第3話 ぴぃたくんのこたえ
みーこちゃんは、きのうえでほんをよんでいるとりのぴぃたくんをみつけました。
「ぴぃたくん!ちょっとききたいことがあるんだ。」
「なんだい、みーこちゃん。」
「ぴぃたくんは、しゅくだい、おわった?」
「もちろんおわったよ。」
みーこちゃんは、ぴぃたくんがかんたんそうにいったので、びっくりしましたが、しょうじきにきくことにしました。
「わたしはまだおわってないの。ぴぃたくんの”こせい”はなにかおしえてくれる?」
「あぁ、いいよ。ぼくの”こせい”はね、そらがとべて、べんきょうができることだよ。」
たしかに、ぴぃたくんはそらがとべて、べんきょうがよくできます。はやくとぶので、うんどうかいでもいちばんだし、てすともいつも100てんです。でも、ぴぃたくんのほかにも、とべるとりのともだちはいるし、べんきょうができるこもいます。
「でも、ぴぃたくんのほかにもそらがとべたり、べんきょうができたりするこはいるよ。」
みーこちゃんは、ぴぃたくんにいいました。
「たしかにそうだね。でも、ぼくは、えもじょうずだし、うたもじょうずだよ。そうだ、ぼくのこせいは”とくいなことがたくさんあること”だ!」
みーこちゃんは、ぴぃたくんのほかに、とくいなことがたくさんあるともだちをさがしてみました。しかし、ぴぃたくんほどいろいろなことがじょうずにできるどうぶつはいないようなきがしました。
みーこちゃんはじぶんのとくいなことをさがしてみました。みーこちゃんはうんどうはとくいですが、べんきょうはにがてです。みーこちゃんはまたじぶんのこせいがみつからないことにがっかりしました。
そして、みーこちゃんは、とくいなことがたくさんあって、それが”とくべつなこせい”というぴぃたくんとてもうらやましくおもいました。
「ありがとう、ぴぃたくん。また、がっこうで。」
みーこちゃんは、ぴぃたくんにおれいをいってほかのともだちのところへむかいました。
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