第79話 思わぬ所での被害

「国庫が目的って、一体何を?」

「当然中の物だよ」


 私は、フェリの質問に当然の答えを返す。

 国庫という場所が目的なのだから、中の物以外に目的がある訳がない。

 もし中の物以外が目的な奴がいたら、ソイツは建築物マニアか何かだろう。


「なるほど。謁見の時の支援ですか」


 フェリも私の返答を聞いて謁見の際の国王に約束させた支援を私が早速利用しようとしているのを理解した様だ。


「うん。そゆこと。だから、入る為に国王に会いに行く訳。勝手に入る訳にもいかないし。まぁ、国庫の場所以前に執務室の場所を知らないんだけどね」

「ですね。これなら、クラスメイトの方に聞けば良かったですね。それか、案内を頼んだり」

「あぁ~~確かに、しくったなぁ」


 フェリの言葉に私は、確かにと思った。

 しかし、既に寮からそこそこ進んでしまった。

 走れば一瞬で着くとはいえ、別れた直後に聞きに戻るのも少々恥ずかしい。

 なので、出来ればクラスメイトに頼むのではなく、またメイドさんか騎士の方に聞く方法でいきたい。


 ん~~どっかに居ないかなぁ。

 あ、居た。


 視界の先に丁度良く廊下を歩いているメイドさんの背中が見えた。

 周りには、彼女以外に誰も見当たらない。

 ここで逃したら次を見付けるのに時間が掛かる可能性もあるので私とフェリは、スタコラと彼女の元まで小走りで向かい声を掛けた。


「すみませ~ん!」

「ん?私ですか?」


 周りには、彼女しか居ない。

 なので、声を掛けられたのは自分なのだと気付いてくれたおかげで直ぐに歩みを止めてくれた。


「はい。貴方です」

「何のご用でしょうか」

「あ」


 こちらに振り返った彼女の手には、満杯になった重そうな洗濯物カゴが握られていた。

 これは邪魔したなと申し訳なく思いさっさと済ませてしまおうと用件を話した。


「国王様の執務室に行きたいんですが、場所が分からなくて。どの辺か教えてもらえますか?」

「執務室ですか。それなら、ここを真っ直ぐ進んだ先の途中にある階段を登った四階の廊下の先にあります。在室でしたら、執務室前に護衛が居るはずなので近くに行けば直ぐに分かると思いますよ」

「ありがとうございます」

「いえ、それでは」


 メイドさんの分かりやすい説明のおかげで執務室の場所は把握出来た。

 一言お礼を告げて私達は、これ以上メイドさんの仕事邪魔をする前に別れようと思った。

 そう、思ったのだ。


「あれ、大丈夫かな」

「ふらついてますね」


 視線の先には、満杯のカゴを持ち上げてフラフラと歩いているメイドさんの姿。

 正直メイドさんは、自分の仕事をしているだけなので手助けをしなくても別に良いのだが、見ていて今にもバランスを崩してカゴの中身をぶちまけそうで見ていられない。


「手伝おっか」

「ですね」


 別に運ぶだけなら直ぐ終わる。

 そう思って私は、先を歩くメイドさんを手伝う事にした。


「手伝いますね。よっと」

「これ位取れば大丈夫ですかね」

「え、あ、すみません。ありがとうございます」


 メイドさんは、横から幾らか洗濯物を取っていった私とフェリに申し訳なさそうな顔をしたが、実際カゴが軽くなって楽になったのか苦しそうにしてた表情に幾らか余裕が浮かんでいた。


