水着と婚約者と私と

一ノ瀬 彩音

第1話 壱

暑くて三角ビキニという水着を身に纏っている


それでもこの暑さは堪える


如何してこの国は何時も灼熱のように暑いのって

思う時があって、本当に嫌になる


この暑さの中でこの三角ビキニを見て

喜んでいる人がいる


その人は私の婚約者でもあって何故か

凄く喜んでいる


私は暑くてやれやれって感じなのに

喜ばれると羞恥心


この水着は私にとって窮屈で苦しい


理由は胸元が原因


私の胸は平均より大きくて水着を着ると

締め付けられるような感覚となって

嫌で仕方がない


本当にこの水着を脱いで素肌を晒したい


そんな事をすると良くないし、

健全な人に失礼なのでしません


本当に暑い、暑くて如何にかなりそうな私


冷たくて美味しいかき氷が食べたい


婚約者にかき氷を食べたいと言うと魔法で

生成してくれるのですけれど、すぐに溶けてしまい、

私は落胆する


落胆していると婚約者は突如、消え、

何処へ行ったのかなとキョロキョロしている


婚約者も見つけるも女性を口説いていて、

本当に最低と思う


婚約者に忍び足で近付き、そのまま後ろから

お尻を思い切り蹴り、婚約者は女性に倒れ込むも

女性の胸に顔を埋めて平手打ちされる婚約者


婚約者がざまぁされているのに笑っていると

私は駆け足で逃げる


逃げて逃げて何処までも逃げて


体力が底を尽いて息切れしている私


婚約者に捕縛されると私とキスしている


婚約者の舌が私の口の中にねじ込まれ、

じゅるっじゅると唾液を吸われ、

私はうっとりし、脳内が蕩けている


婚約者はそれだけじゃなくて可愛い、可愛い

と連呼しながら抱きしめられ、私の耳元で

『愛している』と言われる


そんな言葉を聞いた私は心臓の鼓動が早くなり

ドキドキしている


二人が居る場所は森の奥深く


そこには綺麗で透き通っている泉があると

私は水着を脱いで素肌を晒し

泉に足を浸かり、そのまま全身を泉に浸かると

嬉しそうな感じでいる


喜びながら泉で水浴びしていると婚約者は

気付けば、衣服を脱ぎ、泉の中に入って来て


二人は共に素肌を晒し、泉の中で向き合い

抱きしめていると濃厚なキス


こんな所でキスしていると鳥達の鳴き声や

自然の音が祝福しているように聞こえる


濃厚なキスが終わると私と婚約者は泉からあがり

そのまましっかりと私は水着を着て、

婚約者も衣服を着る


森の中を共に歩いていると婚約者から突然、

婚約破棄される私


突然過ぎてびっくりしているも素直に受け入れる


しかし、あっさりと受け入れるのも尺なので

婚約者に向かって、目潰し、デコピン、股間蹴り、

魔法ボトルをアイテムボックスから取り出し、

中身を婚約者の頭からかけて、ざまぁする


クスクス笑っていると私は駆け足で逃げるも

目の前の強靭な魔物に気付かず、食べられ、

命を落とし、最後は私もざまぁ

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水着と婚約者と私と 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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