うそーん……
朝ごはんを食べたあと、私は激痛に襲われました。
もう、ナースコールを連打しまくるほどのものでした。今思えば、すごく迷惑だったろうなぁ。でも痛かったんだもの、しょうがないですよね。
駆け付けた主治医さんのお話では、どうやら胃が荒れているというお話でした。なので、痛み止と胃薬が追加されたのです。
ほっとして素直に飲んでいたのですが……。
今思えば『
その時に
そのチューブの先をガーゼで保護している状態なのですが、私の場合、その漏れた量が多かったみたいなんですね。
「なんかいっぱい出てますね~、お布団までシミシミ(染み出している)だわ~」
と、そのガーゼを替えに来てくださった可愛らしい看護婦さんが言ってました。
……それって多いの? 普通なの?
不安になったので聞いたところ個人差があるとの事で、すっかり安心してました。
この時はまだ、食べた後の痛みと結びつけてはいませんでしたよ。
それがまさか、悪夢の始まりだったなんて思いもよらなかったのですもの。
その痛みは、ご飯を食べる
その
後で知り合いの看護婦さんに教えてもらったのですが、その時点では、私は『痛みに弱い人』認定だったみたいです。
時々、何だかんだで打ってもらえなくて、飲み薬をのんでじっと耐えてました。
今思えばよく頑張ったと思います。
看護婦さん達はよく痛みを「1から10」で表しませんか?
その時の私の痛みは「8から9」でした。
8は『
9は『
……独特過ぎてわかりません?
でも日記にこう書いてあったんです。
それが食事の
なんだか、おかしいですよね?
2泊3日で帰れる手術なのにかなり痛いし、
もしかして、おかしいんじゃないの?
そう感じ始めた私も痛みの特徴とかを、何度も伝えたんですよ?
『焼かれるような痛さです』って。
でも痛みの感じかたって、人の数ほどあることも事実です。
そして痛がる人が集まるのも病院です。
「そっかー。じゃあ痛み止の点滴いれますねー」
笑顔の看護婦さんもこなし
でもこの対応はすごくわかる気がします。
何人もの患者さんを見なければいけないので大変なんです。おじいちゃんが手を叩いて呼んでいるのを聞いたときには、本当にご苦労様ですって思いましたもん。
私が入院して3日目には、同じ胆のう摘出手術をした方が同室になりました。
私の入院日数を聞いたときにはビックリしてましたよ。
その人は持病があるので、一週間の入院の予定だったみたいですが、私みたいに何回も痛み止の点滴を打ってなかったので、とても不思議に思っていました。
もしかして、あの痛みを耐えられないの、私だけ?
その時の私は6時間に1度の感覚で2種類の痛み止の点滴を打ってました。
飲み薬だけでは過ごせないほどの痛みだったんですよ。でも、間隔を開けないと点滴が打てなかったので、その間はずっと我慢。
じっとしていられなかったので、廊下をうろうろしてました。
その痛みを耐えられるなんて凄い! と話したところ。
「そんなに痛みは来ないかもー?」
との解答をいただきました。
……やっぱり私の体の中で何か起きてるんじゃないかと、とても不安になりました。
何度も看護婦さんや主治医さんに訴えまして、再検査をしてもらいました。
結果は『胃炎』です。
その痛みがきてるのと、やはり切っているからその痛みだろうと言われました。
原因は別にあったんですけどね!
そうして退院前日にお腹のチューブを外しました。
ですが、その日の夜中に痛みレベル『10』が唐突に私を襲いました。
痛みで飛び起きると、歯を食い縛ることしか出来ないんです。
私の
効いてきたときはもう、本当にほっとしましたよ。
その後なんだかヒリヒリするとお腹を見ると、右の
どうやら痛みで自らかきむしっていたようです。右手の爪が真っ赤っか。
それでもその日の昼に退院できたんですから、ある意味凄いですよね。
ま、次の日には同じ病室に再入院して来たんですけどね。
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