C.
catch【CATCH!! 】
先代TPDのカバー曲で、シングル「DREAMIN' 」のシリアル入力のダウンロード曲。アルバムでは限定盤「WE ARE TPD」に収録。クレジットは作詞:松井五郎/作曲:NSR(斉藤成人・岡田慎太郎)/編曲:江口亮。レイブテクノ志向のオリジナルとは、アレンジが大きく様変わりしロックサウンドに昇華される。それが正しいかどうかは、新生TPDのBlu-ray「ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”」を伺うと、ファンの掛け声がオリジナルのワンショットボイスの位置そのままで有り、振り付けのエビと反りと共に残しておくべきと、再アレンジすべきだったとただ深く。そもそもsonyのマーケティングはライブのファンの反応見て楽曲に生かす伝統は、今はどうなのでしょう。
cbgk-sibugeki【CBGKシブゲキ!!】
所属事務所キューブが手掛ける渋谷の劇場。オープン間も無く「PLAY×LIVE『1×0』」公演が行われた為、新生TPD発足は漏れ無くのオフィシャルプランと思われる。ライブMVで見る限り、距離感がかなり近いのはキャパが242席故も。筆者は前身のシネセゾン渋谷には、そういえば行ったなの記憶有り。
cccd【CCCD】
00年代自由過ぎるインターネットで違法コピーのmp3が出回ったお陰で、CDと言えないCCCD(Copy Control CD)の防犯規格が登場する。2002-2008年の短いと言えない短期間にデバイス破壊の恐れのあるCDが出回っているのはレーベルマネジメントの問題が大きい。今も気をつけるべきは中古CDでこのCCCDがまま紛れているので慎重の程に。
そしてiPodが出回り始めた時期で、ここに乗り切れなかった音楽業界は斜陽の始まりを見せる。もし次世代への先進的センスがあったら、CD拡販時代の余力そのままに新たなグループがデビューしていたやもは、もはや過ぎた事。
CD【CD】
コンパクトディスクは1982年10月に12cmのサイズでほぼ74分(技術の進歩で更にの長時間も有り)の収録時間で鮮烈に世に出る。デジタル信号の塊で、レコードより高音質でノイズが出ない事から、プレーヤーとソフトの低価格化で1986年よりレコードの販売枚数を上回り現在に至る。
メインの開発はフィリップスも、ソニーも規格面で前のめりになり、その過程で世界的指揮者カラヤンのお墨付きを貰ったニュースは今も尚鮮明に残っている。現在も流通される理由は、メーカーの規格競争が無かった事と、CDの素材がプラスチックに置き換わった事で低コストに収まった事に尽きる。ただサブスクリプションミュージックの席捲によって、CDの存在を知らない世代が出て来たかの都市伝説は近い将来その通りかもも知れない。
cha-dance-party-series【Cha-DANCE Partyシリーズ】
先代TPDのCDタイトルに入っている言葉も由来は何処からかは、Sony内のTPD専門レーベル「Cha-DANCE」とからが妥当。いやその語源は、Cha-DANCE即ち茶箪笥とも取れるも、あの時代のノリはこれだの勢いもままもある。
また各CDアルバムリリース時期は、大凡が半年ターンで有り、プロダクションが実にはまっていた充実ぶりを見せる。
筆者は手持ちの先代TPDの書籍をもっと読まないといけないかと。
cha-dance-party-vol1【Cha-DANCE Party Vol.1】
1990年11月21日発売の先代TPDの1stアルバム。
収録曲は、「マイム・マイム (instrumental)」「ジャスト・ライク・マジック~MEGA PERESTROIKA MIX~」「ブギウギ・ダンシング・シューズ~QUEEN OF BOOGIE MIX~」「愛がすべて~SLEEPING MERMAID MIX~」「ラッキーラヴ~SPECIAL FAREWELL VERSION~」「予感~POWER MIX~」「純愛 90'S~STEREO VOCAL MIX STAGE EDIT~」「ナオミの夢」「黒いオルフェ~ROPPONGI HOUSE MIX STAGE EDIT~」「カメレオン・カフェ」「バッド・ディザイアー~GALAXY MIX~」「天使のささやき~WAGAMAMA MIX~」「ブギー・ワンダーランド」「LOVE が泣いてる~POWER ROCK MIX~」「ロコモーション~ENTERTAINMENT MIX~」
