採取?狩り?それとも?
いつも通り二人で木の実や果物を採っていた時、一人の怪しい男性がやって来た。名前は"ムサ"
ムサ「いつまでそんな拾い食いしてるんだ?」
夢莉「拾い食いとは失礼な」
陽那「そーだぞー」
ムサ「実際にそうだろ。魔法を使えるのになぜ使わない?」
分かってはいた。周りの人が魔法を使って調理しているから分かってはいる。しかし、それを自分ができるとは思ってもいなかった。
ムサ「教えてやろうか?」
夢莉「お…お願いします」
ムサの態度は気に入らなかったが、料理のバリエーションを増やせるので教えてもらうしかなかった。
そして修行が始まった。内容は両手を縛って料理をするだけだ。
夢莉「これはうざい」
陽那「修行という名目で何かしようとしているのでは?」
その時はムサを魔法で消し去る。
しかし、修行の効果は絶大だ。最初こそ手を使おうとしていたが、次第に魔法を使うようになって前の世界では出来なかった調理もできるようになった。
ムサ「ほら、便利だろ?」
夢莉「本当に便利です。ありがとうございます」
陽那「今度から料理が楽しみです!」
ムサ「やめろ、照れくさい」
それから私達の料理は激変した。火を使う時だけ使っていた魔法を、全料理工程に使い、スムーズ且つ美味しくできるようになった。
ただ一つ問題ができた。
夢莉「今日は私が作る!」
陽那「昨日も作ったでしょ!」
そう、どちらも料理を作りたくてしょうがなくなってしまったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます