第3話 授業

「ハッ」

「はーい、今日は、ここまでかな〜」

先生がちょうどそう言うと学校のチャイムが鳴り響いた。

3時間目の数学の授業が終わったのだ。

「はぁー」

やっぱり数学は、頭を使うから疲れる。僕は、そう言い、次の授業の準備をした。

ガラガラガラ、教室のドアを開け、ロッカーに教科書を取りに行く。

「ガ、ガチャンッ」少し力を入れすぎてしまったのか勢いよくトビラが開く。

「ん?、あれ…?」

今、僕は、ロッカーのトビラを開けたはずだ。なのにまたその中にロッカーがある。

「えっ…」周りを見渡すが特に変わった様子は、無い。皆、廊下でいつもの様に喋っている。

もう一度、見間違えかようくみる。

しかし相変わらず開けたロッカーの先には、またロッカーがあった。僕は、そのロッカーの中身が気になり開けることにした。

ガチャァ…、

するとまたその中には、ロッカーが居た。

僕は、何だかどんどん気になりだしまたそのロッカーを開けた。

するとまたその中には、ロッカーが居た。

僕は、何だかどんどん気になりだしまたそのロッカーを開けた。

するとまたその中には、ロッカーが居た。

僕は、何だかどんどん気になりだしまたそのロッカーを開けた。

するとまた、するとまたするとまた

するとまたァ、開けた、開けた開けた、

「ハッ」

「はーい、今日の授業は、ここまでかな〜」

えっ、目を覚めると見覚えのある風景がまっていた。

机には、さっきやった数学の教科書、ノートが広がっていた。

「何だ、夢か…?」

スーッと首に冷たい汗が落ちてくる。

僕は、少し疲れた様子で次の授業の教科書を取りに行った。

そして、そこには、ロッカーがあった。

「ま、まさかぁ」

「ガ、ガチャンッ」少し力を入れすぎてしまったのか勢いよくトビラが開く。

するとまたその中には…




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