第1話…エピソードⅪ…冬営地キジルクム砂漠

10月上旬の日曜日午後2時…秋営地オルダバザール

★閨房外の楽しい情事

 ラガドのユルタをがらっと開けた。

一心不乱に絨毯じゅうたん刺繍ししゅう

編んでいたラガドは驚いてアドリアンを目を見開いて見つめた。

見る見るうちに目に大粒の涙が浮かんではぽろぽろとこぼれ落ちた。

 「ああやっと帰って来た。わたしの愛しいおとこが今目の前に居る。

はやくお前のデカ物を見せておくれ。」

ラガドはアドリアンに食らいついて下履きを脱がし大口を思い切り

開けてパクリとペニスを喉の奥までうぐうぐと意味不明の音を

出しながらくわえ込み舐めしゃぶり始めた。

 ラガドはそれだけに留まらず衣服を脱ぎ去りデカすぎる大尻を

アドリアンの顔に載せて愛撫を要求した。

アドリアンが懐かしい生臭いほかほかのラガドの女陰ほと

肛門の穴アヌスをジュルジュル吸いながら舐めしゃぶると

メロンのように大きい乳房をゆっさゆっさとアドリアンの身体に

擦り付けながらペニスを咥えて舐めしゃぶり心逝くまで大声を

張り上げ快楽の頂点を極め続ける。

「逝ぐ逝ぐう!!もうたまらん!逝くう!!」

ジュバジュバ、グジュグジュとペニスを大きい音を立てて

舐めしゃぶりつつアドリアンにおめこをすすられ辛抱できずに絶頂する。

そこで終わらないのがラガドの良いところだ。

大きく逝くと後ろからアドリアンの上に乗りデカ尻をどんどんと

音を立てながらペニスに打ち付け、メロンいやスイカほどもある

丸い両乳を揉みながら何度も何度もブルブル身体を震わせ

ビクンビクンと絶頂する。

アドリアンもこの嬌態を目にし耳で聞くと勇気りんりん張り切って

大腰を振るってラガドの嬌態いや狂態に応える。

ラガドは長い孤閨の寂しさを取り戻すように張り切り、

アドリアンを喜ばせた。

アドリアンもここらでどくどくどくと長い射精をラガドの子宮に

ぶちまけ、ラガドはとうとう妊娠してしまった。双子である。

10月10日後のお楽しみである。

エカチェリーナは恐らく何も言わないがラドミラはなんと云うだろう。

アドリアンは

「とうとうお前を孕ませてしまった。ラドミラに何と言って謝ろう。

ラガドお前も一緒に謝ってくれ」

ラガドは

「謝って済むことじゃない。わたしは国に帰る。そこで生むことにする。

お前も私のことは忘れておくれ」 と云う。

アドリアンは泣きじゃくるラガドの大きな身体を抱きしめて

「ラガド。良く聞いてくれ。お前を手放すつもりはまったくない。

お前を手放すくらいならラドミラと別れる」 そう言った。

アドリアンの云う言葉が一瞬理解できなかったラガド。

アドリアンはラガドを優しく抱きながら「いや抱かれながら」

ペニスをもう一度膣の中奥深くに挿入してゆっくりとピストンし、

ラガドのおめこの感触を確かめ、楽しむ。

アドリアンに愛されていることに気が付き

やっと意味を理解したラガドは嬉しかった。

出来ることなら愛を競い合う相手は娘でない方が良かったが、

こうなれば仕方ない。娘と戦いアドリアンの愛を勝ち取る気になった。

ラガドはピストンに積極的に応じて腰を動かし、肛門の筋肉を思い切り

引き締めてアドリアンを喜ばせようとした。

アドリアンはラガドの気持ちを察した。

何時終わるとも言えないピストンをほとんど永遠とも言えるような

長時間続けて2人の愛は深まった。

10月上旬の日曜日午後6時…秋営地オルダバザール

 アドリアンは夕食までの短い時間に革装備の強化を図った。

軽装騎兵はトルコ弓と軽い剣を装備する。機動力が一番大事だ。

とは云うものの革細工の鎧だけでは心もとない。

 綿襖甲めんおうこうを改良し、内側に薄い鉄板を何枚も張り、