「これはどちらまで?」

「案内しますのでついてきて下さい」


 フェリの質問にメイドさんが、先頭を歩いて案内してくれる。


「分かりました」

「了解です」


 そうして、メイドさんの案内について行って洗濯物を運び終えた私とフェリはメイドさんと別れ再び執務室に向かうのだった。


 ※※※※※


 執務室で仕事をしていたガゼウスは、扉をノックする音に何用かと扉を見ると扉向こうから聞こえてきた護衛騎士の言葉に驚いた。


「陛下。アカリ様とフェリエ様が陛下に話があるとお越しです。お通ししても問題ないでしょうか」

「!?……問題ない。通せ」


 まさかの人物が訪ねてきた事に驚いたものの彼女達は、こちらにとっては大事な人物。

 何かしら大切な用件があって訪ねてきたのだろうとガゼウスは、一旦仕事の手を止めて入室を許可した。

 すると、執務室の扉を開けて先程とは服装こそ違うものの同一の二人の人物が執務室の中へと入ってきた。


「陛下の仕事を邪魔してしまい申し訳ありません」


 アカリ殿はそう言うと頭を下げフェリエ殿もそれに続いて頭を下げた。


「構わない。それで、話とは何だろうか」


 私の言葉に彼女らは頭を上げるとアカリ殿が、私の元に訪れた用件を話し出し私はその内容に驚いた。


「はい。実は国庫に入る許可と中の物の使用許可が欲しくて」


 まさか、国庫の物を使いたいと言う内容に思わず言葉が出なくなる。

 だが、仮にもガゼウスは国王。

 直ぐに言われた事を理解するとアカリに対して言葉を返した。


「詳しく理由を聞いても良いか」


 国庫とは、国の財だけでなく多くの貴重な魔道具や武具、素材が厳重に保管されているのだ。

 いくら相手が自国の為に命を掛けて手を貸してくれるとはいえ、はいどうぞと簡単に了承出来ない。

 そういった意味からガゼウスは、少し語気を強めアカリに理由を尋ねるとアカリはあっけらかんと理由を述べた。


「詳しい理由ですか?魔王との戦闘に備えての自己戦力増強の為ですよ?」


 彼女の答えは、酷くシンプルなものだった。


「まさか、駄目なんて言いませんよね?最大限支援すると約束してくれたんですから」

「そうか。いや、問題無い。国庫と中の物の使用許可する。全てとは言えないが、ある程度は自由に使ってくれて構わない」


 理由に関しても問題はない。

 それに、こちらが最大限支援すると約束したのも事実。

 なので、私はアカリ殿に対して使用の許可を出した。


「ありがとうございます」

「ただ、一部使用禁止の物もある。それは、隔離して保管してるが同じ国庫内なので注意してくれ。案内は君に任せる。国庫に彼女達と入って注意事項をキチンと教えてあげてくれ」

「ハッ!」


 護衛として部屋内に彼女達と入っていた騎士にそう命じる。

 これに関しては、我が国の国宝といった重要な品物から呪われた魔道具や武具、要注意のスキルオーブ等々と危険な品物が国庫には仕舞われているのでかなり大事な命令だ。

 それは、騎士側も理解している。

 国庫の事も業務上教えられるので、余程の事が起きない限りやらかす事はないだろう。


「それでは、案内に行って参ります。お二人は、私について来て下さい」

「お邪魔しました」

「失礼しました」


 そうして、アカリ殿とフェリエ殿は騎士と共に執務室から出ていった。

 それを見送った私は、止めていた仕事を再開するのだった。


 ※※※※※


 やった!やった!

 国庫っが使える~♪


 思った以上にあっさり事が上手くいって私は、内心テンションが上がっていた。

 これで、自分やフェリの武器や防具、戦闘を補助するスキルオーブ等があれば、自己戦力を強化出来るだろう。

 まぁ、実際の所国庫に何があるのか知らないので確証はないが。


「着きました。ここが国庫です」


 そんな事を思ってる間に気付けば、私達は国庫の前までたどり着き目の前には、幾つも鍵が掛けられている金属製の大きな扉があった。


「ここが」

「大きな扉ですね」


 国庫は、城の一階最奥に存在していた。

 扉の中がどんな大きさでどの様な物があるのか分からない。

 だが、その扉の厳重さから中の物への期待感が高まっていくのを感じる。


 そして


『ガチャン!!』


 扉の鍵が全て空いた。


「良し、全部空いた。それでは、中に入りましょう」

「はい」

「分かりました」


 騎士の後に続いて扉を潜り国庫の中へと入る。


 真っ暗だけど、どうすんだろ。


 中は、外から光が入ってきておらず真っ暗闇。

 これだと、私やフェリはともかく騎士は何も見えないはず。

 隣のフェリもそう思っているのか疑問顔をしていて私達は、どうするのかと思っていると騎士が、入り口近くの壁に触れたと思ったら部屋が急に明るくなった。


「あ、光がついた」

「明るくなりました」


 何故にと思って騎士が触れてた所を見る。

 すると、謎の石が壁に嵌め込まれていた。


 なるほど、魔道具版の電灯か。

 魔力を流せばつくって訳かな?