正直に言えば先代TPDのアルバムで最後に買った曲。絶好調期のテクノサウンドに比べると、ユーロビートテイストの楽曲にそこ迄のパンチが無く、そしてカバー曲も多いとなると、どうしてもの躊躇はあった。しかしdance summitを体験して、おおこの曲もかで原点回帰出来るのだから、基本軸は最初よりぶれてはいない筈。
秀作でもあるカバー曲、川村知砂の「カメレオン・カフェ」と篠原涼子の「バッド・ディザイアー」が、新生TPDに歌い継がれないのは、カバー権利使用料の制作上の問題もあるのかとは感じて止まない。
cha-dance-party-vol2【Cha-DANCE Party Vol.2】
1991年7月25日発売の先代TPDの2ndアルバム。
収録曲は、「in memory of DANCE SUMMIT」「ストレート・アヘッド」「誘惑のブギー (QUEEN OF BOOGIE MIX)」「WE SHOULD BE DANCING」「ラッキー・ラヴ (YAGITAMA MIX)」「夜明のハート」「そっと… (DEEP HOUSE MIX)」「I CAN'T FALL IN LOVE」「手紙」「ビバ!ケ・セラ・セラ (MEGA VIVA! MIX)」「LOVE IS THE ANSWER」「I'M SO EXCITED」「WEEKEND PARADISE (ENTERTAINMENT MIX)」。
前回のアルバムから8ヶ月の短い期間で発売される。ユーロハウスは健在も、dance summit未見の方をどうアルバムで唸らせるのかが難しいところ。TPDフロントメンバー全員名義は実質「Weekend Paradise」のオリジナル曲のみ。まさかそれが30年もの時を超えて歌われるとは誰も思う筈も無い。通な楽曲カバーと言えば、UKデビューしたKAKKO(鈴木杏樹)の「We Should be Dancing」をチョイスした所か。デモテープの伝統が生きていれば、歌い手の穴井夕子が選んだ筈だが、そのセンスにただ脱帽。
cha-dance-party-vol3【Cha-DANCE Party Vol.3】
1991年11月21日発売の先代TPDの3rdアルバム。
収録曲は、「FAME」「銀色のシルエット」「秋色協奏曲」「LET'S FALL IN LOVE (IT ONLY TAKES A MINUTE)」「レモンのKISS」「BEGIN THE 綺麗 (Cha-DANCE MIX)」「ファンタジー」「誓い[BALLAD VERSION]」「SANTA de SAMBA」「クリスマス・イヴ」「PEARL-WHITE EVE」「恋人がサンタクロース」「星に願いを」。
Vol.3を持って、洋楽もかなり頑張れるあアイドルグループに区切りになる。カバーの比率はどうしても高く、dance summitではこのノリを外せないパーティーになっていたので、苦悩は見える。今作もTPDフロントメンバー全員名義の曲は「FAME」1曲しかなく(しかもダンスミュージック定番カバー)、どうにか話題性を広げて当たれば、次の戦略は打てるは読み取れる。ただそう言う苦悩の時程傑作は生まれる、ゴルビーズ & 米光 美保の「ファンタジー」。「EARTH、WIND & FIRE - Fantasy」がグランドビートにカバー解釈され、よりチルアウトの雰囲気醸し出し、多様性を広める。
cha-dance-party-vol4-tokyo-romance【Cha-DANCE Party Vol.4 Tokyo Romance】
1992年7月8日発売の先代TPDの4thアルバム。
収録曲は、「夢を」「Tokyo Romance」「異国 ~Tokyo In The Night~」「In The Arm Of Night」「Don't Stop City Light」「Shadow Dancer」「Blue Angel」「放課後はいつもパーティー」「心のルール」「ロマンティックに背のびして」「おちゃめなジュリエット」「Can't Stop The Music」。