弓矢の衝撃や剣の衝撃を跳ね返すことが8割方出来るようにした。

10月上旬の日曜日午後7時…秋営地オルダバザール

 アドリアンのアウル全員が集まり夕食を摂る。

ここでアドリアンが新しい側女のイヴァンナを紹介した。

イヴァンナが皆さんよろしくお願いしますと挨拶を終えた時、

アドリアンはもう1人の側女を紹介すると言い出した。

「ええ!そんなの聞いてないよ。誰なの!そんな人ここに居ないよね」

みんな顔を見合わせているとラガドが

「これからも変わらずよろしくお願いします」 と挨拶をした。

ラドミラが顔を真っ赤にして「嘘でしょ。お母さん。止めてよ」

ラガド「ラドミラ、本当なのよ。わたしアドリアン様が好きなの。

一目惚れなの。貴女が好きになる理由もよく分かるわ。

これからは親子で可愛がってもらいましょう」

ラドミラ「お父さんのことはどうするの?」

ラガド「離婚するわ。もう手紙を書いて出したわよ。

族長からも了解を取るためにお金を贈ったわ」

ラドミラはもう何も言えなくなった。

 アドリアンは最近冬の寒気を和らげるために地下とかに建てた固定住居には

スチーム蒸気パイプを各部屋に通していた。

蒸気を熱するのは各地域に建設したボイラーである。

燃料はコークスを使っている。

ただ移動式住居のユルタにはそれは不可能である。

代わりになるものとして炬燵こたつを各ユルタに設置した。

大人が住人くらい10人くらい座れるように作った長方形の形の

炬燵こたつだ。中は絨毯を敷き湯たんぽを10個置いている。

炬燵こたつの周囲は絨毯と綿の布団で覆っているから随分温かい。

炬燵こたつの上に長方形のテーブルを置いている。

そこで飲み食いをする。アドリアンは上席の一番奥に陣取り、

右横に正室のエカチェリーナ、左横に一番古い側女のラドミラを配置している。

たまたまアドリアンの向かいの席がイヴァンナであった。

 みんなが口論している時アドリアンは右手をエカチェリーナの

女陰ほとの中に入れ、撫で回して陰核おさねをつまみ

愛撫し始めた。左手はラドミラの女陰ほとの中に入れ、撫で回して

陰核おさねをつまみ愛撫している。

また右足をイヴァンナの女陰ほとの中に入れ、

ゆっくり撫で回し感じさせている。

怒っていた3人は段々口数が少なくなり、エカチェリーナから快感の喘ぎ声が

少しずつ漏れ始めた。

とうとう3人とも同時にビクンビクンと痙攣して逝き出した。

こうなったら話も何もあったものではない。

大乱交が始まりくんずほぐれつの大騒ぎとなりやっと収まったのは

深夜の1時頃であった。全員ぐったりとなり股を交えて朝まで眠った。

アドリアンのペニスを最後に奪ったのはラドミラであった。

10月上旬の月曜日朝5時…秋営地オルダバザール

 何時もの時間に目が覚めた。寝ぼけるラドミラを起こして身支度を手伝わせた。

今日はアドリアンたちはイヌワシ猟にでかけ、

他の者たちはキジルクム砂漠に向かう。

 アドリアンは常駐の兵隊と遊牧する者たちの2種類に分けた。

遊牧する者たちも戦闘をするが襲われたときだけである。

常駐の兵隊は5種類に分けた。

トルコ弓と軽い剣及び強化綿襖甲めんおうこう及び鉄製の兜、

革製の手袋とブーツを装備した軽装騎兵、5メートルの長槍と軽い剣

及び全身を覆う強化鎧と鉄製の兜、革製の手袋とブーツを装備した

突撃騎兵、工兵隊、兵站へいたん隊、輜重しちょう隊である。

軽装騎兵は斥候隊、偵察隊も兼務し、主力の部隊である。

女たちも軽装騎兵であるが、一番後方に位置する。

 朝からアドリアンたちは準備に追われた。

朝食を摂ってから二手に分かれて出発した。

