第6話
「さて、刀の神様、私たちと共にこの世界を救済してはいただけないでしょうか?」
玉座の間に来た俺たちは、女王から救済の依頼を出させれた。
「救済とは、どのようにして欲しいのだ?」
「はい、ここにいらっしゃるまでにこの世界の現状をご覧になられたかと思います」
「ああ、見たよしっかりとな。酷い有様だった」
「そうなのですよ」と女王は答えた。
「まず、我々の世界は魔王の不完全な復活のせいで魔王は暴走状態に陥り世界の大半を破壊しました」
「……」
「魔王は満足したのか、また魔王城にて眠りにつきました。ですが、これにより全ての種族は絶滅の危機に晒されてしまい、異世界から勇者を召喚するしかないという結論に至り、アイザワ様を召喚したというわけでございます」
「つまり、貴様らは俺に魔王を倒してくれと?」
「いえ、我々は魔王が暴れた原因である邪神教なる者達の対処です。そうすれば、きっと魔王も元に戻り、魔族と協力して復興をすることが出来るはずです」
なるほど、邪神教か……
聞いたことがない
『暁、まだヤツらとは対峙してないな?』
脳内に聞いたことのある声が響いた。
『どうしたオーディン、ヤツらって?邪神教の連中か?』
『ああ、そうだ。まさか、もう戦っているのか!?』
『いや、魔王を暴走させたことしか聞いてないが、どうしてだ?』
『やはりヤツら、200年前と同じ事をやろうとしているのか……』
『200年前?何かあったのか?』
『それは、コッチに帰ってきたら、教えてやる。お前には、新たに任務を与える。邪神教の魂を砕け!!そして、その世界を救済しろ!!』
『わ、わかった。じゃあ、やってくるよ』
『いいか、頼んだぞ!!邪神の復活は、天界の破滅、つまり、ラグナロクを意味するのだからな!!』
そこで声は消えた。
「あ、あの、暁様、ところでどうでしょうか?助けていただけないでしょうか?」
「ああ、もうっ!!わかったよ!!この世界も邪神教も、全部引っ括めて何とかしてやるよっ!!」
「あ、ああ、ありがとうございます!!」
「1度決めたからには、最後までやる。俺は折れねぇ、曲がらねぇ!!覚悟してやがれ、邪神教共!!」
「では、出発は?」
「明後日の明朝」
「分かりました。では、そのように準備致しますね!!サヤカ、いいですね?」
「ソフィアが言うなら、仕方ないわねっ!!まあ。神様なら私の足を引っ張ることは無いから、安心ね!!」
「もちろんだとも!!よろしく頼む、サヤカ」
「では、私もついて行くことに致します」
「シルク、アンタは非戦闘員なんじゃないの!?」
「いえいえは、私は魔法を使用することが出来ますので、援護を行うことが出来るかと」
「それは助かる、じゃあ、お願いするわね!!」
「かしこまりました」
こうして俺たちは、この世界を救い、邪神教を倒すことになった。
第6話 「なすべきこと」 完
_____________________
(あとがき)
皆さんこんにちは、汐風波沙です!!
シークレット更新です!!
本来であれば、水曜日、つまり明日の更新のはずなのですが、やはり、更新出来るうちに更新しようと思いまして、更新しました。
さて、どの作品もそろそろかなりの山場を迎えるわけですが、本業が忙しくなりそうなので、また、更新出来ない日々が続く可能性がありますが、その辺は、温かく見守っていただけると、助かります!!
良かったら、この作品、そして、自分の執筆している作品の感想をいただけると、今後のモチベーションになるので、よろしくお願いします
この作品がいいな〜っと感じたら、良ければフォロー、応援、星、レビューをいただけると、幸いです!!
今後とも自分の作品をよろしくお願いします!!
以上、汐風波沙でした〜!!
また次回の更新で
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