第2話 羊毛フェルト


 「かはっ! すみませんもう少しだけ作成時間を!」


 「ひえっ!? ……お、起きましたか? そんな声を上げて目覚める方を初めてお見受けしました……」


 ガバッと状態を起こしてみれば、私が転がっているのはベッドの上。

 はて? 先程まで依頼者が我が家に訪れ、納期に間に合っていないから訴えると言ってきたのは夢だったのだろうか。

 首を傾げながら周囲を見回してみれば。

 それはもう豪華な天蓋付きベッド。

 そんでもって、隣には絶世の美少女とも言える王女様(仮)が心配そうな面持ちでこちらを覗き込んでいる。

 どうやら私は死んでしまった様だ。

 私が眠って良い筈もない豪華なベッドに、隣では天使とも言えるほどの可愛らしい女の子が私の目覚めを待っていらっしゃったご様子。

 うん、コレは死んでますわ。

 私の財産ではこんな豪華なベッド買えないし、知り合いにこんな可愛らしい女の子いないし。

 もし生きているパターンなら、ヤクザの若頭の運転する車に撥ねられたなんてパターンだろうか?

 もはやそれくらいしか想像できない。

 なんて事を考えながら、更に首を傾げてみれば。


 「あの、大丈夫ですか? 急に倒れてしまわれたので、心配致しましたわ。 強く頭を打たれたようでしたが……大丈夫ですか? 覚えていますか?」


 覚えているかと言われれば、一応思い出せる。

 急に髭オジと頭皮置き去りおじさんに詰め寄られたが、納期に間に合わせるためにぬいぐるみ製作を優先した事。

 そんでもって頭は大丈夫かと聞かれれば、正直自信が持てない。

 普段からではあるのだが、特に今の状況で自らが正常だという自信が持てないのだ。

 周囲はあからさまに時代錯誤な代物が並んでいるし、あの時皆が着ていた服……というか武装? も、意味分からないし。

 そんでもって、この姫様の格好だ。

 更には、姫様って何よ。

 何処の国に行けば、現代にお姫様が居るのよ。

 もうね、色々とショート寸前な訳だ。


 「えっと、改めてご説明を……と言いたい所なんですが。 現状を短文にして、質問形式にした方がよろしいでしょうか?」


 「是非お願いします。 長い説明を聞いても頭に入ら無さそう」


 そんな訳で、お姫様からの説明会が開催なされた。

 イエーパチパチー! とか言えるテンションだったら良かったのだが、マジで現状についていけない。

 私、日本人。

 アパートに居た筈、お金ない。

 特別な技術も無ければ、偉い人でもない。

 ザ、一般市民。

 OK?

 とりあえずグッと親指を立ててみれば、不思議そうな顔をした姫様がグッと親指を立てて返して来た。

 可愛い。


 「では、まず最初に。 貴方が今居るのは、貴女にとって“異世界”と呼ばれるものです。 なので、元の世界とは全く関係がありません。 私達は“勇者召喚”と呼ばれる召喚魔法を使い、貴女を呼び出しました。 あ、でも。 別に“勇者”が欲しい訳ではありません。 単純に異世界の技術を求めた結果、という訳ですね。 ソレに選ばれたのが、貴女。 ココまでよろしいですか?」


 「よろしいけどよろしくないです」


 はい、はいはい。

 色々と小説とかアニメとかで見たね。

 異世界モノ。

 そう言うものが現実になっちゃった訳ですか。

 そうですか、ビックリです。

 なんて、あっさり納得出来れば良かったのだが。


 「いやいや待って!? 異世界召喚は百歩譲って良しとしよう、良くないけど。けど私異世界で知識チート出来る頭脳とか技術とかないよ!? 農業も分かんないし、石鹸も作れないよ!? 料理だって家庭料理マイナス補正くらいしか作れないからね!?」


 “異世界”か、ココ異世界なのか。

 いや、話を聞いただけで納得するのはどうかと思うが、この後いくらでも確かめる術はあるだろう。

 そんな訳で、一旦は流すとする。

 しかし、“勇者召喚”ってなんだよ。

 そんな御大層なモノ使って私を呼び出してどうするのよ。

 ごく普通の社会人。

 趣味は小物づくりで、しかも専門知識とか全くない。

 SNSでお勧めされた記事とかで材料を買い漁って、ひたすらに小物を作っていただけの人間だ。

 アカン、マジでアカン。

 コッチにも同じ資材とか、同じような布とかあるかも分からないし。

 全くお役に立てる気がしないんだが。


 「お、落ち着いてくださいませ! 我が国では“異世界人”に対しての補助、援助は徹底しております。 だから“特別”でなくても全然大丈夫ですから! 国の利益とか考えなくて良いので、とにかく知識を披露したり、好きな事をやって頂ければと! それで結果が残せなかったとしても、誰も文句を言いませんから!」


 ふんぎゃー! と暴れる私を、姫様が必死に説得してくる。

 というか、マジか。

 凄いな異世界、呼び出した“異世界人”に慣れている感じが凄い。

 私が特別選ばれた! というよりかは、“今年はコイツか”みたいな通例感が半端じゃない。

 これまでにもいっぱい呼び出していたのかね?