カラガンダとルドニーへはそれぞれ専門の奴隷たちが常駐して作業を行っている。

毎月コークス500トンと鉄鋼500トンがジェンドに届く。

またセメントの材料もジェンドに届き必要な量だけジェンドで生産する。

砂、砂利、水などをセメントで固めるとコンクリートになる。

コンクリートに鉄筋を入れて鉄筋コンクリートとして使用する。

アドリアンは少しずつジェンドに手を加え始めた。軍事都市に変貌させるつもりだ。

イヌワシ狩猟と称して兵の訓練を冬の時期3月いっぱいは行う予定だ。

★注…先だってエカチェリーナとラドミラが出産した。

 エカチェリーナは男の子ヴィクトル0歳、

ラドミラは女の子アヴドーチャ0歳と名付けた。

新しく乳母を付けた。新しい大型のユルタを2戸作った。

10月中旬の日曜日朝5時…チュメニの狩場

 11月に入ると川が凍結する。そうなるまでは近場でイヌワシ猟を行うことにした。馬は宿屋に預けて犬とイヌワシを使って狩猟を行うのだ。

アドリアンはやったことがなかったがラドミラとラガドに

手取り足取り教えてくれるので大分上達した。

エカチェリーナとイヴァンナはジェベとムカリに教わっている。

 俺はエカチェリーナとイヴァンナが居ないことを良いことに、

ラドミラとラガドに悪さを仕掛けて良く怒られた。

口吸いと舌の舐めしゃぶり位はさせてくれる。

俺は一工夫してイヌワシと犬が獲物を追いかけている時、

トルコ弓で別の獲物の両目を貫いてラドミラに取りにやらせた。

そのすきにラガドに悪さを仕掛けるのだ。

何度もやっているうちにラガドの方が我慢できなくなり、

デカ尻を後ろに向けて挿入をねだるようになった。

トナカイの外套を着ているので全身を覆い隠しながらやると別に寒くもない。

ラガドも外だから思い切り大声を出せるので何時もより感じ方が

大きいと言っていた。ラドミラにも同じ様に仕掛けて結構楽しんだ。

こう云う事はラガドとラドミラが一番良い。

午後3時まで狩猟とセックスを楽しみ、ユルタを設置して食事にした。

野外のバーベキューは肉が新鮮で美味しい。馬乳酒クムスも外で呑むほうがうまい。

10月中旬の日曜日午後9時…チュメニの狩場

 エカチェリーナとイヴァンナがやって来た。

何の用だろうと思っているとイヴァンナが口火を切った。

「弓矢がうまく使えません。馬に乗るのが精一杯で

弓を撃つなんてとても無理です」 それは当然だな。

俺も無理なことを押し付けた。了解した。

 2人は同行するだけで良い。

馬車に乗って移動すれば良い。馬には乗りたいと云う。

何とか身を守る方法を考えないとな。離れて暮らしても今は安全とは言えない。

一緒にいるほうが安全だ。2人には扱いやすい軽い剣を持たせた。

トルコ弓は射程が長いので馬に乗らなくても威力を発揮する。

明日から馬に乗らずにトルコ弓を練習させてみよう。

 2人はそれで納得してイヴァンナは自分のユルタに戻った。

アドリアンはエカチェリーナに色々苦労をかけていることを率直にわびた。

これもジョチ・ウルスの大ハンになるまでの間だけだ。

俺は必ずお前をジョチ・ウルスの大ハンの后にしてみせると約束した。

★エカチェリーナ相手の閨房その①

 エカチェリーナは感激してアドリアンに抱きついてきた。

アドリアンは強く抱き返し、キスを奪い舌を絡めて舐めしゃぶった。

豊満で敏感な尻をがっちり掴んで、撫で回し愛撫した。

硬く反りくり返って、猛々しく勃起したペニスをエカチェリーナの下半身

に突きつけぐりぐり刺激する。エカチェリーナはすっかり骨抜きになり

大人しくなった。アドリアンの言いなりである。

アドリアンはエカチェリーナを寝床に連れ込み、仰向けにした。

トナカイの外套を脱がし、下履きを剥がす。

