第四回 葉月の、プロフィール。
――今更だけど、或いは今頃……かな?
ハヅキミクスを始めたのだけど、
ハヅキミクスの中では、まだ僕の身の上話……というのか、
一人称は『僕』だけど、僕は女の子。星野系統では三人目のボクッ娘となる。……そうであるなら、初代ボクッ娘は星野
二代目のボクッ娘は、星野
三代目のボクッ娘は、星野葉月。PNは『はづき』……ネーミングセンスは、まあ、置いといて、処女作のポエムの、葉月、ポエムを綴る。から二作目となるこの『ハヅキミクスなの!』が、僕の全力全開――代表作となれるよう奮闘を繰り広げる。
なので、皆が皆、テーマが異なる。
梨花先輩は、お友達。
千佳先輩は、家族。……もしかしたらまだ、知られざるテーマが隠されているのかも?
そして僕は、まだ未知数だ。しかしながら、舞台は芸術部が主となりそうだ。そして僕はそこの部員。去年は期間限定の部員だった。十歳の頃に病気を患って、外の世界から隔離された長きの入院と、車椅子の生活を余儀なくされた。病状は……命に係わるものだった。徐々に体の機能が低下するの。僕の場合は両脚から。
僕の生きている証。そのために十二歳の夏。草創期の芸術部に期間限定の部員として入部し、最期の命の炎を燃やすも悔いのない覚悟で挑んだの。……でも、土壇場になると泣いちゃうの。もっと生きたいって思ったから。――だから今があるの。
あの人が、僕の一番の理解者が教えてくれたから。共同作業のアクリル絵を描く中で。
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