先代TPDも出演したグリコの大きなタイアップ曲「放課後はいつもパーティー」収録した事で、カバーよりもオリジナル色の強いアイドルソングに舵を切る。ただ全てがカワイイ路線では無く、「Shadow Dancer」「Don't Stop City Light」「In The Arm Of Night」の様に楔を打つ曲はしっかりと。カワイイとカッコイイが同居して、確たる振り切れる評価は得難いも。ここで伸び代を作ったお陰でCha-DANCE Partyは続く。
そして新生TPDにも目を向けると。「ZEPP TOUR 2015春 ~DANCE SUMMIT“1×0“ver3.0」でのリアレンジソロでは「In The Arm Of Night」「心のルール」「Shadow Dancer」「異国 ~Tokyo In The Night~」と意図的に多めのセレクトがされ、ここから大きく羽ばたけとも受け取れる。
cha-dance-party-vol5-catch-your-beat【Cha-DANCE Party Vol.5 CATCH YOUR BEAT!! 】
1992年12月2日発売の先代TPDの5thアルバム。
収録曲は「CATCH!!」「雨の日 晴れの日」「Shang,Shang Shang」「DESTINO」「十代に罪はない[GUILTY BEAT MIX]」「キミはボーイフレンド」「カチンときちゃう!」「I Want You! [PRETTY BEAT MIX]」「Airport」「薔薇が眠れるまで」「Saturday Night Fantasy」「ありがとう」
都市圏で夕方枠のTPDの看板番組「HYU2(ヒューヒュー)(1992年10月-1993年7月)」が日本テレビで始まった事も有り、今アルバムからファンになった方も多い筈。dance summitで武闘ライブ派アイドルグループの称号は手にした上で、やはりの代表曲をとシングルヒットを意識した楽曲に恵まれる。TPDをより激しくの「CATCH!!」、そして小室哲哉合流曲「十代に罪はない」は、テレビでの歌唱パートの短さでも十分にお茶の間に届いた。
何よりはアイドル初とも言える、シャッフルハウスの穴井夕子「I Want You!」も収録されているので、レトロフューチャーが巡ればかなり評価の高いアルバムにはなろう。因みにコンペセレクトは穴井夕子自身で。これが後々の伝統にもなり、新生TPD自身にもよるコンペセレクトにも繋がって行く。
またアルバムジャケットも言えば、TPDメンバーは10人になっている。当時篠原涼子の露出が増えた為に、そこの穴埋めに「HYU2」等出演とライブメンバーを起用しなくてはいけなく。ここの経緯説明がファン初心者には難しい事から、木伏夏子・関ひろみ・島津志穂が昇格扱いされ、以降複雑な経緯を辿り先代TPD後期そしてその後も複雑に絡み合う。
cha-dance-party-vol6-make-it-true【Cha-DANCE Party Vol.6 MAKE IT TRUE】
1993年6月23日発売の先代TPDの6thアルバム。
収録曲は、
「WHOOPEE DAYS」「BEYOND THE TIME」「SUPER YANCHA GIRLS」「BE BORN」「SLASH DANCE(CYBER LIVE MIX)」「TWILIGHT TIME」「ガラスの街の奇妙な一日」「RUBY CHASE」「MAKE IT TRUE」。
CDジャケットはお洒落で衣装も可憐。発表当時はTOKYOテクノムーブメントも来ており、「MAKE IT TRUE」はアイドルにあらざるテクノ音質の鳴りそのもので、それは結構な衝撃だった。サウンド面は小室哲哉が全面的に、また従来のT.Tashiro-M.Kawaguchi-MSTも全開で、哀愁のあるユーロテイストに仕上がり、アイドルの枠を超えた90年代の傑作アルバムに入ってもおかしく無いが、ライターの多くが気づいていないのが現状。またこの後1993年8月16日・8月17日にとうとうの武道館ライブも有り、この「MAKE IT TRUE」が無かったら、本当に一か八かの賭けだった筈。
