第9話…エピソード4…シベリア開発

第9話…エピソード4…シベリア開発


1370年10月上旬の月曜日午前10時…マンガゼヤの交易店


アドルフは今後の開発計画を立てた。拠点は出来たが、


もっともっと先住民との距離を縮めたい。


ノヴゴロドの元貴族たちで河川賊ウシクイニクに姿を変えた者や


元のシバン系残党、元チュメニ・ハン国の王族たちなど敵も一杯いるし、


先住民と友好関係を保つ必要がある。


アドルフは小中高の一貫校、病院、無料宿泊所、無料の


キャラバンサライ隊商宿を建設することにした。


コークスの販売利益でなんとかなる。


アネックに教師と医師・看護婦の派遣を頼んだ。


折返しジョチ・ウルスから返答が来た。アドルフをシベリア総督に任命する。


アネックはチュメニ・ハン国のハンとする。


各地に交易拠点を建設し、小中高の一貫校、病院、無料宿泊所、


無料のキャラバンサライ隊商宿を建設せよ。


他にも必要と思う施設を建設せよ。費用はアネックに出させる。


交易で得た利益のうち1割をアネックに、1割をジョチ・ウルスに差し出せ。


アドルフとアネックは謹んで拝命した。


アドルフはアルハンゲリスクにも同様な施設を建設した。


高床式の鉄筋コンクリートの固定住宅も2,000戸建設し、蒸気スチームを通した。


コークスに代わる燃料の必要性が高まった。


イヴァンナが素晴らしい案を出してきた。


ママイの陣地に居たとき、天然ガスを液化してそれを燃料に使うと


教えてくれた男が居た。その男を紹介する。


アドルフは喜び、早速呼んできて貰った。アレシュ35歳。


リトアニアの技術者でイヴァンナの従兄弟である。


彼の仲間たち100名を高給で雇い、計画を練って貰った。


年俸は金のインゴット10枚である。アレシュ35歳には100枚支払った。


ヤマル半島やペチョラおよびチンギチュラで天然ガスが採取できる。


それを液化してタンカーで運べば良い。


液化する施設をマンガゼヤ、ウフタ、チュメニの3ヶ所に建設しよう。


アドルフがタンカーには異論を唱えた。


夏以外は運べないし、必要な冬に全然入らないのは致命的だ。


工事が大変だが必要な都市とマンガゼヤ、ウフタ、チュメニの3ヶ所を


パイプラインをつなごう。パイプライン建設はアネックさんと兄貴に頼もう。


アドルフは計画を早馬でアネックとアドリアンに知らせた。


ほどなく連絡が来た。パイプラインはジョチ・ウルスですべて建設する。


お前たちは天然ガスを採取し、速やかに液化せよ。


1370年10月上旬の火曜日午前10時…マンガゼヤ


建設は部隊に任せてアドルフは女たちと一緒にイヌワシ猟及び


漁労ぎょろうを楽しんだ。


アドルフとトゥルンベク、イヴァンナ以外は見事な腕前だった。


アドルフはアンジェリーナとアガタに手取り足取り教えてもらい


大分上達した。トゥルンベク、イヴァンナの2人も


馬に乗る技術は持っていたので騎射を練習していた。


1370年11月下旬の日曜日…アドルフたちの固定住宅


工兵部隊は諸施設を建設途中だ。あと1ヶ月位ですべて完成する。


アレシュ35歳を紹介してくれたお礼を云おうとイヴァンナの部屋を訪れた。


イヴァンナは読書中だった。詩集を読んでいたようだ。


アドルフも詩は好きだが詩集は読んだことがない。


手代をしていたから読み書きは出来るし得意な方だが


詩集までは手が届かなかった。もっぱら実用的な本ばかり読んでいた。


リトアニアに住んでいる時、親方の奥さんがペルシャの人で良く


ルダキーの詩を朗読してくれた。


親方にはいつもいじめられたが奥さんはいつもかばってくれた。


今頃どうしているのかな。ふと奥さんのことを思い出して寂しくなった。


イヴァンナにお礼を云って、お返しに手製のスケート靴を一足プレゼントした。


イヴァンナは初めて見るようで「これは何なの。どうやって使うの?」


と聞いて来た。


これはネネツの人たちがトナカイを使って猟をするときにソリを使うだろう。


ソリに付いている鋼鉄の金属製の刃ブレードを靴用に短くしたものなんだ。


イヴァンナ「滑ってみたいな。アドルフ教えてよ。」


それじゃ全員に教えるよ。


女たち全員を呼んでスケート靴を渡し、全員で滑ることにした。


近くの凍りついた湖で滑ることにした。


騎馬の上手なものは直ぐにコツを覚えてスイスイと滑っている。


トゥルンベクとイヴァンナが少し手こずったがなんとか滑れる


