第6話 転移者達 (転移者side)
「はぁー何か楽しいことないかなぁー」
「ねぇ、そんな大きなため息ついたら幸せが逃げちゃうよ。」
「それはやだな、吸い込んだら戻ってくるかな?」
「ふふっ、なにそれ」
「おーい
「お、
「う、うんそうだねちょっと憧れちゃうかな。私も好きな人と付き合いたい。」
「え?!優慧お前好きな人いるの?だからこの前先輩の告白断ってたんだ。それで、好きなやつって誰?二組の前田君?それとも同じクラスの神田君?」
「うるさい、ほら早くしないと学校遅刻するよ。」
「ね、ねえ待ってよ。」
「あんた、馬鹿ね、」
「え?どういうこと凛奈、それとわざわざ漢字にして言うことじゃないでしよそれねぇ、無視しないでよ。」
こんな会話をもう何回しただろうか、いつものメンバーいつもの通学路いつもの学校。でもこんなありふれた普通が幸せなんだろう。この平凡な日常が変わることなんてない‥‥‥‥‥なんて思った時期もありました。今じゃその平凡が恋しいよ。
「だって今じゃこんなモンスターを倒しているんですからねぇ‼︎」
僕、
「ちょっと龍馬、なに急に大声出してんのよ大声出す気力があるならこのコボルト達を少しでも減らして!」
この口調強めの女の子は
「そうだぞ龍馬、俺だけじゃこの量はキツい、はよ手伝ってくれ。」
「あぁ悪い優慧、強化魔法頼む。」
「うん、分かったいくよ『ストレングス』」
「よっしありがとっ」
そう僕は感謝を伝え一気にトップスピードにたっしコボルト達を殲滅しに行った。そして僕に魔法をかけた女の子は
「あらかた片付け終わった?結構大きいやついくよ?」
「分かった、龍馬デカい一発くるぞ!」
「オッケイ、凛奈。いいよ」
僕の一言で凛奈が火属性中位魔法を使った。
『フレアストーム』
ゴウッとおおきな音をたてながら火でできた竜巻きがコボルト達を焼き尽くした。あんな中に人間なんていたら一気に消し炭になる勢いだ。
「なぁ龍馬」
「なに、一真?」
「俺一生凛奈に逆らわないことを今誓う。」
「あぁそれが賢明だよ。」
「ちょっと男子達魔石の回収やってよね。今回は魔石残るようにちゃんと火加減したんだから」
そう言われて僕たちは魔石を回収し帰路に立つのだった。
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