 それを見て、ほへ~と納得してると騎士が国庫の注意事項を話す為にこちらに声を掛けてきた。


「それでは、歩きながら注意事項を話しますのでついて来て下さい」


 そして、騎士による国庫の案内ツアーが開始した。


「先ず、こちら手前の一帯が魔物の鱗や牙、魔石、鉱石等の素材類が置かれています。ここらは、特に危険な物はないので必要とあればご自由にお取り下さい」


 説明通り棚や木箱、袋の中には、満杯の鱗や魔石がゴロゴロと仕舞われている。

 そして、驚いた事にご丁寧に魔物ごとに分けていて棚や木箱、袋に各魔物の名前が書かれているので見分けやすくなっていた。

 ただ、今回はこれは目的の物ではないので次に移って説明してもらった。


「離れた逆のこちら。こちらには、献上された宝物類が置かれています。今回は、あまり関係ないので説明は以上です。ただ、このエリアの奥。そこには

 国宝の宝剣と宝冠があるので触れない様に気を付けて下さい」


 あまりにも気になるワードに思わず目を凝らしてそれらしき物を探すが見付けられなかった。

 無念である。


「次にここが魔道具、武具のエリアです。おもに、献上された品や造られた高品質の物を置いてます。ここは、特に危険な物は無いので安心して下さい」


 目的その1にたどり着いた。

 見る限りに様々な魔道具、武具が置かれている。

 これだけあれば、私やフェリに合う物がきっと見付かるはずだ。

 だが、探すのは後。

 次の説明を聞こう。


「次が、スキルオーブです。こちらに置かれている宝玉が全てそうです。こちらに置かれているのは全て問題無いものなので安心して下さい」

「ほぇ~~」

「凄い光景ですね!」


 目的その2に着いた。

 目の前に広がるは、数百を越えるだろうスキルオーブの数々。

 その光景に思わず変な声が出てしまった。


「そして最後に。あちらを見て下さい」

「ん?」

「扉ですね」


 そこには、入り口同様に厳重に閉ざされている金属製の扉が一つあった。

 確か国王が、同じ国庫内に使用禁止の物を隔離していると言っていた。

 多分それじゃないだろうか。


「あれが、陛下のおっしゃっていた隔離部屋です。おもに王国内で見付かった呪われた武具や危険と判断されたスキルオーブ等の危険な物を保管しています。詳しくはお教え出来ませんが、実は、今日の正午過ぎにも新たに一つ保管されたばかり何ですよ」

「そうなんですか!」


 フェリが、そんな危ない物が今日新たに保管されたと聞いて驚いている。


 正午過ぎって事は私達が謁見してた時辺りか。

 クソ~それが、もう少し後だったら今見れたかもしれないのに。


 私が、内心悔しがってると騎士とフェリはまだ話しを続けていた。


「実は、その保管なんですけど同僚の二人がやったんですが、保管する時にとんでもない破砕音がして驚いて物を落としたらしいんですよ。幸い物は無事でしたけど、周りの物が幾つか落ちたり仕舞ってた小箱が壊れたらしくて。本当に何をしているのやらって聞いてて思いましたよ」

「あ」


 フェリエは、それを聞いて隣に居る何故か腕を組んで天井見上げて唸っている主を見た。


 それって、もしかして、いや、絶対アカリ様が原因では?


 フェリエは、確実にあの踏み砕きが原因だろと思った。

 本人は、キレてたので気付いているのか分からないが、踏み砕いた部分がアカリの足首近くまで埋まる様な威力だったのだ。

 十分に原因の可能性がある。


「な、何だったんでしょうね」

「本当ですね。自分はその時外の見回りでしたので」


 フェリエは、知らないフリをした。

 騎士も運良くあの時居なかった人物だった様で上手く騙せたみたい。

 どうせ時間が経てば知られる事だろうが、ここでバレて気まずい空気になるよりはマシである。


「一先ず説明と注意事項は以上です。繰り返しですが、あの扉には気を付けて下さい。鍵を掛けているので問題ないでしょうけど、用心しておく事に越した事はないので。それでは、どうぞ必要な物を探して頂いて構いません。何か気になったら側に居ますので聞いて下さい」