ようになった。狩猟で役に立つかどうかはみんなに聞いてみない


とわからないが、通学とか遊びでは十分に役に立つ。


学校の先生5名とお医者さん5名は直ぐに手配が付いて勤務はまだ


だけどすでに赴任している。校舎と病院が出来たら早速開校・開院だ。


先生たちも器用に滑っている。楽しそうで何よりだ。


今日だけはアネックやエルダ、ダーニャも来ている。


アネックは大喜びで「アドルフ。お手柄だ。


早速サイズ別に大量に造らせよう。お前は何かと役に立つ。


さすがわたしの夫だ。アドリアン様も喜ぶだろう。


モスクワやサンクトペテロブルグでは飛ぶように売れるぞ。


お前は戦よりも発明に向いていると思う。」


随分褒められたが内心不満だった。


アドルフは戦が上手だと自負しているからだ。


まあまた能力を示すチャンスがあるだろう。


近々戦争が起きるとアドルフは読んでいた。


★一盗二婢三妾四妻…閨房の楽しみ…スネジャーナ編①


朝食をラガド、ラーニャ、ラドミラと摂っていた時、スネジャーナとライサが


闖入ちんにゅうしてきた。


ラガド、ラーニャ、ラドミラの3人が追い出そうとしたが


私たちも側室だ。アドルフと同衾どうきんする権利がある。


これはスネジャーナ伯母とライサ伯母の言っていることが正しい。


アドルフは招き入れた。朝食後は伯母たち2人と同衾どうきんすることにした。


マンガゼヤに到着するまでの船旅は全員の部屋でゆっくりすることに決めた。


ライサ伯母の寝室に3人で行き、薬酒と蜂蜜酒を呑みながら色々語らった。


5歳のころからリトアニアに手代奉公に出されていたアドルフは伯母さんたち


とは疎遠だったので今まで話をしたこともなかった。


どことなく母と雰囲気が似ていて懐かしい感じがした。


スネジャーナとライサにとって幼い甥のアドルフは可愛いと思うと同時に


面映い感じもする存在だった。アドリアンは若いが男らしく頼もしい男だった。


抱かれることにそんなに抵抗はなかった。アドルフは違う。


近親相姦の4文字がつきまとい、相手の幼さも2人の心を苛む。


最初この話が来た時断りかけたが、アドリアンの一言


「アドルフを助けてやってくれ。アドルフは苦労してきた。


れっきとしたチンギスえいなのにふさわしい待遇を受けてきていない。


せめて交易商人として一人前にしてやりたい。あいつが悪い女に引っかからない


ようにお前たちの手で男にしてやって欲しいのだ。」


こう云われると断りきれない。


結局来ることにしたが来てみたら古手はほぼ全員側室で来ているではないか。


図々しいことにラガドなどは先に手を出して独り占めにしてしまおうという魂胆だ。


こういうことを黙って許すわけにはいかない。独占するなら私たちが独占しよう。


2人は決意してやって来た。アドルフは無邪気に喜んでいる。


まずライサがアドルフを全裸にして天狗の鼻をくわえかけてデカさに


びっくりしてひっくり返った。最初の全員でしたときの2倍はある。


くわえたりしたらあごが間違いなく外れる。


アドルフに恐る恐る尋ねると「ラガドさんに云われて朝晩鍛えているんだよ。


こんなに大きくなっちゃたんだ。これ以上大きくならないらしいけど。」


アドリアンよりも長くて太い。硬さも極端に硬い。


スネジャーナは「このまま入れると壊れる女も出てくる。


この天然ゴム製の托子たくしを天狗の鼻の根元に装着させよう。


軟膏を塗った厚さ5cmの天然ゴム製の托子たくしを天狗の鼻


の根元に装着した。アドルフに説明した。


お前が全力でピストンすると女が傷ついて死ぬかも知れない。


お前の物は長くて太すぎる。これをはめて全力でやりなさい。


スネジャーナが69の体制でアドルフの天狗の鼻をくわえて舐めしゃぶり、


アドルフに自分の姫を思う存分舐めさせた。


ライサと入れ替わり、アドルフはライサの左足を右肩にかけて、


天狗の鼻をライサの姫の中奥深くにゆっくりと入れた。


托子があるので鼻先がちょうど壁にとんとんとあたるくらいの良い位置に


納まりライサは満足した。ゴムの托子が柔らかくライサの姫のトンガリ帽子


をトントンと刺激してライサは十突きほどで情けなくも逝ってしまった。


アドルフが本格的に突き始めるとライサはひっきりなしにわめき声を


張り上げて何度も何度も絶頂し、我慢できずに啼き喚き出した。


「もう駄目!逝く逝く!私また逝くわ。許して、お願い。


