初の試み……百合百合?

夢莉「この二人用のテントいいねー」

陽那「思ったより広いから快適だね!今まで二人で同じテントってなかったよね」

夢莉「なんか不思議な感じがする」

陽那「うん。分かる」

地味に初めての事なので少し照れくさい。そして陽那は少しだらしない。という事が分かった。それは母性をくすぐる。だから陽那を放っておけないのだ。

陽那「なんでニヤニヤしてるの?」

夢莉「なんでもない、なんでもない」

次の朝。すごく暑くて目が覚めた。すると、陽那はほぼ裸で寝ていたのだ。

夢莉(ひ、陽那ー?!)

恐ろしく動揺した。そして不純にもひとつの事が頭をよぎった。

夢莉(陽那の体抱き心地良さそうだなー)

何故か陽那を小さい子のように見てしまう自分が情けない。しかし、我慢もよくない。事故を装って実践してみよう。

夢莉(よ、よしじゃあ……)

そして目の前まで行った瞬間、陽那が起きた。結果的に頭をぶつけただけだった。

陽那「あー。また脱いでたー」

夢莉「いつもそんな感じなの?」

陽那「暑いとねー」

何も気付いていなかった事だけは不幸中の幸いだった。

夢莉「恥ずかしくないの?」

陽那「夢莉なら大丈夫だよー笑」

不思議な気持ちになるからやめて欲しい。

夢莉「それで、今日は何する?」

陽那「水の上で焚き火できるか試してみない?」

夢莉「とりあえずやってみよう!」

方法は簡単だ。水の上に油を張ってそこに火を着けるだけだ。

結果は大成功!

陽那「やったね!」

夢莉「これを使えばこの街でも楽しめるね!」

これを広めようとしたが一つ問題があった。それはこの街ではそれをやった人が居て、それは環境を壊すとして禁止されていたことだ。

夢莉「新しい案を考えよう。」

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