第5話 みーこちゃんのまよい

いえにかえりながら、みーこちゃんはかんがえます。


しかし、じぶんのことをじぶんでかんがると、わからなくなってきました。


わたしは、うんどうがとくいで、べんきょうがすこしにがてだけど…。

せいかくは…?いいところはどんなところだろう?


てるみちゃんやぴぃたくん、のんたくんのおかげでこたえがみつかりそうなのに、はっきりしたこたえがでてきません。


いえについても、みーこちゃんはこたえがきまらず、なきそうになってきました。


いえにつくと、おかあさんがでむかえてくれました。


「みーこ、おかえりなさい。こたえはみつかった?」


みーこちゃんはてるみちゃんやぴぃたくん、のんたくんのはなしをしました。


「でもね、みーこはまだじぶんのこせいがわからないの。」


「そっか。じゃあ、おかあさんからひんとをあげるね。

みーこはおかあさんといっしょでくまだけど、くまはみんないっしょ?

みーこのからだや、とくいなこと、にがてなこと、すきなもの、きらいなもの、かんがえ、ぜーんぶおなじってことはあるかな?」


ううん、ちがう。わたしとまったくいっしょのこなんていない。


「あ、わかった!けど、これでいいのかな。」


「きっとそれでいいのよ。それにこのしゅくだいにきまったこたえなんてないわ。」

みーこちゃんのおかあさんはほほえんでいいました。




なんとか、みーこちゃんはこたえがみつかったようです。

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