冒険者ギルドの受付さん(ドラフト版)(その4)

 よう!俺だよ俺!


 小人族なんとかリングのスカウト、

 ジョナサン・ティンカーフッドだぜ!


 てか、俺、準レギュラー予定だよね?


 なんで初回出なかったの?

 忘れてたの?


 ガランディールのおっさんとか、サラディオールの兄さんは出てたよね?


 ねえ、作者。どういう事?説明してよ。


 尺と構成の関係?

 パンチング言ってなかった?


 すご腕設定のバーバリアンとかキャバリアもまだ出てなかっただろうって?


 知るぁかぁ!出してよ!お願いだからさ。


 出演予定の中編があるだろうって?


 いーや、待てない!早くだして。


 途中からだと、後発キャラ扱いで不遇になりがちでそ。

 ねーお願い。


「ジョナサンさん、何やってるんですか?」


「あ!おぉぅ!びっくりした!」


「?」微笑む受付さん。


「ソフィアさん、こんちわっす!」


「メタ発言は、主人公のわたしの特権ですので控えてくださいねー」


 このヒト族の姉さんは、冒険者ギルドの受付さん。

 ソフィア・なんとかかんとかって長い名前だ。


 ヒト族の基準では美人なんだろう。

 俺もそう思う。思うんだが…

 性格は…


「んー。なーんか失礼な事考えようとしてませんかぁ」


 パチパチと雷鳴の輝く様な音。

 蒼白い微かな光と共に揺らめく、雷光。


「え?ちょっ、まっ…て。

 それヤバいやつ!

 当たると痛いやつ!」


「大丈夫です。死んじゃったりするのとは別ですよー。

 気絶とか麻痺とかするやつですから」


 微笑む受付さん。


「ひぃぎぃぃぃい!」


「冗談はさておいて、依頼ですよ」


 助かった…


「ご期待の…飼い猫探しです!」


「………」


 前回、そんな依頼なんて無いって言ってなかったか?


「そこそこお金持ちの貿易商の奥さまからの依頼です」


「………」


「オチはどうしますか?爆発落ちにします?ドボン落ち?それともトホホ落ちがいいですか?」


「…じゃあトホホ落ちで」


「ノリ良いですね。ジョナサンさん。尺も無いので頑張って下さいね!」


次回は、トホホ落ちです!


よろしくね!

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