 「えっと……本当に? 急に捨てたりしない? 無一文で放り出されたら、私数日で餓死する自信あるよ?」


 「それは保証します、なんならずっとココに居て構いません。 ですから一度落ち着いて……」


 そんな訳で、お姫様から続きの説明を受けてみれば。

 ココは私にとっての“異世界”で間違いないらしい、彼女達にとっては私達のほうが“異世界人”な訳だが。

 そんでもって、異世界定番のステータス。

 こちらはレベル概念なんかもあるが、そこまで重要ではないらしい。

 なんでもレベルが髙ければ強いぜ! って訳ではなく、職人さんなんかも普通にレベルが上がっていくとの事。

 戦闘力っていうより技術力? とかなんとか思ってしまう訳だが、“ウォーカー”と呼ばれる冒険者みたいな存在では、レベル=強さとして見られているらしい。

 よくわからん。

 そんな事を考えながら、水晶玉みたいな物体とカードを握らされた。


 「それで、これは?」


 「鑑定ですね」


 「鑑定ですか」


 「鑑定です」


 とかなんとかアホっぽい会話をしていると、手に持ったカードに何やら文字が浮かんできた。

 日本語でも英語でもない。

 その他の言語は良く分からないけど、とりあえず見た事のない文字列が並ぶ。

 けども。


 「読めるんですけど……」


 「皆さま最初は驚かれるみたいです。 全く知らない言語が急に読める様になるのですから、当たり前ですけどね」


 やはり慣れた様子で私の言葉に答える姫様は、柔らかい微笑みを浮かべたまま「どうぞお読みください」とばかりに手を差し伸べて来た。

 私だって気になる、が。

 見たい様な見たくない様な。

 とはいっても見ない事には始まらないのだが。

 恐る恐るその文字列を読み上げてみれば。


 ・彩花さいか あおい

 ・人族

 ・レベル1

 ・称号 ゴミ屋敷のり人

 ・職業 なし


 ……オイ。

 コッチに来たばかりだからね、職業なしはまだ良いさ。

 しかし待て、“ゴミ屋敷の守り人”ってなんだ。

 うん、わかるよ?

 確かに散らかってたかもね、私の部屋。

 でもさ、アレゴミじゃないんだ。

 資材だよ資材! 後で作ろ~とか、可愛い生地発見! とかで色々買い漁った結果モノが増えただけだよ。

 ちゃんと使える物だから! ゴミじゃないから!

 あとちょっと格好良く“守り人”とか付けるんじゃないよ、余計に恥ずかしいわ!

 とか思いながら悶えていると、ベッド脇に座った王女様はそれはもう良い笑みを浮かべていた。

 止めて、そんなお綺麗な微笑みで私を見ないで。


 「す、凄い事です! たまに“称号持ち”ではない方もいらっしゃるのですから。 あるだけマシ……じゃなかった。 プラス思考で行きましょう! 何かしらの特殊な魔法が使えるかもしれませんよ!」


 若干目が泳いでいる気がしないでもないが、そんな励ましの言葉を掛けてくるお姫様。

 あぁ……コレが私の異世界生活なのか。

 レベルも低いし、称号はゴミ女だし。

 何より……無職だし。

 普通さ、もう少し何かあるじゃん?

