ありがてえぜ、健康




 実は夏の終わりごろから、やたらと右目に光の残像が残るようになったなあと感じていたのですが、今年の強烈な日差しが、車の運転中に前の車のバンパーなどに反射して目に飛び込んできたのが焼き付きがちなのだろうと思っていたのです。

 9月になったら多少落ち着くかと思いましたが落ち着かず。

 右目の視野の下の方の光の残像部分が、なんか水で濡れたガラス越しのように見えるなあと思うようになり、10月になってその滲んで見える範囲が広がってきたので、かかりつけの眼科受診しました。


 診断結果は、眼底出血でした。

 いやー、顔面打ったとか、高血圧とか、何も思い当たる節が無かったので噓でしょ、と思いましたが、かかりつけ眼科医の先生の先生によると、原因らしい原因が無くともなる時にはなるそうです。

 目薬で治療するのかなと思いきや、目に注射する必要があるとのこと。

「最近はいい薬あるんだよ。目に注射すると言っても細~い針で30秒もかからないから。大丈夫大丈夫」とえらく気楽な感じで言う先生。

 いやー、他に治療方法無いんですかと聞いたら「うん、無いねー。高齢者だったら他の疾患、白内障なんかもあったりするからあんまり勧めないんだけど、まだ若そうだし注射したら治ると思いますよー」とのことだったので注射をうけることを選択。

「うちだと設備ないんでやってないから、眼科のある総合病院紹介するねー」とのことで、紹介状を書いてもらい10月31日に総合病院の眼科を予約。


 総合病院の診断も眼底出血で、総合病院の女性の眼科医師には「注射しても完治するかはわからないですが」と重々しく言われました。かといって他の治療法もないとのことだったので注射を選択。

 昨日11月6日に注射を受けて来ました。


 手術室で手術着に着替えさせられ、何度も目薬を差されて手術のように注射されてきました。

 白目部分に注射されるとのことで上を向けとか下を向けとか指示があるのかと思っていましたら特にそんなこともなくズブリ。

 注射自体は30秒程度で終わったみたいです。

 かかりつけ眼科の先生が言ったように針が細いからなのか、或いは準備段階や直前に差された目薬のうちの麻酔がしっかり効いていたのか、痛みは確かにそれほどではありませんでした。

 でも、何か目に刺さってるんだろうなーという感覚はあって、ふんぐおおおおーっと気合いでその間目を動かさず耐えました。

 涙も出たかも知れませんが、溢れんばかりの目薬で医師にも看護師にもわからんだろうな、とクールに振る舞うことに。

 また、目に刺す針が近づいてくるのが見えると怖くなってしまい眼球を動かしてしまい注射する医師の手元を狂わせてしまうのではなかろうか、というのが密かな心配事でしたが、元々の近眼がひどかったせいか(眼科のかかりつけは、使い捨てコンタクトの処方をしてもらってました)、術前の目薬の瞳孔を開く作用でピントが合わなかったからなのか、目にジャブジャブと目薬を差されていて目に水が溜まって滲んで見えなかったためなのか、理由はわかりませんが、とにかく目に近づいてくる針は全く見えなかったので心配は杞憂に終わりました。


 ただ、注射後目を保護(細菌感染防護)するため、注射された右目に眼帯というかガーゼを張られたのですが、左目片方だけだと見えるのですが、遠近感が上手く取れませんで階段昇降や床のちょっとした段差につまづきそうになったりで大変です。


 帰宅後カクヨムを開いてはみたのですが、左目だけだと非常に集中しないと文字を読めず、疲れました。

 どうも私は右目の方が利き目だったようで、無意識のうちに脳が右目で見よう見ようとするのです。


 眼帯は次の日から抗菌剤の点眼を1日4回続けないといけないため、注射された次の日の朝取ってもいいということだったので今日取ったのですが、左目だけコンタクトを入れていても、どうしても右目を開けて右目で見ようとしてしまいますので、仕方なく点眼後、自分で買った眼帯を着けて右目を使わないようにしています。


 この文章を打っていても、カーソルを動かすと利き目ではない左目だと動きを追いづらく大変です。


 1週間程度で右目もコンタクトを入れて良いとのことなのですが、なかなか利き目でない左目だけの生活、難しいですね。


 やっぱり健康は大事です。













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