第3話 後悔

「ねぇノイル!!助けて...」

「私...」


「はっ!!」

「はぁはぁはぁ。」


あの子だ。

昨日会ったあの子。


最悪なシナリオだった気がする。


夢でよかった。


ほんとほっとした。



さて、今日は休みだ。

なんかまたあのコンビニに行ってみようかな。

なんで俺昨日行ったコンビニに行きたくなったんだろ。

よくわからないけどなんとなく行きたくなった。



また暑くてアイスが食べたくなったけど今度はチョコじゃなくてバニラアイスを買った。


そしてまた椅子に座ろうと思いうろうろしてたら、


「あっ!!ノイル君!!」


「げっ!!山下だ!!」


嫌な予感は当たった。


「これは奇遇かなー??ねぇノイル君!!」


「知らねぇよ。」

「つーかまたチョコアイスとバニラアイス間違えて買ってんじゃねぇのかよ。」


「残念!!今日はミントでしたー!!」

「かっかっかっか。」

「チョコアイスこの前食べさせてもらったし一口いかが??」


「断る。」

「どうせまた...」


「って!!!」


すると山下は俺の鼻に間違えて突っ込みやがった。


「ぶぇーー!!!」


「あ!!ごめん!!」


「ごめんじゃねぇよ!!いちいちなんなんだよお前!!だいたい抜けてるのにも程があんだよ!!」

「もういい帰る。」


そうやって怒鳴って帰ってしまった。


「ごめん。ノイル君...」

「私って相変わらずだめな女だよね。こんなんでメールできるかな??」



そして帰り道突然雨が降ってきて、僕はさっきの事を少し後悔しながら帰った。


「少し言い過ぎた。なんかメールは入れづらいし。次会った時謝ろう。チョコアイスでも買ってやるか。」


2人とも今日は少し距離が空きブルーな感じで1日を終えた。

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