第7話

ちなみに、今私が使っている武器は初期装備のビームソードだ。

馬鹿みたいに小型モンスターは狩りまくったおかげで、替えの武器は山ほどあるのだが、初期装備よりも火力は高いのだがどうやら耐久値があるようで、私は今尚初期装備を使っている。

正直、ここまで電脳世界に順応できている自分が末恐ろしい。

実際問題、電脳世界に送られてまだ1ヶ月程しか経っていないのだ。

余裕で最前線を張っているという自信がある。

当然のようにソロだけどね。

でもやはり、ここまで短期間に先に進めているのは、純粋に私のゲームへの好奇心があるからだと思う。

こんなラノベでしかありえないような展開、楽しむしかない……!


おっと。

大事なことを思い出した。

この世界では、生理的欲求を必ずしも叶える必要はないようだ。

要するに、空腹感は感じるものの食事を一定期間取らないとその空腹感は消える。

眠気は感じるものの、寝なくても死にはしない。

実際私はさっきまで5徹だった。

現実世界でこんなことしたら余裕でぶっ倒れてしまうが、ここなら大丈夫。

試しては無いが、食欲・睡眠欲ときたら色欲が残るが、それもおそらく無視していいと思われる。

これは男性陣にとっては嬉しいことなのではないだろうか?


……まだ男が残っていればの話だけど。

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