野生動物の駆除クレーム




 秋田県の家屋に侵入したクマの駆除について、行政に数百件のクレーム電話が来たそうなんですが、電話をする人はどこのどなたなんでしょうか。

 同じ秋田県民じゃなさそうですが。 

 クマの命を奪うな山に返せと電話をする人はクマに遭遇したりはしない場所に住んでいるんじゃないかな。


 田舎民はわかってるけど、人里に出て来たクマって、一度は山に戻ったとしてもまた何度も人里に降りて来るんだって。

 何でかって言ったら、人里の方が簡単に食べ物見つかるから。

 山の中で食べ物探すより確実だからね。


 私の住んでるところの近くで、かなり住民の過疎化進んで高齢者夫婦ばかりになりつつある集落とかの場合だと、畑で作った作物、大部分が野生動物に喰われちゃってて、動物を食わせてやるために畑やってるようなもんだ、みたいな笑えない笑い話をする人多いから。

 自家消費用の野菜だから、野生動物避けの電柵使うのにも設置費用も電気料金もかかるのでやれない。

 昔より猟をする人も、里山の手入れをする人も減ったし、どんどん廃屋や耕作放棄地が増えてきていて、要は自然が人里を浸食しているところが日本の田舎には沢山ある。


 そんな高齢者ばかりのところ、そうなるのが当然って思う都会人、一か所そうなると次はもっと町に野生動物が出るようになっていくんだよ。

 まあ東京23区にクマが出没するようになるのはまだ先かも知れんけどね。 


 クレーム入れる時は住所氏名年齢を名乗って入れるってルールにして統計取ってほしいな、と思ったりして。


 それで、殺処分に反対するクレーム入れた人が責任もって世話するように、その人の家にクマを送りつけて欲しいね。



 

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