そんなにされたら逝く逝くまた逝くわ!」


やむなくスネジャーナがライサと交代した。


アドルフはスネジャーナを上に乗せて平気な顔をして徹底的に


スネジャーナを攻めに攻めた。


スネジャーナは逝くまいと我慢に我慢を重ね続けたがとうとう限界が来て、


大きく身体を飛び跳ねるやいなや出せる限りの声で大絶叫して三十秒


くらいの長時間の大絶頂を味わい、無我夢中でアドルフに抱きついた。


アドルフは勇気りんりん大張り切りで自分は一度も逝かずに


スネジャーナを何百回も逝かせて今日のケリを付けた。


アドルフは天然ゴムの托子の効果を初めて知り、


スネジャーナに後で100個ほど造らせた。


★一盗二婢三妾四妻…閨房の楽しみ…ライサ編①


スネジャーナが出ていったのちもアドルフは出て行かなかった。


ライサは何となく理由を察して内心嬉しかった。


この子は私のことを気に入ったんだわ。何と可愛い子でしょう。


孫くらいの男の子を可愛がるのははっきり言って楽しみすぎる。


特にこの子はアドリアンより幼くて可愛い顔をしている。


ライサはアドルフを抱き寄せて両乳首を交互に含ませ吸わせた。


アドルフは飽きもせず何時までも吸っている。


乳首を舐めしゃぶられ全身を愛撫されてライサの身体に火が着いた。


ギンギンに勃起し続けている天狗の鼻を撫でさすり、


ライサの姫の蜜壺に導いた。


直ぐに絶頂し苦しくなるのは分かっていた。


ライサは性欲に打ち負かされてどうなっても構わなかった。


アドルフは托子を着けたままでどんどん動き出し、


自信に満ち溢れた態度でライサの両足を肩に担ぎ垂直に打ち付け


ライサを徹底的に攻撃して啼きに啼かせ喚かせた。


「ああ逝く逝く!逝きます!我慢が出来ません。もう駄目。


私は逝ってしまうわ。ああ逝くう!」


ライサは大声を張り上げながら何時までも絶頂を繰り返した。


感じすぎて大暴れしながらも筋肉を引き締めるとついにアドルフは


らちを開けた。ぐったりしていたライサは


最後の気力を振り絞って丁寧にアドルフの後始末をした。


★コミ族…コミ人(Коми - Komi)はロシア、コミ共和国のペチョラ川、


ヴィチェグダ川 (北ドビナ川支流) 、スイソラ川、メゼン川流域 (北方系) 、


およびカマ川上流の地域一帯 (南方系) に住むウラル語族フィン・ウゴル系


民族。別称ズイリャン Zyryan。人口約 39.5万


コミ人はマリ人やウドムルト人、モルドヴィン人と共通の祖先をもっており、


6~7世紀ごろまでに民族が分かれてコミ人が誕生したようです。


7世紀以降ヴォルガ・ブルガールと隣接することになります。


ただウドムルト人などとは異なり、より北方に暮らしていたコミ人は


その支配下には入りませんでした。11世紀に入るとロシア人の影響力が強まり、


ロシア人が建てたノヴゴロド共和国の影響下に入ります。


13世紀に入ると、コミ人の地(小ペルミ)はロシア人のノヴゴロド共和国


の支配下に入ります。


★西シベリアの征服に向けてノヴゴロドの進出②


ノヴゴロドの人たちは、十一世紀までにザヴォロチェの奥深くまで侵入し、


川岸に拠点を設けた。


そして、コミの人々に毛皮を貢納こうのうとして供出するように強要した。


ウラル西部の北欧森林地帯の先住民を支配下に置くとき、ノヴゴロド人は暴力的な


手段を使ったが、それ以後、この方法は、毛皮によって得られる富を求めて、


徹底的に採用された。


ザヴォロチェの人々を支配下に置くことは、北方ユーラシア全体の征服に向けての


単なる一歩にしか過ぎなかった。


十二世紀に始めたノヴゴロド人の大きな野望・東への進出は途方も無い勢いへと


発展したのであった。


この時、ヴィチェグダ川流域に住むコミ人(彼らの土地はペルムとして知られていた)


は、記録に残るほどの抵抗もなく、ノヴゴロドに屈服したようであるが、


ウラル山脈に近い、より北と東に住む人々は、修道院の年代記の記録者の注意


を引くほど、深刻な打撃を侵入者に与えた。


ペチョラ川流域に住んでいたペチョラの人々(サモイェード)とウラル近辺に居た


ウゴール人(今日のハンティの祖先)は、1187年に貢納をゆすりに来たノヴゴロド


の略奪者を殺した。


★③に続く


★アドルフ12歳

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