第10話自分の歪みから学ぶこと

 書いてますが、私、人格が歪んでる。

 サイコパスに近い部分があって、他人の気持ちがわからないことが多かったし、気持ちを尊重するとか、相手を敬うとか基本的に解らなくていつの間にか相手が怒ることが多く。

 知らん間に相手にとって失礼なことを言っていたり、傷つくことを平気で言っていたりしていた。

 何でそうなったのかというと、私自身が小さい頃から尊重されたことがないから。

 何でもかんでも親のせい?と思われるかもしれないけれど、考えてみて欲しい。

 物心つく前から兄と比較され“お前は出来ないヤツ”“お前はバカ”と繰り返し言われ続けていれば心がまず壊れる。

 このダメージから回復したり防御するためには自分が鈍感になるしかない。

 鈍感になるとどうなるのか?

 誹謗中傷を受けても平気になるが、自分がするのも平気になってしまう。

 て言うか、相手が傷つくとか解んなくなる。

 だって自分基準で考えるから。自分は平気なのに相手が平気じゃないとか理解できない。

 だから友達一人まともにできなかったんですね私。

 ウチは母の考えでは“子供はすぐに堕落する。だから甘やかさず鍛えなければいけない。”体罰は可哀想だから言葉で。

 同じことだとなぜ気づかないんでしょうか?

 やっぱりあのヒトはただの○ズだったんですかね。

 その身にしみまくった教訓のもとウチは子育てするに当たり無意味に子供を中傷するような言葉は使わないようにしています。

 また、“子供は真っ白なキャンバス”などどっかの誰かが作った大嘘は信じず、子供にもいっちょ前に脳みそがついているだから自分の意志もあるし考えもある!だからちゃんと言わんとしていることを理解して気持ちを受け入れてやるべきだ。という教育方針で行ってます。

 まぁ、ぶっちゃけキツイです。

 子供の話を聞くというのはとてつもなく忍耐が必要です。

 自分の考えや趣味を押し付けないというのも同様で、これまた自分の言いたいことをグッとこらえて受け入れると言う忍耐が必要です。

 しかし、自分の考えでは発見できないものがあったりするので面白かったりもしますし、自分の考えに広がりができる。

 こういうのを育児を楽しむというものなんじゃないかと思うのです。

 まぁ大変ですがネ。

 ですが、子供の頃から尊厳を守られていないと尊厳を大事にできない人間が出来上がってしまいます。

 経験者は語る。エッヘン!


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