 ちょっとだけ他の人より成長しやすいとか、とんでもない才能に開花するとかさ。

 でも、何よコレ。

 思いっ切り情けないステータスじゃん。

 というか、もう少し色々と表記しなさいよ。

 物凄くシンプルだよ私のステータス。


 「あぁもう……なんかスミマセン」


 「謝らないで下さい、これから色々と調べていきましょう? ね? もしかしたら何かしら称号が増えるかもしれませんし」


 幼女とも呼べる美しい女の子に慰められるアラサー。

 今年で26を迎えたスーツ姿の私は、もう本当に色々と申し訳なくなってメソメソしながらお姫様に頭を撫でられるのであった。


 ――――


 あれから数日が経った。

 そして私は今、一人暮らしをしている。

 はい、何があったのかと申しますと。


 「これはまた、凄い称号だな……」


 「つまり、ゴミ屋敷の住人だったと」


 「お兄様!」


 やけにお顔の整った王族の方々に見事微妙な顔をされた私は、当然肩身が狭い上に居心地が悪い。

 なので、城の近くの借家を一部屋貸して頂く事にしたのだ。

 お金は国から支払われる模様。

 すんごいビップ待遇だ、とはいえ1ルーム程度の広さだけど。

 しかし、私みたいな庶民にはこっちの方が落ち着くと言うもの。

 あぁ、やはりプライベート空間は良い。

 なんて落ち着いている場合ではなく、さっさと仕事を見つけて自立しないと。

 いくらお国サポートが有るからとは言っても、何もしない自堕落生活は不味い。

 世間体がよろしくない。

 という訳で、仕事を探すぜい。

 なんて、意気込んではみたものの。


 「レベル1って……何かの冗談かい? お嬢ちゃん」


 「いやぁ、流石にこのレベルだと体力も無いんでしょ? ウチは体力仕事だからねぇ、無理無理」


 「へぇ、26歳なのかい? 随分と幼く見えるけど……夜の商売なら紹介してあげられるわよ?」


 はい、全滅でした。

 重要じゃん、レベル。

 やっぱり滅茶苦茶重要じゃないっすか!

 もう求人票にレベル○○以上とか書いておいてよ! 書かれたら私どこにも応募出来なくなるけど!


