共通の楽しさを!

王室に呼ばれた私達、もはやこれまでかと腹を括っていた。そして王様がやってきた。

すると、にこやかにこちらを向き、なんと感謝の言葉を述べたのだ。

王様「私の娘を見つけてくださり、ありがとうございます」と礼をしてきたのだ。私は困惑した。確実に死刑だと思っていたから、意外なお礼に戸惑いを隠せなかった。しかし陽那は。

陽那「いえいえそんなでもありませんよー」

と無礼極まりない振る舞いで答えた。周りの守衛もピリピリとした雰囲気に変わった。

夢莉「大変後無礼な事を申してしまいました。すみませんでした」

全力で謝った。陽那は怖いもの知らずだから気にしていないだろう。

王様「堅苦しいのはなしにしまょう!私の娘を助けてくれたし」

ここの王様は気が大きくて助かった。そうして私達の歓迎パーティまで開いてくれた。そこで私は前の村でしていたことや、この村で何をするかなどを話していた。

一方、陽那は。酔った人達と一緒に騒ぎ倒していた。城を走り回り、壁に穴を開けた。修理代は陽那の貯金が空になるほどかかった。

話している中で結構キャンプに興味を持った人がいた。この城の人達が好きになったら城下の人にも広がるだろうと思い、少し嬉しくなった。遠征のレベルアップにも繋がると、キャンプ講座を開くことになった。

もちろん!講師は私達二人。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る