第2話 家族と勘

今日は家に帰り僕はお母さんに変な女の子がいたことを話した。

しかしお母さんは、


「ちょっと抜けてる感じの子だって可愛いもんじゃない。あんたの事覚えてもらっただけありがたいと思いな。」


「いやちょっと抜けてるレベルじゃないし。それにノイルって名前だから覚えてただけだし。」


「気にするな青年。」


お母さんに言ったってなんかスッキリしないなー。

そうだ。お父さんならスッキリするかな。


「お父さん!!今日ね...」


「なるほど。そうか。」


「え、それだけ??」


「・・・」


話が終わった。


そして部屋に入った。


「じゃーーん!!」


「わっ!!びびらすな!!ゆきみ!!」


坂本雪美。僕の妹だ。


「ひゃっひゃっひゃっ!!」


「いい加減精神年齢あげたらどうですか??この悪ガキ。」


「あ!!お兄ちゃん酷い!!もうタピオカ分けてあげなーい。」


タピオカだと...


「ごめんごめん。」


「わかればよろしい。」


この悪ガキ。


「なんかお兄ちゃんちょっと誰かに恋してる??」


「あ??そんなわけないだろ。」


「女の勘は当たるんでしゅよー。」


まさか今日会ったあの子に。


まさかな。ははは。


「もういいから俺は寝るぞ。」



そして僕は眠りについた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る