エカチェリーナは完全に無抵抗だ。

エカチェリーナのおめことクリトリスを吸いたてしゃぶり尽くす。

エカチェリーナは身体を飛び跳ね、びくんびくんと感じさせられている。

全裸になり、エカチェリーナを全裸にして上に乗っかるとペニスで

エカチェリーナのおめことクリトリスを女陰ほとがびしょびしょ

になるまで愛撫する。膣に少しずつペニスを挿入して行く。

入れたり出したりしているうちに亀頭がつるんと膣の中に入り、

エカチェリーナは逝き始める。

膣に亀頭を出し入れすると引き出されるたびに、

膣が抵抗してエカチェリーナは衝撃と激しい快楽に襲われ、

何度と無く絶頂してしまう。もう駄目だ。声が出る。

エカチェリーナは大声を張り上げて大絶頂して淫水を吹き上げる。

じゅるじゅるになったので、ペニスは大分膣の中に入った。

出し入れ出し入れを繰り返す。エカチェリーナは

「おおう!!逝くう!!もう駄目!!」大声を張り上げて大絶頂して果てる。

半身になりエカチェリーナを起こして、抱き抱えて座位で繋がる。

深く繋がり、ペニスの先が膣の壁に突き当り、子宮の付近に突き刺さり亀頭が

子宮の中に入っていく。今射精すると確実にエカチェリーナは

アドリアンの子を孕む。豊満な逞しい尻を掴んで上下に動かし、

アドリアンは大腰を使ってエカチェリーナを責める。

エカチェリーナも両足を腰に絡ませ首に両手を巻いて、腰をくねくねさせ

前後左右に動かしてアドリアンの動きに応える。

「ああいい!!」「もう逝くう!!私もう駄目。逝きます。逝くう!!」

アドリアンもどくどくと、大射精してエカチェリーナの子宮に精液を

注ぎ込んだ。エカチェリーナはアドリアンの子を孕んだことを確信した。

アドリアンは湯船に浸かり2人の身体を綺麗にした。

2人は満足して朝まで眠った。

10月中旬の月曜日朝5時……チュメニの狩場

 11月になると川と云う川はみな氷結する。

一度ヴァシュガン湿地を訪れてみよう。

此処から南東に向かえば11月には着く筈だ。

オビ川左支流のヴァシュガン川流域にあり、オビ川とイルティシュ川の間にある。

ナリムnarym地方と呼ばれることもある。

ヴァシュガン湿地には、巨大な埋蔵量を誇る泥炭があり、

炭素を隔離することで温室効果を打ち消している。

珍しいものを含む多くの地元の動物が生息している。

 沼地に生息する動物種は、トナカイ、イヌワシ、オジロワシ、ミサゴ、

灰色モズ、ハヤブサ、リス、ムース、サーブル、カッパーカイリー、

ライチョウ、ヘーゼルライチョウ、クロライチョウなどであり、

大量に存在している。

 ヴァシュガン湿地は、さまざまな昆虫、動物、魚、鳥が住む場所

と見なされている。 渡りの期間中、水鳥と水鳥は休憩のためにそこで止まる。

ハシブトガラス、ハヤブサなどのさまざまな猛禽類が沼地に巣を作っている。

 希少種の鳥であると考えられていた、

薄いハシブトガラはヴァシュガン平原上に居る。

 沼地が森や川、湖と接している場所では、エルク、ミンク、クロテン、

カワウソが見られ、ヘーゼルグラスやウッドグラスも見られる。

 ヴァシュガル湿原に由来する川の支流には、約20種の魚が見つかる。

鯛、パイクパーチ、コイ、ヴェルホフカが地元の水域で一般的になっている。

この地域の希少な魚種は、ネルマ、ペルド、ヤツメウナギ、ラフである。

 植物もクランベリー、クラウドベリー、ブルーベリーなど、沼地に豊富に

見られるベリーだけでなく、さまざまな薬草が採集できる。


11月上旬の日曜日朝5時……ヴァシュガン湿地

 沼地も完全に氷結しており、狩りにはうってつけの環境が整った。

