第二十二話
「じゃあ、私……学校行ってくるね」と桜は制服に着替えて外に出て行く。
今までぶっ通しで桜としていた。
うららが所持していた精力剤を摂取してギリギリ耐えたわけだ。
とても、クラクラする。
頭がボッーとする。
でも、ここからが戦いだ。
「呪う……呪う……呪う………………」
涙を流しながら虚な目をしてただ下を向いているうらら。
昨日からずっと、桜に対してそればかり言っている。
そんなうららに俺は近づき、うららと同じ目線に立つ。
そして、俺はうららの髪を握った。
「なぁ、うらら?」
「呪う……呪ってやる」
完全にそれしか発しなくなったうららに俺は。
「うららもしたいだろ? だから、俺としよ」
俺がそう言うと「え?」といつも通りの目をして俺を見た。
今のうららはすることだけを考えている状態になっている。
それは、俺と桜が夜通ししたのがとどめとなっている。
なら、今ここで俺がうららとすれば、さらにうららは俺に落ちる。
何より、妊娠しているため生でできる。
「いいの!? 耕平くん!?」と涎を垂らしながら言ううらら。
あ〜あ、完全に壊れてるな。
「ああ、いいよ……」
そう言うと、俺はうららのベルトを外して俺とうららはうららが所持している媚薬を飲んで熱くキスをして、ベッドに倒れた。
○
「ただいま〜って、まだしてるんだね」
「もうそんな時間かよ……」
気がつけば、夕日が見えていた。
ざっと、八時間ぐらいぶっ通しでしていたようだ。
正直、いつ死んでもおかしくないほど疲れている。
「気持ちいよぉ……気持ちいよぉ……」
そう言いながら、痙攣しているうらら。
「完全に壊れてるね♪」
「ほんとだよ。でも、これで……」
これでうららは完全に俺のものになったのだ。
「なあ、うらら?」
「耕平くん、気持ちいよぉ……」
すると、桜が制服を脱ぎ始めて──。
俺に抱きついた。
「どうしたよ?」
「うらら先輩ばっかずるい。私ともしてよ〜今日はずっと授業中寝てたんだよ〜」
「そ、そうか……」
正直もう出ない。
もう、身体がボロボロだでも……。
「わかったよ……」
二人同時プレイなんてもう二度と体験できないかもしれない。
だから、した。
どんどんと俺の身体に依存していく二人。
その姿を見て俺は自然と涙が流れた。
お前が好きな人を二人。
俺は手に入れたんだぞ? 翔太。
○
耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平。
私の耕平くん。
大好きで、愛してる。
私の耕平くん。
私はTwitterで裏垢を作り。
援交を始めた。
早く、お金を集めるために、私は学校を休んでずっとした。
「ありがと……うららちゃん」
「とてもよかったよ」
「うんうん、現役女子高生はいいね〜」
まだ足りない。
もっとだ。
もっと、もっと、もっと。
早く、耕平くんとしたい。
「君、テクニックあるね〜」
「また、お願いします」
全然足りない。
全く気持ちよくない。
でも、早くお金を集めなきゃ──。
耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平、耕平くん。
そんなある日のことである──。
ピンポーンとインターホンが鳴った──。
珍しく、私は家にいた。
「は〜い……」と玄関を開けるとそこには……。
「先輩としたい……」
後輩くんだった。
したくない……もう二度と後輩くんとはしたくない。
だって、私が体験した中で一番後輩くんが気持ちいいからだ。
「しばらく、先輩、学校来なくて俺、してないんですよ……」
そう言うと、私を押し倒して玄関の鍵をガチャリと閉める。
「え………まだ、濡れてないって……」
そのまま……私と後輩くんはした。
○
「先輩……?」
私は息が荒い後輩くんの頭をなでなでする。
「ありがとね、後輩くん。あなたがいなかったら、完全に落ちてたわ……」
完全に耕平くんに落ちるところだった。
でも、後輩くんの気持ちよさで私は正気を取り戻した。
そうね……この子を捨てて、そのまま壊れ役を演じるとしましょ。
そのためにも、まずこの子ね……。
そして、私は笑顔で思った。
援交がんばろ〜♪
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ご覧いただきありがとうございます。
もし、よろしければ近況ノートの方も見てくれると幸いです。
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