今作からの新生TPDへのリアレンジ曲が多いのは、暗にノリがいい事もあろう。しかし整合性を持たせるために、リアレンジの際はTK若しくはT.Tashiro-M.Kawaguchi-MSTの参加もあるべきだったと思う。
cha-dance-party-vol7-seven-on-seven【Cha-DANCE Party Vol.7 SEVEN ON SEVEN】
1993年11月10日発売の先代TPDの7thアルバム。
収録曲は、「SEVEN BOWS 〜休日の虹たち〜」「ダイヤモンドは傷つかない ALBUM MIX」「楽園と迷宮」「バラ色の人生」「浮気なロミオ」「東京エキゾチカ」「ON THE ROAD」「LUNAR」「Sanctuary 〜淋しいだけじゃない〜」「24 hours」「言葉と花を束ねて」「涙のパラダイス RAINBOW MIX」
前作「MAKE IT TRUE」から今作「SEVEN ON SEVEN」迄、その期間4ヶ月弱。その間に武道館ライブを成功させているが、その成功を予測しての「SEVEN ON SEVEN」の制作の辣腕と来たら、決して真似のしようがない。
ただ、テクノサウンドの「MAKE IT TRUE」と打って変わって、「SEVEN ON SEVEN」はバンドサウンドで当時結構な違和感は覚えた。いや完成度としては揺るぎないもの、当時の国内バンドサウンドの音圧はまだテクノサウンド迄と比べて若干弱いので、好みは分かれる。ただ作詞家陣:佐藤ありす・売野雅勇・森雪之丞・横山武 ・前田たかひろ・in Voice ・京恵理子 とTPD史上でも最高の布陣を配する。その甲斐あってか、チャート的には「MAKE IT TRUE」と同等の評価を受けて不動の体制に大きく入る。
いや何をおいても売野雅勇の曲だけで「ダイヤモンドは傷つかない」「楽園と迷宮」「Sanctuary 〜淋しいだけじゃない〜」「涙のパラダイス」と芯の強いもので、歌詞のイメージがすっと入ってくる感覚はただ得難い。売野雅勇は後の新生TPDにも合流して欲しかったが、果たして高度な文学性を表現出来たかは、そこに尽きてしまう。
また、アルバム「SEVEN ON SEVEN」に因んだ小型も大型もライブは何故か無く、歌番組で「ダイヤモンドは傷つかない」を披露した位に止まる。やはりフロントメンバーの個人活動が活発だろうと。
cha-dance-party-vol7.5-dash【Cha-DANCE Party Vol.7.5 DASH!!】
1993年11月10日の発売のTPD DASH!!のミニアルバム。
収録曲は、「NAI」「東京ハッカーズ・ナイトグルーブ」「真夜中の自転車」「We are The Dreamer」「きのうの雨は花と樹のため」「天使のらくがき」。
括りで言えばアンダーにしてライブメンバーのTPD DASH!!の初アルバム。チャートとしてはそれ程の結果を残せないも、ミニアルバムとしての完成度は高い。特にCMJKの変名である「東京ハッカーズ・ナイトグルーブ」はスタイルの固まって来たTPDでは歌えない意欲的な楽曲。TPD DASH!!はレイブも行けるを証明して見せる。
cha-dance-party-vol8-just-fine【Cha-DANCE Party Vol.8 [Just]FINE】
1994年5月1日のTPD DASH!!のフルアルバム。
収録曲は、「もう誰も眠れない」「(Love is) YES or NO,Boy」「愛のサンバ (Mas Que Nada)」「太陽の陰」「炎のように嵐のように」「クラクション」「SHAKE IT!」「クリームソーダ」「あなたはデブでもいい人だから」「FIRE」「空に太陽がある限り (Album Version)」
TPD DASH!!の伸び代を鑑みてのフルアルバムの決済であろうと。それは次世代のTPD見据えたらここでの厳しい育成は外せなかった筈。チャートで結果を出せずとも、アルバムとしての満足度はかなり高い。もし相手がTPD初心者でも通の傾向だったら、今アルバムは決して外せない。後の先代TPD後期がしっかり発露している事もあるが、楽曲のセレクトもただ良質。当時確かに世紀末は迫っていたが、ディストピア文学観のある「もう誰も眠れない」をトップに持って来れるセンスは、やはりTPDのA&Rは一味違うを証明している。
