第6話…イラン攻略…エピソードⅡ

1370年1月上旬の火曜日朝5時…バグダッド城


昨夜はエリシフ・ハーフィンガルを夜伽に呼んだ。


ムジョルもエリシフも行方不明の夫や子供達及び兄弟姉妹が見つかり


大喜びしていた。カーブルで捕らえられていたとは驚いた。


捕らえて奴隷にしていた貴族達や奴隷商人は皆殺しにした。


女達はアドリアンの奴隷にした。夫達には因果を含めて離婚させた。


金のインゴット10枚与えた。夫達は黙って市内に去っていった。


一言でも文句を言うと殺されるからだ。


ムジョルもエリシフも側室だから、何処に行っても一族全員が暮らせる


立派な邸宅が与えられる。一族はアドリアンの親衛隊に加えた。


一族全員に金のインゴット10枚ずつを支給した。


バグダッドは1258年のフレグ侵攻により衰退していたが、


アドリアンは復興に本格的に取り掛かった。


破壊された農耕地と灌漑施設を完全復旧し、ベルディ商会傘下の建設会社により、


上下水道、道路、バザール、キャラバンサライ、マドラサ、モスク、大食堂、


大浴場等の諸施設も充実させた。


イスファハーンやタブリーズ及びシーラーズも同様に充実した。


今朝も何時もの時間に目覚めた。


エリシフも目覚め、アドリアンの身支度をしてくれた。ふと昨晩のまぐわいの時、


エリシフの膣が狭くしかもきつく感じたのを思い出した。勿論アドリアンのペニス


は硬く強靭なので挿入・ピストンすることは出来たのだが、ペニスを締め付ける


膣圧が強烈に高くその所為なのか何時もより早く射精したのだ。


中々具合の良い膣だ。エリシフにそう言って褒めた。


エリシフは恥ずかしそうにイスファハーンから来た女奴隷達に教えて貰って


実行しただけです。そんな効果があるとは知りませんでした。


どんな事を誰に教えて貰ったのかと聞くと、膣を狭くする方法です。


アロエ、カヤツリグサ、オグルマ、ナデシコに若干の麝香ジャコウを加え、


毛織物の布切れに塗りつけ、蜂蜜酒にひたして膣内に入れる。


また熟する前の癭瘤えいりゅう、芳香のあるフトイの花をつぶして


ふるいにかけ、布切れに塗り、ぶどう酒にひたして膣内に入れる。


これは実際に処女性を回復する。またカサマツの皮、ミョウバン、


カサツリグサを一緒に芳香のあるぶどう酒で煮込み、膣内に入れる。


布切れは蓋のある容器に入れておき、次々に取り出して入れる。


これは大変効果がある。


酢、スック、サフランを芳香あるぶどう酒に入れて沸騰させ、


麻地に染み込ませて入れると、膣が芳香を発し、また熱くなる。


野生のヒメウイキョウも大変効果がある。女奴隷達の名前は知りません。


元王族だそうです。


癭瘤えいりゅう…昆虫・線虫・ダニや細菌・菌類が寄生したり


共生したりして、植物体に異常発育または異常形態形成を起こした部分。


虫こぶ「虫癭ちゅうえい」や根粒の類。


モスクワからタガタイ9歳と未亡人の母ラマン24歳が来た。


アドリアンの子ドナート男0歳を連れて来ている。


宮殿内に邸宅と女奴隷3人及び乳母を付けた。金のインゴット200枚を与えた。


モスクワからダーギル12歳と未亡人の母ウマイマ25歳が来た。


アドリアンの子エルモラ男0歳を連れて来ている。


宮殿内に邸宅と女奴隷3人及び乳母を付けた。金のインゴット200枚を与えた。


女奴隷の人数が1,000名を少し超えた。


1,000人隊を作りスルターン・アーガーを1,000戸長に任命した。


ムジョル・サーニー及びアネック・クラグ・ジャンパー、


アリョーナ・ギヤースッディーン、エリシフ・ハーフィンガル、


ラマン、ウマイマ、ムナー34歳、ムニーラ37歳、ムルジャーニャ39歳の9人を


スルターン・アーガーの下で働く100人戸帳に任命した。


1370年1月上旬の火曜日午前7時…バグダッド城


女奴隷達に朝食の準備をさせた。


エリシフに昨日の話を教えた女奴隷を同じ100人隊に入れて


お前が隊長になるように指示した。


