本音を言うと、天海=光秀説は好きでなく、沙名と光秀がくっついてしまう展開は如何かな……と思いましたが、小説なのでそれもアリかと思いますし、尼子氏や山中鹿之助といった日の当たりづらい武将にスポットライトを当てて頂いた事、また時代劇にありがちな単なるチャンバラものではなく民俗学的な分野にも踏み入った内容は良かったかと思います。
本筋とは関係ありませんが、個人的には家臣時代から海外情勢にまで目を向けており、信長に対して進言した様にキリスト教に関してまで警戒を怠っていなかった秀吉と、せいぜい日本内の近隣国程度にしか目を向けていなかった光秀ではやはり器が違うと感じてしまいます。もし秀吉が居なかったら日本がアジア諸国の様に植民地にされていた可能性もあると思いますので……と話がずれました。
諸事情で読み終えるのが遅くなりましたが、連載お疲れさまでした!
作者からの返信
お返しが遅くなり、申し訳ありません。
尼子氏や山中鹿之助は地元の武将なのですが、私自身ほとんど知りませんでした。月山富田城跡や金屋子神社なども、これを書いている時に初めて行きました。(笑)
最後まで読んでいただき、さらに、参考になるコメントをたびたび頂いたこと、感謝します。
ありがとうございました。
鹿之助さんと冴名さん、色っぽい感じは無くても、最後は絶対にくっつく! と思って読んでいたのでラスト2話にはとにかくビックリでした。
けれど、冴名さんの自立した格好良さが好きだったので、光秀さんとの大人な展開も素敵だなと思います。(鹿之助さんの胸中を色々想像してしまいますが💦)
実は、山中鹿之助? うーん名前位は……💧という疎い状態で読みはじめ、人も地名もピンと来なかったので、時折軽快でクスッと笑えるような作風が読みやすくて有り難かったです♪
楽しい時間をありがとうございました(^^)
作者からの返信
書いている方も、鹿之助と冴名の二人、最後は結ばれるんだろうなと思ってました。まさか土壇場で光秀に掻っさらわれるとは…(笑)
山中鹿之助は、講談とかで有名だったそうですが(戦後のころまで?)、現在では出身地の島根県でもマイナーな存在ですね。(怒られそうかな)
わたしも今回、その縁の城とか神社を歩いてみて色々知る事ができました。
あまり知らない武将なので大変でしたが、そのぶん書くのも楽しめました。
最後まで読んでいただいて嬉しいです。
(☆も、ありがとうございます)
なるほど。前話で冴名と光秀がくっついたのが少し唐突に感じていたのですが、光秀謀反の理由にしてきましたか。
本能寺の変については語られ尽くしてきたので、個人的にはそれらしい理由よりも独創性のあるものが好きです。これはオリジナリティが高く素晴らしい!
登場人物的にどうしても暗くなりがちな難しい題材でしたが、そこは杉浦ヒナタ節でバランスを取りつつ、鹿之助はじめ尼子一族を見事に書ききったと思います。
土地勘を活かした描写も素晴らしく新たな代表作と感じました。
作者からの返信
ありがとうございます。
やはり光秀と冴名では唐突ですよね。最初からこの展開を考えていたのであれば、富田城での最初の出会いの時とか、初めてノブナガに謁見した時にも会っているので、その時に何かそれらしいエピソードを入れられたんですけど……。なにぶん、思い付いたのが数日前なので。💦
最終話、これまで書いてきた小説では、ヒロインは殺さない、という方針でやって来ましたので、その点でちょっと、無念ではありますけどね。
途中、脇道に逸れてばかりでしたが、島根・鳥取の観光ガイドとしても愉しんでいただけたらと思います。(笑)
編集済
鴻池財閥の祖が出るかと思っていたら。そっちか〜(笑)
尼子の最後は、哀しい結末ですね。
作者からの返信
なるほど、そのルートで鹿之助の子孫が戦い続けるというのも有りでしたね。ラストは出来るだけ悲惨に成らないように……と、考えて、こうなりました。
最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。
なるほど、そうきたか、という意外なラストに感嘆です。
まさか、天海が光秀と冴名の忘れ形見とは!!
いつもながら、ヒロイン冴名のキャラづくりも素晴らしかったです。
完結、お疲れ様でした。
作者からの返信
ありがとうございます。
最初はこういう展開はまったく考えていませんでした。光秀=天海説もあるよな……と、思い出して。年齢的に光秀本人というのは苦しい気がするので、その子供ということにしてみました。
そういえば冴名さん。わたしの小説では珍しく、お亡くなりになった女性ですね。ほとんどの主要女性キャラは最後までしぶとく生き残るのですが。