第28話 それぞれの上位職業スキル!

 ポポの庵にて。


 イチマツ 人族 15歳 男 

・因子スキル

 カード化  LV0 0/100

 スキルデッキLV1 0/50

 インベントリLV1 0/50

・職業スキル

 影法師   LV5 0/30

・派生スキル

 気配遮断  LVMAX

 無音歩行  LVMAX

 影縛り   LVMAX

 潜影    LVMAX

 影騎士   LVMAX


 スキルポイント:3295.54P


・エクストラスキル

 身体透過

 デスサイズ召喚 new!


・Aタブレット№1 シンクロ率:32% new!

 コードA発動条件:HP残量32%以下

 HP残量32%以下本体許可要す・HP残量3%以下自動発動




「ポポ、スキルポイントが3千以上あるぞ!」

「よかったのじゃ」

「エクストラスキルも増えてる!」


 エクストラスキル【デスサイズ召喚】をイメージすると、黒い大きな鎌が出現した。


「デスサイズじゃな。影法師専用武器じゃよ」


 こんな長物を俺は扱えるのか?


「これを扱う自身がないんだが」

「現状はそうかもしれんが、

 コードAが発動すれば最適化されるのじゃ」

「最適化とは?」

「スキルと使用者の最高効率を達成させることじゃな」

「タブレットにコードAの記述がある。HPってのは?」

「お主の体力値じゃ。ゼロになれば死ぬの」

「そのHP32%以下で発動が可能みたいだ」


 な、最適化ってすごくね!


「コードAを持つ者が、

 他者を圧倒する理由は最適化じゃ」


「ちょ、ちょっと、ウダユウ達を起こしてくる!」




 ウダユウ、トト、キリのスキルポイントを確認する。

 全員が3,000以上のポイントを獲得していた。


 ウダユウはワナワナと震えていた。


「イチ、どーするんだ?」

「もちろん、スキルを強化する」


 全部使ってもお釣りが出るんじゃないか・・・

 んじゃ、全振りでいきますよっと!


「イチマツ! スキルポイントを全部使うのは駄目じゃ」

「なんでだ?」

「負荷がかかり過ぎる。最大で500〜600ポイントじゃ」

「わ、わかった」




 ウダユウ 人族 15歳 男

・職業スキル

 重戦士      LVMAX

 鉄槌士      LV0 0/50 new

 商人       LV0 0/30

・派生スキル(重戦士)

 挑発       LVMAX

 鉄壁       LVMAX

 シールドスタン  LVMAX

 ビックインパクト LVMAX

 盾具現      LVMAX

 アイギス     LVMAX new

 防御共有     LVMAX new

 反射       LVMAX new

 体力イーター   LVMAX new

 蓄積放出     LVMAX new


 スキルポイント:2,720.36P


 ウダユウは新たに職業スキルを獲得した。

 パラディンは激レア職業だ。

 国内でも指で数えるほどしかいない。

 歴史に残る英雄もパラディンだったはずだ。

 彼は本当に英雄になってしまうかもしれん。

 派生スキルも聞いたことのないスキルばかりだった。




 トト   銀猫獣人 15歳 女

・職業スキル

 獣戦士    LVMAX

 聖獣士    LV0 0/100 new

・特性スキル

 豪運     LV2 0/10

・派生スキル(獣戦士)

 連撃     LVMAX

 ウォークライ LVMAX

 俊足     LVMAX

 獣化     LVMAX

 先読     LVMAX

 先制打    LVMAX new

 五感先鋭   LVMAX new

 千里眼    LVMAX new

 身体強化   LVMAX new

 獅子の心   LVMAX new


 スキルポイント:2,785.12P


 トトにも職業スキルが新たに生えた。

 聖獣士って聞いたことない。

 パラディンよりもコストが高い。どういうこと?




 キリ   ハイホビット族 15歳 女

・職業スキル

 治癒士    LVMAX

 聖女     LV0 0/50 new

 付与魔法士  LV0 0/30

・派生スキル(治癒士)

 ヒール      LVMAX

 リラックス    LVMAX

 瞑想       LVMAX

 リフレッシュ   LVMAX

 エリアヒール   LVMAX

 ハイヒール    LVMAX new

 魔力軽減     LVMAX new

 魔力量増加    LVMAX new

 魔力譲渡     LVMAX new

 エリアハイヒール LVMAX new


 スキルポイント:2,743.17P


 なんと、キリに職業スキル、聖女が生えた!

 これは誰もが知るスキル、国民的人気を誇る職業だ。

 みんなが上位職業になっていく。




 イチマツ 人族 15歳 男 

・因子スキル

 カード化  LV0 0/100

 スキルデッキLV1 0/50

 インベントリLV1 0/50

・職業スキル

 影法師   LVMAX

 深淵使い  LV0 0/200 new

 大鎌使い  LV0 0/30   new

・派生スキル(影法師)

 気配遮断  LVMAX

 無音歩行  LVMAX

 影縛り   LVMAX

 潜影    LVMAX

 影騎士   LVMAX

 影渡り   LVMAX new

 影分身   LVMAX new

 影変化   LVMAX new

 幻影想像  LVMAX new

 影空間   LVMAX new


 スキルポイント:2,795.54P


・エクストラスキル

 身体透過

 デスサイズ召喚


・Aタブレット№1 シンクロ率:32%

 コードA発動条件:HP残量32%以下

 HP残量32%以下本体許可要す・HP残量3%以下自動発動


 職業スキルが2つ生えたはいいが・・・

 お、俺の職業スキル大丈夫なのか? 

 不穏な響きがするのですが・・・

 一応、国造りの参加者で王様を目指すのだ! と、ポポに言われてるが、邪悪そうなスキルが生えた。

 職業スキル【大鎌使い】って!


 ポポに【深淵使い】が生えたと伝えると、

 ニタッと笑った。え! なんだあの笑みは?


「コホンッ」とポポが咳払いをする。




ーー赤いオーガ視点ーー




 砦の奥間に赤いオーガがリポップした。

 赤いオーガの帰りを待っていた者に口を開く。


『ポポ様は、ずっと見守っておったな』

『ああ、ずっと見ていた』


 赤いオーガの傍らには、

 黄色のローブを纏ったリッチが佇む。


『ガープよ、少年はどうであった?』

『初めは取るに足らぬ存在であった。

 ここを訪れたどんな個体よりも劣る存在だ』


 ガープは金棒の状態を一度確認する。


『少年の覚醒後、戦慄が走った。こんな経験は2回目だ』

『ほう、それで?』

『気づけば地面に這いつくばっていた。

 一瞬の幕引きは、アレク王の時と同じだな』


 黄色ローブのリッチは顎をカタカタと鳴らす。


『アレク王と同じだと言うのか?』

『いや、その片鱗が見えただけだ。まだ遠く及ばない』



『ポポ様は禁断の実を咲かせると思うか?』

『・・・あの少年ためにか?』

『ああ、ガープよ、彼はポポ様の直系かもしれん!』

『なんだと! ならば是非もない』




_________________________________________



 お読みいただきありがとうございます!

 これからもよろしくお願いします。


  評価をいただけたら幸いです。

  感想もお待ちしております。

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