 「でもさ……レベルって何したら上がるのよ? やっぱ、モンスターと戦うとか? 絶対無理だけど」


 こちとら現代の弱小OLじゃい。

 最弱モンスターにさえ、多分瞬殺される事だろう。

 なんて事を思ってため息を溢していれば、コンコンッとノックされる音が響く。


 「はいはーい、開いてますよぉ?」


 そんな言葉返せば、扉の向こうから呆れ顔のお姫様が現れた。


 「アオイ様……いつも言っていますが鍵は掛けましょう? 貴女は若い女性で、ここは借家。 他に男性の方も宿泊されている場所なんですよ?」


 「いやぁ、昼間は良いかなぁって……すみません、今後気を付けます」


 我が家となっている庶民家系借家に、普通に訪れる姫様には言われたくないのだが。

 そんな事を言えば睨まれてしまうので、口が裂けても言えないのは確か。


 「それで、今日はどうしました?」


 「あぁいえ、特に用事があった訳ではないのですが。 単純に様子を見に来ただけです、私は」


 「“私”は?」


 やけに含みのある言い方をする姫様がスッと身を退けると、その向こうからは豪華なドレスに身を包んだ大人版お姫様が。

 見た目からしてインパクトが凄い。

 色々と出ている所出ているし、引っ込んでいる所は引っ込んでいる。

 そんでもってお姫様同様、美しいストレートの金髪に蒼い瞳。

 多分今が初見だったら拝んでいる。

 というか、最初拝んだ。

 そんな大人の女性が、ニコニコと微笑みながら私の部屋へと入って来た。


 「突然ごめんなさいね? どうしても様子が気になってしまって。 それで……お仕事の方はどうかしら?」


 「えっと……すみません王妃様。 相変わらずお役に立てなくて……やっぱりレベルが低くてどこも断られてしまいまして」


 「あ、そっちじゃ……いえいえ、大変ですわよね。 異世界からの民は皆レベル1の状態で召喚されますから。 しかしレベルを上げようにも魔法の適正が……」


 「無し、ですからねぇ」


 「無し、ではなく“無属性”です。 何か特殊な魔法が使える可能性は残されています!」


 王女様が必死に励ましてくれるが、残念な事に“無し”なのだ。

 流石は異世界、魔法なんてものがあるのか! とばかりにテンションが上がったのもつかの間。

 私の魔法適性を調べた所“無”という言葉が。

 もうね、泣きたくなったよ。

 姫様の言う通り“無属性”の適正あり、との事らしいが……そもそも無属性っていうのが一般的には“ハズレ”らしく。

 何が出来るかも分からない適性。

 コレが出来ますよ! っていう見本が無いらしい。

 何か不思議な事が出来るかもしれませんねぇ~くらいなモノで、どう魔法を練習したら良いのかも分からない状態。

 もう八方ふさがりだよ、ニートライフ確定だよ。

 なんて、考えれば考える程涙が溢れそうな思いをしながら毎日を送っている訳だが。


 「それで、その……どうなりましたかね? “アレ”は」


 「はい?」


 やけにモジモジとした様子の王妃様が、大きな胸の前で両手の人差指をイジイジしておられる。

 ヤダ可愛い。

 私よりも年上だろうに、行動は恋する乙女の様だ。

 なんて事を考えていると。


 「あの、その……召喚された時に作っていた“羊さん”は、どうなったのかなぁ……なんて」


 ヤダ可愛い。

 チラチラと視線を室内に向けていたのは、その為だったのか。

 こうなってしまえば、お見せする他あるまい。

 とかなんとか考えて、心の中で再び彼女の事を拝みながら机の引き出しから手のひらサイズのぬいぐるみを取り出した。


 「こんな感じですかね、一応完成です。 本当はストラップにしたかったのですけど、“こっち側”に他の資材を持ち込めなかったので、これで完成としました」


 そう言って取り出したるは、私が作った羊毛フェルトのぬいぐるみ。

 それこそ、SNSなんかで探せばもっと良い出来の物は星の数ほど出てくるだろう。

 でも、それでも。

 結構可愛く出来たと思うんだ。

 それくらいの自信作な訳だが……残念ながら依頼主に送る事は不可能。

 すまない、依頼主。

 私今異世界に居るんだ。

 発送料をいくら積んでも、届けられないんだ。

 でも、まだ料金貰ってないから許して?

 信用問題にはなっちゃうけど、どうしても無理なんだ。

 ごめんね?

 なんて事を思っていれば。


 「か、可愛い……」


 「へ? あ、はい。 ありがとうございます」


 王妃様は、何故かふるふると震えながら掌サイズの羊を覗き込んで来た。

 その瞳は、尋常じゃない位にキラキラしておられる。


 「あ、あのコチラは“向こう側”の依頼で作られた物なんですよね? 今となっては届けられない品物なんですよね? とても無粋な質問なのですが、おいくらほどで販売されるご予定だったのでしょうか? あと、ちょっとだけ……ほんのちょっとだけで良いので、触っても良いですか?」


 「え? あ、はい? どうぞ?」


 良く分からないテンションの王妃様に思わずそう答えれば、彼女は恐る恐ると言った様子で私の掌の上に乗る羊をツンツンしておられる。

 なんだろうこの状況。

 「や、柔らかい……」とか口元を緩めながら呟いておられますが、お城に居る時と雰囲気がまるで違うんですが。

 私が王族に謁見する時は大概困り顔の厳つい王様、こっちを睨んでくる王子様。

 私の事を必死でフォローしてくれようとするお姫様に、いつだってニコニコしている王妃様って感じだったのだが。


 「あ、あの! 無礼を承知の上でご相談してもよろしいでしょうか!」


 急に王妃様が声を上げたかと思えば、その場にバッ! と膝を付いて頭を下げ始めた。

 とてもじゃないが状況に付いていけない。

 この人、この国のトップの奥さんだよね?

 なんで急に土下座し始めたの? 私無能異世界人なんですけど。


 「もしも買い手が居ないのであれば、私にその“羊ちゃん”を買い取らせて頂けないでしょうか!? もちろん誰かの為に作った“一品物”というのは重々承知しております! ですが、ですが!  一目見た時からどうしても忘れられないのです! どうかお願いです! 白金貨の用意もしてまいりました! ですから!」


 うん、待とうか。

 とにかく頭を上げようか。

 この状態、絶対不味いって。

 そんな事を思いながら姫様に視線を流してみれば。


 「お母様は……その。 可愛い物に目がなくてですね……昔は猫や犬を飼っていたのですが、構い過ぎて嫌われてしまう人間でして。 だからその、ぬいぐるみで我慢しているというか……そんな所に、貴女の作った“ソレ”が登場しまして、はい。 我慢出来なくなっちゃったみたいです」


 みたいです、じゃないんだよ。

 王妃様のこの態勢は絶対不味いでしょ。


 「わかりました、分かりましたから! 頭を上げて下さい! 確かにオーダー頂いた商品なので、他の方に売る行為は些かアレなので差し上げますから! 無料で良いので持って行ってください!」


 そんな事を叫びながら彼女の手に羊を押し込んでみれば、王妃様はすぐさま蕩けた笑みを浮かべ始める。

 なんだろう、見た目は凄いのに。

 思った以上に残念な人の様だ。


 「はぁ……羊毛フェルトがあれば色々作れるんですけどねぇ……」


 なんて、呟きを溢してみれば。


 「羊毛……羊の毛ですか? ありますよ? 市場にも上質なのが」


 「はい? あ、でも色とか」


 「着色すればよろしいのでは? あ、もしかして特殊な技術で着色しないと不味い、とかですかね?」


 「あぁ~えっと。 どうなんでしょう? 私は買っていただけなので、詳しくはちょっと……」


 はて? と二人して首を傾げる。

 あれ、もしかして光明が見えた?

 SNSでバズる程の超立体ぬいぐるみとかは作れないが、結構簡単なモノでも売れたりする?

 だとしたら……。


 「ちょっと、試してみる価値はあるのかもしれない」


 そんな訳で、私は“こっち側”に来ても小物づくりを始めるのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る