cha-dance-party-vol9-never-stop【Cha-DANCE Party Vol.9 NEVER STOP】
1994年8月1日発売の先代TPDの8thアルバム
収録曲は、「ODYSSEY -1994- (interlude)」「今夜はネヴァーストップ (Album Version)」「最後にMY LOVE」「JUMP! KEEP ON!」「愛は愛のままに」「Go Go Paradise」「マリオネット」「恋のSEXY MOVING (DO WHAT U WANT IT!)」「DOUBT~きょうの貴方はよく喋る~」「二人はライバル」「SOUL DOCTOR」「夏のススメ -Summer Vacation-」
実質先代TPDのスタメンメンバーの最後のアルバム。この「NEVER STOP」から製作陣が一新した経緯も有り、当時の渋谷系サウンドに準じて耳馴染みはとても良い。TPDのこれはとお勧めするならマストのアルバム。ただスタメンメンバーの潜在能力を存分に引き出し、グループ歌唱の譜割を最高最適にした結果、この次の伸び代、いや冒険が出来なくなってしまう。
もっとも「NEVER STOP」アルバム発売時点で篠原涼子の「恋しさと せつなさと 心強さと」、市井由理のEAST END×YURI「DA.YO.NE 」は制作上出揃ってしまっている。そこに米光美保は松敏生プロデュースでボーカリストとして頭角を現し、穴井夕子もタレントとして地位を確立している。もはやフロントメンバー旅立つしか無かった状況での、アルバム「NEVER STOP」には強烈な残留思念しか無く、その覇気から1990年代のベストアルバム全般にセレクトされてもおかしくは無いのだが。
cha-dance-party-vol10-tpd-collection【Cha-DANCE Party Vol.10 TPD COLLECTION - from The Early Cha-DANCE Party -】
1995年3月8日発売の先代TPDのベストアルバム。
収録曲は、「CATCH!!」「十代に罪はない」「Tokyo Romance」「ジャスト・ライク・マジック」「ブギー・ワンダーランド」「ストレート・アヘッド」「DESTINO」「ファンタジー」「夢を」「ひらき直りも芸のうち」「秋色協奏曲」「LET'S FALL IN LOVE (IT ONLY TAKES A MINUTE)」「千夜一夜」「WEEKEND PARADISE」「ありがとう」「夜の旅人」「SMOKE ON THE WATER」「ロコモーション」。
初のベストアルバムは、絶好調時期の「キスは少年を浪費する」「ダイヤモンドは傷つかない」は無いものの、卒の無いセレクトに。TK曲ばかりあってもの配慮は大人の世界を咀嚼すべし。
初心者が初めて先代TPDのこの一枚を選んでも、エッジ立ってるの満足感は得る。本来ならば2枚組ベストの構成にすべきも、この時代はまだCDの高い時代であり、収録枚数増やして価格を上げては拡販に繋がらないので営業的判断は正しい。チャートはかなり健闘した方でもある。まあ「恋しさと せつなさと 心強さと」と「DA.YO.NE」が入っていれば、初心者にとってはお得ではあった筈も、そこはTPDのアルバムですので。
尚当時の問題作「SMOKE ON THE WATER」も、今となってはアイドルのオープンとこぼれ話はリップサービスの時代なので、軽く受け入れられる。時代は確実は変遷して行く。
cha-dance-party-vol11-tpd-the-remix【Cha-DANCE Party Vol.11 TPD The Remix】
1995年3月8日発売の先代TPDのリミックスアルバム。
収録曲は、「ジャスト・ライク・マジック (リミックス)」「夢を (リミックス)」「ビバ!ケ・セラ・セラ [VIVA ! QUE SERA,SERA] (リミックス)」「キスは少年を浪費する (リミックス)」「楽園と迷宮 (リミックス)」「Sanctuary~淋しいだけじゃない~ (リミックス)」「異国~TOKYO IN THE NIGHT (リミックス)」「BE BORN (リミックス)」「SLASH DANCE (リミックス)」「銀色のシルエット (リミックス)」「Don't Stop City Light (リミックス)」「想い出の中へ (リミックス)」「キスと流星 (リミックス)」「CATCH!! (リミックス)」「I Want You ! (リミックス)」「愛は愛のままに (リミックス)」