100人ずつ交代でアドリアンの担当に付けた。一人一人覚えるためである。


美人だけにすればいいと思うだろうが、全員美人で甲乙付け難い。


全員の色気が集中してアドリアンに向けられて来る。今日はエリシフ隊を呼んだ。


アリョーナ特製の朝食とアドリアン特製の薬酒を飲み食いしながら、


ワイワイガヤガヤと楽しく語らった。


催淫エキスも効いて来て女達も打ち解けて来ている。


半数以上の女達が一斉に昨日のセックスについて質問してきた。


エリシフさんの膣の締りはどうでしたか。狭くてきつかった。


何時もより早く射精した。エリシフの事を大変気に入った。


これからもどんどん夜伽に呼ぶつもりだ。私達が指導したのです。


私達もぜひ呼んで下さいと口々に叫ぶ。それほど云うなら今試してみよう。


1人ずつ後ろ向きに並べ。一列に並べて1人ずつ後背位で突いた。


云うだけ有って全員締りが良く最高だった。


申告した50人全部に射精したが1人5分も掛からなかった。


申告しなかった50人も試したがこれは1人10分掛かった。


合計750分掛かった。途中食事休憩を2回入れたので丸一日費やしたわけだ。


アドリアンは効果を認め、教えた50名を側女に昇格した。


金のインゴット10枚の年俸を与えた。50人の側女達に女奴隷全員の指導を命じた。


イランで捕らえた女達は全員知っているようだ。


夜伽は一番気に入ったディルシャード・ハトゥン39歳に命じた。


処刑したジャライル朝2代目君主シャイフ・ウヴァイスの母親である。


幾ら現在は奴隷の身でも以前は王妃だ。


王妃の頃からやっている訳だし王の寵愛を勝ち取るためにここまで努力する女も


珍しいと思った。アドリアンが性のテクニックを磨く理由は持って生まれた


色好みの所為だ。ディルシャード・ハトゥン39歳がやって来た。


色っぽい女でぷんぷんと香水の芳香が立ち上る。


遊牧民の女にはこういう真似は到底出来ない。


催淫エキス入りの薬酒と滋養強壮エキス入りの蜂蜜酒を呑み、


豪華な酒肴を楽しみながら語らった。


アドリアンは読み書きは拙いが、喋ることは大概の言語で出来る。


チュルク語はネイティブだし、ロシア語、ペルシャ語、アラビア語も出来る。


カリーナ達にロシア語の読み書きを習った。


ディルシャード・ハトゥンにはペルシャ語の読み書きを習おう。


口移しで飲み食いしながらアドリアンはそう考えていた。


ディルシャードは小柄な女でアドリアンの膝の上に乗ってきた。


器用に2人の衣服を脱がせてペニスを掴んで膣の中に押し込むと


華奢な身体に似つかぬ大きなお尻を前後左右上下と自由自在に


動かし快楽を貪り始めた。


子供も生んだ身体なので膣が狭くてペニスが入らないと云う事は無い。


陰部はびしょびしょに濡れており、ペニスは一撃ですぽんと膣の中奥深くに


納まった。只物がデカいのと膣圧が強いので抽送が思いに任せない。


何時もの感じでやると難しいのだ。


アドリアンはぐいと力を込めて押し込みぐんぐんと抽送した。


ペニスを押し返す膣圧と包み込み締め付ける圧力を跳ね返し、


アドリアンは勇気凛々力強いピストンを開始した。


ディルシャードはここに来て堪えられなくなって来た。


大声を張り上げて大絶頂を訴え、アドリアンの肩を強く噛み背中を


掻き毟り耐えようと試みた。


アドリアンは4浅1深の一定のペースで悠々とピストンを繰り返し


淡々と攻撃していく。ディルシャードが幾ら膣を引き締めようと


肛門の筋肉を使おうとびくともしなかった。


ディルシャードは遂に屈した。お願い。許して。此れ以上は堪えられないわ。


アドリアンは許さず更にペースを上げて大腰を振るい、


ディルシャードを責め立てた。


「もう駄目!逝くわ!逝く逝く!」と喚いてディルシャードは気絶した。


アドリアンは埒を開けて射精した。ディルシャードは子を孕んだ。

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