つまらない話

エリー.ファー

つまらない話

 椎茸を食べてから眠るようにしている。

 狂ってしまうような気がするから。

 自己暗示をかけることで幸せになれる。

 これは本当だし、事実だろう。

 どんなことでも一つ一つをかみしめるように行う。そうすれば、いつか報われる日がくるのだ。宗教だろう。一つの思考のバグとも言える。冷静になれば、それが正しいとか、それが間違っているとか分かる日など来るわけがないのだ。

 私には人生が見えている。遠く美しく、寄れば取るに足らない何かがある。それはいずれ、一つの形をもってして理解できるものとなるだろう。嘘が必要だ。状況に合った世界を用意しなければならない。

 尋常ではない。

 常からは遥かに遠い世界。

 工場から見える月である。黒く、灰色の臭いをした煙の中の月である。


 つまらない話をしようとして時計を見た。

 まだ、朝だった。

 午前中のうちに人を殺してしまおうと思っていたが、完全に日が暮れてしまった。これではいけないと口にしたところ、死体が起き上がりこちらが殺されてしまった。

 茫然自失。

 まさにこのこと。

 火の用心。しかし、それもまた夢のごとし。

 公開するべき情報など一切ない。禁じ手だけが私の知る唯一の生き方である。壊れゆく日々と、白い裂け目、ずっと長い気持ちを抱えているが加わるべき棒線。

 食えぬものは、置くなと言ったはずが並んでいたのは馬鈴薯のかけら。

 壊れるぞ。

 壊れるぞ。

 愉快な気分であるものだから、そのまま亡くなる。これまた一興。

 法線続く。

 泣く資格などありはしない。

 つまるつまらぬの話ではない。

 これは祟りである。


 つまらない情報を言ってしまわないように気を付けている。

 どこまでも間違いばかりであるからして、捜査をするのは大きな問題であると言える。

 休まなければいけないのに、子どもの面倒ばかりさせられるからつまらない。不満が湧き上がっては、形になって落下する。状況がよくならないのに、意地になっているのは、私が生み出す一つの答えである。

 つまらない話をしようとしたが、合計値が足りずに落下した。こればかりはなんとも言えないが、源泉かけながしの言葉をもってしても有意義に使えないはずがない。間違いなく嘘なのである。

 監視されているからつまらなくなるのであって、最初からつまらないわけではないのだ。

 

 まず、警察の公安は明らかに私のことを狙っている。気のせいだと思ったのだが、脳内にチップが埋め込まれていることを発見する。肉眼では確認できないのだが、スマホのカメラを通すことで、発見することができた。

 スマホのカメラは日本国の警察及び自衛隊の手から逃れているようである。

 監視対象としての私はさぞ面白いだろう。人間をモルモットとして扱い、最後に綺麗に捨て去るとは、まさに鬼畜そのものである。

 このチップは、多くの人が義務教育時代に体験した健康診断で埋め込まれたことは間違いない。そこで私はチップが不良品であったことも手伝って、モルモットから逃れることができたのだ。

 多くの人は鏡とシンクを画面として、そこから得られた情報が政府に送られていることを知らずに生きている。どうやら、男性的な性格の人間ほどそのことに気付きにくく、女性的な性格の人間ほど本能的に理解できるようである。

 このチップを取り出すためには、政府に私の存在を気付かせる必要がある。

 まず、市役所に行くことにする。

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