都会!マウント・ストーン
マウント・ストーンに着いて驚いた。キャンプをしている人が一人もいない。全員家を持っていた。
私達は街の外れにテントを張って街で買い出しをしていた。すると、あらゆる街や村の名産品を取り扱っている店や、見たこともない物を売っている店が沢山あった。
陽那「前にいた村、キャンプ用具を売ってるけど売れてないね、」
夢莉「私達がここでキャンプの楽しさを広めて村にも貢献しよう!」
私達はやる気になっていた。そうして始めたキャンプ。街の端でやっていたため人の目にはつきにくいが、子供が興味津々で見ていた。
夢莉「君もキャンプしてみたい?」
子供「…うん」
その子は"アーリエ"という名前だ。
陽那 「何してみたい??」
アーリエ「その家で寝てみたい」
夢莉 「中は気持ちいいよー!」
そうして家(テント)で昼寝をしたアーリエは、気持ちよさそうに寝てしまった。
すると、「アーリエー」と言う声が聞こえた、声の主は母親らしい。それにしても豪華な衣装を着ていた。
アーリエの母は心配していた。そして私達にすごく感謝していた。お礼にお菓子を貰ってアーリエに別れを告げて、晩御飯の準備に取り掛かった。
ご飯を作っている間に貰ったお菓子を食べてみると、それは人生で一番美味しかった。アーリエ親子が何者か気になった。名前を聞くのも忘れたし、もう会えないとは思うけど。
次の朝。あの別れから一日も経たずにアーリエ親子と出会った。そして体格のいい男性を連れていた。
アーリエ「昨日はありがとう!」
夢莉 「アーリエちゃんが楽しめたらそれでいいよ!」
そう言うと、すぐに男性に取り押さえられてしまった。
夢莉「何するんですか?」
男性 「貴様!アーリエ様にちゃんを付けるとは、死にたいのか?」
夢莉 「おっと??」
嫌な予感がした。
男性 「この方はこの街の女王候補、アーリエ様だぞ」
やっぱりそうでしたかー。
陽那 「アーリエ様、すみません」
アーリエ「いいのよ!私は気にしてないし!」
そう言うと、男性達は私たちを解放した。そうして続けて。
アーリエ「折角だし、家にきてよ!」
そうして流れのままに連れていかれた家は、東〇ドーム二桁分くらいの豪邸だった。
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