第6話私の人間不信の成り立ち
ここまでで既にお気づきでしょうが、ハイ、私、立派に人間不信こじらせてます。
えぇ、もう、そりゃ人間大嫌いです。お喋りもしんどい。
しかしそんなこと言っていては心が荒むばかり精神衛生上もお宜しくない。
なので、どうにかしようと中学生から足掻いていました。
意外と早い時期から足掻いてましたね。
まぁ、オカンがいるから家に引きこもっても地獄ですしね。良かったのか悪かったのか…。
先ずはどう人間不信に至ったのかというと、
最初は母。
あの人、ちょっと変なところがあって、例えば…
お風呂場の脱衣所のカゴ、洗わない服は一旦カゴに入れてと母は言ってたはずなんです。ところが翌日
「洗う服を入れてって言うたやろ!?」
ってキレる。
そんなことがよくあって言うことがコロコロ変わる。なのであんまり言う事を真に受けてはいけなかった。そんなことがあったものだから、私人の話を右から左に受け流すのが大得意。
嫌味言われても実質聞いていないから平気。
ただし、大事な話まで受け流してしまうこともあったので気は抜けない。
まぁ、これが人間不信の始まりと言うか土台となった。
でその次の段階でまた母。
そう手紙事件。
そして次の段階が前にも書いたイジメ。
中でもエグかったのは私の言うことをクラス中に伝播して自分のクラスでの立ち位置を確保していた子。
いやーヤバい。なんて奴に引っかかてたんだ。
それからまたイジメが原因で段階を登っていった。
それは、最初から私の頭のネジが数本飛んでたのか、同調圧力ってものが解らなかったのが原因だと思う。
そのせいで、クラス内での空気読めないなんていうのが多くて、学年が上がってくると女の子は服装でスクールカーストが定着してくるんだけど、服装って私の中ではどうでもいい部類だったものだからやたら馬鹿にされたりしてハブられて辛かったけど。馬鹿にされることは家の中で日常茶飯事だった私は、耐えられた。変に耐性があって平気そうにしているから周りの子たちは腹が立ったのでしょう。その頃ちょっともの取られるとかあからさまに仲間外れにされるなんて言うこともあったりした。しかし、まぁ、私、先生のハートはしっかり掴んでそれとなくチクリを入れ、先生はそれは熱心に対応してくれた。今思うと私の腹黒さ加減も相当。
それに、意外にも兄が学校まで行って虐めた奴に釘刺しに行ってくれたんで物損的なことはピタリと止んだ。
この借りがあるから兄は嫌いだけどどこか憎みきれなかったりする。
でその次にまた母。
「お前はいつまでも昔の事を!!」
これが止め。中学の時に言われた。
中学の時、やっぱり対人関係うまく行かなくてクヨクヨしてるじきがあったんだよね。そんな時にね。
うん。私、よく自殺しなかったな!頑張ったわぁ。
って感じの段階を登って“親からもまともに愛されないような私がどう人の輪の中に入っていけるっていうんだ!?”と絶望して人間恐怖からくる人間不信に至りました。
人を目の前にする時、今でも心のどこかで“私を好意的に見てくれるわけじゃない”っていう考えが張り付いてくる。
大人になった今では色々と冷静に見れるけど当時の私は必死だった。
タイムマシンがあったなら私は当時の私の頭をイイコイイコとなでてあげたい。
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