高木さん

WTF

第1話

「後ろです」

AIの忠告に振り返ると自転車のヘッドライトがものすごい勢いで追いかけて来た。

「はぁ~はぁ~」

目の前を通り過ぎると、喘ぎ声のような声が聞こえて、洗い立ての石鹸のような匂いを感じた。

外は暗く街灯も無く顔はほとんど見えなかったが、全力で自転車を走らせるのは女性だった、朝にも同じような匂いがした。

そして察した。

「またか」

独り言のように吐き捨てると、通り過ぎた自転車は5m先で止まった。

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高木さん WTF @Morishita1129

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