「分かりました」

「あ、了解です」


 国庫の説明と注意事項も聞き終わった。


「それじゃあフェリ。見て回ろっか」

「はい。良さそうな武器やスキルオーブを探しましょう」


 私は、フェリと共に早速自分達に合う物を探し始めるのだった。


 ※※※※※


 現在私とフェリは、別れて見て回っていた。


「これと、これ。後これも」


 フェリには、自身に合う武器を。

 私は、自身とフェリに合うスキルオーブを棚の名前と自身の鑑定で確認しながら探していた。

 何でわざわざ名前が分かるのに鑑定もしているのか。

 それは、後で置き間違いで別物だと面倒だから。

 非常に面倒だが、これも過去の教訓だ。


 さて、現在私が選んだスキルオーブだが


 ・体術

 ・物理耐性

 ・毒耐性

 ・強腕

 ・探知✕2個

 ・索敵

 ・魔力感知✕2個

 ・気配感知✕2個

 ・縮地

 ・空力✕2個

 ・気配遮断✕2個

 ・俊足

 ・回復魔法

 ・MP回復促進✕2個

 ・HP回復促進


 この辺りだ。

 まだ、増えると思うが一応この辺だろうか。

 ちなみに、大半がフェリ用の物だ。

 そして、現在私はあるスキルを探しているがどうしても見当たらない。


「状態異常耐性が見当たらない。どこだろ」


 フェリの吸血衝動を抑える為に欲しいのだが、探すが見付けられない。


「無いなら仕方ないか。まぁ、状態異常で本当に抑えられるのか知らないけど」


 何せ私のスキルって女神様に与えられた分だし。


 私は、引き続きスキルオーブを探そうとすると横からフェリが小走りで近付いてきた。

 手に短剣を握ってるのを見るに良さそうなのを見付けたのだろう。


「良いのがあったの?」

「はい!これです」


 フェリが出してきたのは、持ち手の柄が青い短剣。

 いや、どちらかと言えば、ロングナイフに近い片刃の短剣だった。


「どれどれ」


 鑑定して見てみる。


 ────

 名前:青蘭せいらん

 希少度:レア

 詳細:ダンジョン『ブライト遺跡』で生み出されたされた片刃の短剣。

 魔力を込める事で使用者の身体能力を上昇、武器の切れ味を増す効果を持つ。

 ────


 効果はシンプル。

 だけど、希少度も多分高く使いやすそうな武器だ。


 私は、フェリに剣の効果を教えてあげる。


「良さそうです。これにしますね」

「うん。私も良いと思うよ。それと、フェリ。これも一緒に使うと良いよ。じゃ~~ん!」


 私は、収納からある物を取り出す。


「腕輪?」

「そう腕輪。『戦士の腕輪』って名前の魔道具。効果は使用者の筋力を上昇させる。今のフェリは、まだステータスが低いから使うと良いよ」


 この腕輪は、魔王から渡されたあの腕輪だ。

 あれから、一度鑑定してみるとステータスUP効果の魔道具だった。

 使うなら、私よりまだ弱いフェリの方が良い。

 鑑定した感じ特に細工されてる様子もないし自分でも試して問題ないのは確認している。

 なので、フェリに渡す事にした。


「ありがとうございます。でも、サイズがちょっと合わないですが。………わっ!?」

「流石魔道具」


 フェリが、手首に付けると同時に自動でサイズが小さくなってフィットした。


「ちなみに、外せる?」

「えっと。おっ!外せます」

「うん。問題無いね」

「はい。あ、スキルオーブはどんな感じですか?」

「こんな感じ」


 私は、選んで適当な木箱にまとめているスキルオーブをフェリに見せた。

 そのあまりの数に驚いたのか、フェリは頬をひきつらせていた。


「多いですね」

「うん。だけど、大半がフェリのだよ?」

「え?」


 何を言ってんだと意味が分からないと言った表情を浮かべるフェリエ。


「フェリを本気で強くするんだから、これ位は当たり前だよ?」

「えっと、頑張ります」


 しかし、私の真顔での言葉に本当だと理解した様だ。


「武器も見付かったなら次は防具かな?合いそうなの探してきて」

「分かりました。行ってきますね」

「いってらっしゃ~い。探すなら身軽な物でね」


 一言アドバイスを告げて見送ると「分かりました」と言ってフェリは、再び武具の山に消えていった。


「さてと、続き続き」


 引き続きスキルオーブ探しを再開しようと鑑定を発動して一つ一つ棚に置かれているスキルオーブを見ていく。


 ん~~いまいちだなぁ。


 置かれているのは、大体がサポート系や雑用系が多くてこれといった良さそうなのが中々見付からない。


 出来たら何かステータスUP系や攻撃系。

 それか、ダンジョンで入手した毒生成みたいなのが欲しいんだけど。

 中々私とフェリに合う様なスキルが無いんだよなぁ。


 そろそろ、スキルオーブの置かれている棚の終わりが近い。

 アカリは、収穫はこれ位かと諦めていたその時、棚の一番最後に置かれている赤いスキルオーブに視線が止まった。


「は?」


 そのスキルオーブは、赤?桃?色をしており下に『火属性魔法』と書かれていた。

 これだけ見れば、「へえ~~火属性魔法の」って皆納得するのだろう。

 だが、私は違った。

 何故か。

 それは、鑑定に写し出されたのが…………


 ────

 名前:魅了の宝珠

 詳細:『魅了』のスキルを身に付ける事が可能となるスキルオーブ。

 MPを消費する事でスキルを発動し対象を魅了する。

 魅了された対象は、催眠、洗脳に近い状態であり発動者の言いなりにする事が出来る。

 魅了の効果は、スキルLvの高さ、MPの消費量、使用者の魅力で効果の高さが変わる。

 また、対象の精神力が高いと抵抗、又は魅了に失敗する可能性がある。

 ────


 全くの別物だったからだ。


「何でやねん」


 あまりの予想外に私は、思わずツッコミをしてしまうのだった。

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