ラガドとラドミラは巧妙に罠を仕掛け、イヌワシのメスの子を2羽捕えて

鳥かごに保護した。


 エカチェリーナとイヴァンナもトルコ弓を上手に射て

獲物を沢山獲った。視力が良いのが幸いしている。


 アドリアン達もイヌワシを使って大量に野生のトナカイを見つけ、

犬で追い込み捕獲した。獲物も大量に捕獲したが、

元々の目的は戦闘訓練である。高い木もなくこれ以上訓練も出来ないので

妻たちと部下はチンギ・チュラチュメニに引き揚げた。


 アドリアンは兵隊1万名、トナカイ1万頭及びソリ1万個を

犬に導かせてキシリクの砦に向かった。


11月上旬の水曜日朝5時……キシリクの砦

 案内人を連れてペチョラに向かった。


11月上旬の土曜日朝5時……ペチョラ

 コミ人の族長と交渉し、合意を得た。交易を奨励し、利益の3%をアドリアンに納める。その代わりアドリアンは侵略者からコミ人を守る。テムゲを軍政長官に任命した。具体的にはここに砦を築き、テムゲと1,000名の兵隊を常駐する。テムゲに年俸大金貨10枚を支給した。軍政資金として金のインゴット100枚を渡した。


 コミ族とコークス100トンを渡し、交換に大量の木材、毛皮、

蜜蝋みつろう及び木タールを得た。アドリアンはチュメニに向かった。


11月下旬の日曜日朝5時……チュメニ

 トナカイとソリを返却し、馬を引き揚げた。獲物をさばき、毛皮と肉及び内臓に分けた。馬車に積んで意気揚々とキジルクム砂漠に向かって進んだ。


★中央アジアの3大文化

 新石器時代の中央アジアに3つの広範囲の考古学的文化が形成された。

すなわち、ジェイトゥン文化とヒッサール文化およびケルテミナル文化である。


 ケルテミナル文化の担い手はアムダリヤ川下流部のアクチャダリヤ・デルタと

それに隣接するキジルクム砂漠の地域に、紀元前4000年紀後半~紀元前3000年紀

に住んだ新石器時代の住民であった。


 ケルテミナル文化の経済的基盤は狩猟と漁労であった。その集落はデルタの内側と沿岸にあった。住民は木とアシで造られ、円錐形の屋根を持つ大きな地上住居に住んだ。


 初期と後期に分かれる。初期ではフリントの細石器が多い。石刃鏃せきじんぞく剥片はくへんを骨に埋め込んだ植刃しょくじん、スクレーパー、錐などであった。土器は手捏てづくねの尖底せんていで、材料は耐火粘土や砂礫されきのほか貝や石英をつぶした粉の混じった粘土が用いられた。焼成は弱く、一様でなかった。土器の表面は波形文や山形文、あるいは丸い圧痕あつこんなどで飾られた。土器の中には、表面が赤や黄で彩られたものもあった。


 後期になると両面加工の石鏃、槍先、大型のナイフ、楔状の斧、

平底の壺状容器が現れた。住居の長さは16m,幅は14m,

同じ屋根の下に50人を収容することが出来た。

8~10個の生活焚き火跡のほか、中央にも大きな炉の跡があった。これは、いくつかの家族に分かれていた可能性を示している。このタイプの住居が3~6個の集落もあった。

デルタの住民は主として漁労によって生活していた。住居址の周辺には大量の魚骨が

積もっており、これを生魚に換算すると8~10トンに達した。網と銛が用いられ、

コイ、ナマズ、ジェレフコイ科、スズキのほか、最も多いのはカマスで、全体の80%を占めた。ほかにイノシシとシカの骨も見つかった。狩猟では唯一の家畜である

犬が利用された。

★出典「考古学が語るシルクロード史」……エドヴァルド・ルトヴェラゼ著に依る。

★アドリアン14歳、女たちの出産予定

ラガド……1365年8月上旬双子、ラドミラ、エカチェリーナ……1365年8月中旬

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