第2話

未知は僕の大切なひとだけど、未知にとって僕はただの友達

家族にはなれないし、ずっとそばにいることも出来ない

何かあった時、1番に呼ばれるのは僕じゃない誰か

病気になったり、倒れてそのままでもお互いのことを知らないままかもしれない


それが恐くて、ただ恐くて仕方がない

必要とされてないと価値などないのに


「そんなことないよ」と言われる度に、浅く傷つくことを言えないまま、明るい人のふりをして今日も


君の好きなところへ一緒に行くだろう

呼ばれてなくても駆けつけるだろう

いつだって連絡は僕からするのだろう


親父は言う

お前はいつだって、優しすぎる

それも好きな奴なら尚更気持ちを乗せすぎる

相手にそれが受け止められないことを知るべきだ

興味がない奴と、好きな奴の間の情熱でいいんだ

誰に対してもな

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