第6話

正直全く実感が湧いてない。

残り8%の人類のうちの一人が私、それは事実らしい。

よくわかんない世界の中でも、一つだけはっきりしてることは、ある。



この趣味が功を奏したのかはさっぱりわからないけど、私は今までのモンスターとの戦闘で死ぬことなく今まで生き延びている。

正直運の要素が大きかったことは否めないけど。

ということで、ここら辺で一度このふざけた世界について知り得た情報をメモに書き残そうと思う。

当然紙など持ってるはずがないので、視界にチラつくウィンドウ上のメモ欄に。


この電脳世界は、地球上を模して地形をしていて、日本は日本、アメリカはアメリカといったように地球上と同じように大陸が存在している。

これは地図で確認したから間違いない。

およそ100kmおきくらいに大型モンスターが配置され、小型モンスターはそこらにうじゃうじゃいる、らしい。

これも地図情報。

まるっきりゲームの世界だが、レベリング制度は無いようで、レベルが上がることによる能力向上は見込めない。

ただ、元々の身体能力が2倍程度には増強されているようだ。

また、初期装備は等身が青のビームソード一本だが、モンスターたちを倒すことでより強い武器が手に入る仕様になっている。

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