏羽「地震が多くなった。大地の揺らぎが始まっているに違いないと感じている。」

淡藤「私も北半球の大陸、レマート国に身を置いていたが、胸騒ぎがしてな。使い手を訪ね回って来た。途中雷の使い手と手分けしてこの事を伝えに回っていたが、君で最後。あとは常に気を配っていてくれればいい。」

烏羽「この街は漆黒の竜が多く現れる。あの時が来たら竜を消すのに手間取るかも知れぬが、その時は、出来る限りの竜を消し去り、核の山脈を越えよう。」

淡藤「あの時が来て、近くにいたら手助けに来よう。ではあの時が来たら、また会おう。」

淡藤は白藍に収まると飛び立った。神通力での今後の行き先を話し始めた。

淡藤「さて、山吹も2人目の使い手には合流出来た様だ。我らはどこに身を置こうか?」

白藍「火の者が鎮める竜の洞窟を目指すはず。今、躑躅には錫と渋紙が一緒。まだ街を出てはいないが、この先其方に任せる。」

淡藤「躑躅は北半球の東。鎮める竜の洞窟に向かうならば、真っ直ぐに進むとして、南半球の大陸の北東の何処かから上陸だろう。ここから北東の国に入るのはどうだ?火の者の上陸も感じられるかも知れない。」

白藍「良かろう、氷の者。ならば北東へ飛ぶとしよう。」


 闇の使い手、烏羽と会ったザイラル国を立ち、北東に飛んだ白藍。南半球の大陸の北東に位置するジアロック朝に向かっていた。


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