第9話ウチのオカンのオカシイところ3

 出てくる出てくる「貴方はイカれどころ満載の総合商社ですか!?」

 懐かしいフレーズも出てくるwww。

 割と最近のオカシイエピになります。

 さぁ大学も卒業就職活動じゃ!と頑張っているとき、できれば実家から離れたかったので遠いところに就職しようと頑張っていたときのこと

 電車に乗って新幹線でgo!と言う時に家から電話何事?と思い出てみると忘れ物があるというので引き返して見るとどうでもいい上着一枚。


 は?


 ナニこんな物のために引き返させたの!?


 コッチは電車一本遅らせたのよ!?


 母はドヤ顔"娘が風邪引くと思ってわざわざ上着を持ってきてやった感謝しろ!"みたいな。

 流石に切れて電話口で怒鳴ると逆ギレ。

 マジありえねぇ。

 その後就活は失敗し、地元でどうにかこうにか働き口を探した。

 あぁ…しょっぱい。今思い出しても殴りたくなる。

 大人になって暫く。

 私ずっと実家住まいだったのですが、ある日母の顔を見てはたと気づいた。


 ヤベェ。

 このままだとずっとコイツの顔見て生きていかなきゃならんじゃないか!!!


 恋愛?ナニソレオイシイの?状態の私、結婚願望なんてまるでなかったがこの絶望感と焦りで婚活を決意。

 一応ヤツにも言った。すごーく嫌だったけど。で、その時に飛び出しましたオカシイフレーズ。


 結婚する相手は高学歴で年収一千万以上で二十代で容姿の良い男にしろ。


 は?


 イヤイヤ結婚するの私ですし。


 そんな条件のいいヤローはよほどのことなきゃ結婚相談所来ねぇし。

 つか、そんな条件で来るってことは海よりも広くて山よりも高くて谷よりも深ぁー…い条件を相手に上から目線でグイグイ押し付けてくるに決まってんじゃん。

 何で私がそんなストレス負わにゃならんのだ!!!


 テメェが相手しろや。


 私が望むのはフツーに会話ができる人。


 長く連れ添うならこれ以上の条件は無い。


 だから私が会おうとする人全てにダメ出し。

 これにしろあれにしろと学歴フィルター全開で相手を勝手に選り好み。

 お陰で相手に会うことすらままならない。

 業を煮やして私、相談所の担当さんに相談。

 窓口にてこっそり相手を探す羽目になった。

 で、今の旦那と出会いオカンからスタコラサッサ。

 オカン、今の旦那のことも結婚する前相当ごねたが本人に会ってアッサリ折れた。

 曰く、

 曾祖父様に似ていて怖かった。

 とのこと。

 天国の曾祖父様がオカンのあまりの横暴ぶりに手助けしてくれたのかもしれない。

 ありがたや~。


 無事結婚&脱出に成功したあと、めでたく子宝にも恵まれて順風満帆。

 我が子もすくすく育ってある日のことオカンは言った。

「従姉妹の子(当時6才)は掛け算ができる孫にも掛け算!」

 お義母さんドン引き。旦那もドン引き。

 だってうちの子その時2歳児でしたからね。

 突っ込むところ多すぎて困るわぁ。

 とりあえず。

「あー…ハイハイ。」

 と流す事に。

 下手に嗜めると逆ギレするから収集つかなくなるからね。幼児相手に我々だって毎日てんやわんやなのに。アタマオカシイ婆の相手までしてられんのですわ。

 距離的に家凸の心配もないし。

 第二子の出産のときもあったなー。

 陣痛来て微弱陣痛だったもんだから痛いようなそれ程でもないようなピリピリした状態で本番陣痛を待ち構えているような状況。

 そんな中、オカン、

「大したことない。」

 もう病室でずっと連呼。

 しかも時期がインフルエンザが流行る時期だったのにマスクもせずに病院に来て私に風邪を移して帰りよった。

 インフルエンザじゃなかっただけマシだったけど。それを言ったら

 ヘラヘラ

「そうやったかなぁ~?ごめ~ん。」

 ホントアタマオカシイ。

 オカシイわぁ。

 おかし過ぎてお義母さんやお義父さんに言えなかったわぁ。

 勿論、退院した後は実家に帰りませんでした。

 帰るわけないよねぇ。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る