原曲とは程遠過ぎるリミックス集で、当時はただ驚愕する。何故ここ迄激変するかは、1995年は確かに音響機材サンプラーが上り調子の頃で、リミックスブームもあった。ただ当時のサンプラーのスペック的に、ボーカルラインフルをロードするのが精一杯で。バックトラックのこれもなら、整合性のあるトラックもついでとなり、スペックオーバーを起こすので、ただリミキサーの化学変化を楽しむしかない。特にCMJKのリミックスは秀逸だ。重量感のある「キスは少年を浪費する (リミックス)」。跳ね要素全開の「楽園と迷宮 (リミックス)」はTPDの可能性を深耕する。CMJKは新生TPDにどうにか合流して欲しかった限り。
リミックスでそこ迄激変もあるのかは、そこは本当に。川村知砂のアンビエントリミックス「想い出の中へ (リミックス)」は知らない曲だなと思いつつ、これがメインストリームだった。ただ後のApple Store解禁で川村知砂のシングルB面曲を聞いた時、ハッピーR&B曲調で全然違い、それなら別のシングル曲でもは今もある。
cha-dance-party-vol12-check-my-heart【Cha-DANCE Party Vol.12 check my heart】
1995年8月2日発売の先代TPDの9thアルバム。
収録曲は、「夢で逢いましょう」「check my heart~空が壊れないように~」「気持ちはING」「カーニヴァル(Carnival)」「もしも晴れたら」「HOW TO LOVE FOREVER」「All or Nothing」「土曜日だけはキミのために」「遠くへ行こう」「DAMEGE CONTROL」「気持ちはING(Remixed Version)」。
先代TPD後期のアルバム。Les,TPDと残留メンバーの楽曲群。Les,TPDの楽曲の咀嚼度が本当高い為に、舵取りが難しかった筈。Les,TPDのメンバーは大人の青春入り口故に、楽曲にはその成長の痛みが迸る。「気持ちはING」に関してはTPD allで4ヴァージョンあり、好みはあれどどれも正解を醸し出すと言う、演者にとっては優しい楽曲。名曲「DAMEGE CONTROL」はシングルカットのB面に収められる程重心が有り、SNSリプ返しで、新生TPDメンバーにいつかカバーして欲しい、そして快諾。いつかの再集結を待つのみ。
chasm【キャズム】
キャズムはジェフリー・ムーアのマーケティング理論体系を表した1991年の書籍から発する。日本では勝間和代が10年代で引用したことから、ビジネス面での認知が上がる。そして坂本龍一の2004年のアルバム「chasm」のタイトルにも使用された事から音楽面での認識が早かった。
キャズムは新規市場の購買層をイノベーター/アーリー・アドプター/アーリー・マジョリティー/レート・マジョリティー/ラガードに分けては、アーリー・アドプターとアーリー・マジョリティーの間の溝のキャズムを如何に超えるか論じられる。
所謂新アイテムでライバルに勝ちたい層と新アイテムが実用的なら取り入れた層の境は如何になるが、現在では分かり易い帰結としてキックスタートのブランドステイタスが妥当かに。これ知ってる良いよね聞きなよの応用で、凝り固まった購買層を氷解しては、世間全般ではインフルエンサーの登場も必然と言えばそうになる。
click-on【クリック音】
TPDはイントロ無しで始まる曲または曲間が難解な曲が結構あるので、イヤフォンモニターでクリック音を聞いて歌い出すかと思われる。たまに不手際があると、PAスピーカーからクリック音が一緒に聞こえる事が有り、やや引いた事もある。
cocolo【cocolo】
赤の流星のアルバム「Perfect Doll」収録曲。クレジットは作詞:Kent/作曲:Jzo/編曲:Jzo。ダブステップ色が強く、間奏のピアノロールで更に思いを駆け上がって行く。ライブMVではジョニーとあかりのハモりは絶好調。ライブでステージの力強さをコントロール出来る楽曲。
