第5話 家族とお出かけ
「ねぇお兄ちゃん!!お兄ちゃんてば!!」
「あー...永久に寝ていたい...」
「何言ってんのよ!!、お!!、き!!、ろー!!」
「いたたたたたた!!!!」
噛まれたーーー!!!
「なんだよ今日は日曜だろが!!」
「さて問題!!今日は日曜ですが、3日前くらいに日曜に予定を入れてたのはなんでしょうか!?」
「遊園地。」
「正解!!」
「・・・」
「・・・」
「おやすみ。」
「って!!ごぉーーらーーー!!!」
「がーーーー!!!」
結局3回くらい腕を本気で噛まれ嫌々ながら僕は家族で予定していた遊園地に行った。
「ねぇねぇお父さんあれ乗りたい!!」
「乗るか。」
「乗ろうか野井流もほら。」
「わかったよ。」
眠い。永久に寝たい。
「野井流。眠そうだな。ジェットコースター乗ろうか。」
「いや俺苦手なのに。」
嫌々ながら連れてかれた。
そして乗り終わった後お父さんに
「どうだ起きたか??」
「90%起きた。」
「そうか。あはは。」
お父さんが笑ったの久々見た気がする。
そんな感じで妹もずっと笑顔で僕まであんな眠かったのに笑顔になれた。
やっぱいいよな。たまには遊園地も。
彼女が出来たら一緒に行けるといいな。
するとメールが入った。
山下からだった。
内容は、
「この間もその前もごめんなさい。」
なんて文章だ。
「私こんなんだから嫌われてもおかしくないけど、ノイル君の事気になったりしてて。だからまた明日コンビニで待ってます。」
その返事を、
「わかった。部活終わってから来るよ。」
「ありがとうノイル君。」
なんだろう嫌いになれない。
嫌われてもおかしくないか...
そんなことねぇけどな。
とりあえず今日もちょっと疲れたしさっと眠りについた。
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