自らの生が記された命譜の書。
その最後に記された自らの死ーー終末の物語。
救世主として生まれ変わったカルムが、終末の物語を書き換えるために奮闘する物語です。
この物語の肝は、主人公であるカルムが他者の死へ向き合う姿でしょうか。
九話とまだ始まったばかりですが、すでに自らを含めた多くの人々の死に対して目を逸らさずに向き合い、その真摯な姿勢にとても好感が持てます。
また、カルムに協力する仲間達も非常に魅力的な男達ばかりです。
プロローグを読むのにそれほど時間は要しません。
読み始めて仕舞えば、最新話まであっという間です。
もしよろしければ、この物語の終末をみにいきませんか?