cocotame【Cocotame】
ソニーミュージックのCocotameのweb記事。「DANCE SUMMIT The Final」間も無くから6人揃っての総括インタビュー記事とあってかなりの濃厚感有り。かなりの赤裸々で、よくも空中分解せずにグループとして活動していた奇跡がここにはある。再結成は全メンバーが目標を持ちほぼソロ志向が強いので、かなりの確度で無いと伺い知る。記事参照は以下。
https://cocotame.jp/series/023621/
https://cocotame.jp/series/023638/
collection【Collection feat. ☆Taku Takahashi (m-flo)】
アルバム「Hey, Girls!」の収録曲。クレジットは作詞:栗原暁/作曲:☆Taku Takahashi、栗原暁/編曲:☆Taku Takahashi・Mitsunori Ikeda。feat. ☆Taku Takahashi (m-flo)の名義のコラボにしては、m-flo系統のサビでのカタルシスがやや控えめの傾向。本来はコーラスワークで広がる筈なのかも、ライブでの再現性になると危険は冒せない向きは、これは全般アーティストに当てはまる事なので割愛。MVはリップシンクとライブが巧みに混在も、6人組体制の筈がメンバーが7人かの珍事有り。収録中に髪型を変えるのはNGと言えど、編集で全部リップシンクで良かったのではとも。それでは☆Taku氏が写って無いことなるので、MV撮影はただ慎重に。
またオーディション番組から起動したBE:FIRSTの軽快なダブステップナンバー「Shining One」を改めてテレビサイズで見返してたら、曲のニュアンスとサビのタメが「Collection」の最終形態かと感じたら、作曲が同じ☆Taku Takahashiであったと。☆Taku氏の希望はここなのかと感じざる得ない。その由来も何もBE:FIRSTの「Shining One」も今やYouTubeで2200万回も回ってるのでただ賞賛しか無い。思えば新生TPDも同じくオーディション公開のドキュメント番組にしていたらは、それだとモーニング娘。を輩出したアサヤンに倣ってしまうのか。
corona-ka【コロナ禍】(進行コラム)
コロナ禍は、2019年の未確認末からの世界中に隈なく新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行した災いを表す。00年代に入ってから、幾つもの広範囲に渡る感染症が発症しても、その水際対策がごく最初に徹底化されなかったのが世界的に悔やまれる。
エンターテイメントで致命的だったのは、大阪の幾つかのライブハウスでクラスターが発生した事から、詳細原因が追求されぬまま密は危うい、いやライブは危ういが報道で大きく取り扱われ、今も大凡のライブの自粛が続く事。ここ迄対策すれば安全の科学的根拠が無いままに今日に至るのは、本当に律した文明社会なのかと深く疑わざる得ない。その安全かどうかの線引きを、未だ来場者の最終判断に委ねるも如何と思われる。本当に飛沫感染の類いなのか、ワクチンと治療薬より先に、今すぐにでも確実な究明を待ちたい。
counting the seconds【Counting the seconds】
アルバム「Hey, Girls!」の収録曲。クレジットは作詞:岡嶋かな多/作曲:M$H$Y/編曲:江口亮。2ndアルバム「Hey, Girls!」が所謂通過アルバムにならなかったのは、この「Counting the seconds」の名曲の存在が確定する。彼女らはもうladyでも有り、恋の一つは必ずや通過する。アイドルならば恋の憧憬の入り口で焦がれてが、パブリックイメージのベストマッチであろうが、私と君の距離が近い曲の方が公私共に必ずやの成長の糧になると思う。ライブでは、名曲なのに意外や踊りの幅がライブハウス的なコンパクトな感じで、Blu-rayを見る度に会場後方まで見えたかながただ気になる。敢えての引き演出は危険かもしれない。
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