読み専の『カクヨム』レビュー録

【現代百合】 四字熟語 百合小説 【短編】

　四字熟語のポテンシャルを見せつけられる作品。

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▼作品情報

四字熟語　百合小説

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888700909

作者：　ななおくちゃん

種類：　オリジナル小説

情報：　短編 / 498字

タグ：　百合 / ガールズラブ / 四字熟語 / 短編

　2021年7月16日現在

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▼mochi*のレビュー

すべてが四字熟語で成り立つ『498文字』の百合模様。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888700909/reviews/16816700426000208399

【個人的キーワード】

学生百合 / 義理の姉妹百合 / 社会人百合 / 百合に挟まる男は死すべし

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▼感想

　あらすじ欄も四字熟語だけで書かれています。

　徹底されていますね。

　こちら総文字数が『498文字』ということにまず驚きました。

　そして『三組の百合』がきちんと描かれていることに、更に驚きます。

　自分のレビュー内容からの引用になりますが、こういう書き方がされています。

【四字熟語】

五百文字　秀逸一作

相思相愛　百合最高

挟男絶許　拍手喝采

屋烏之愛　覗見尊死

　自分で書くと難しかったです。でも楽しかった。

　以下、こういう意図で書いたという訳です。かなりふざけてます。

【訳】

これは五百文字で作り上げられた素晴らしい作品です。

両思いの百合は最高かよ……。

百合に挟まる男は絶対に許さない。全く持ってその通り！

愛する人の好きなものは自分も好き。そんな様子を覗き見た私は尊くて死にました。

◆

　私はだいたい本文の半分くらいまで読み進めたところで、四字熟語にルビが見えてきました。

　面白くてノッてきて、途中からは普通の文章を読んでいるような感覚で楽しめました。

　ネタに見えますが、真面目に「読める、読めるぞ！」となりました。

　なんだか実験的というか、とても面白い試みの百合小説でした。

　他の百合シチュエーションも、四字熟語で書いてほしいと願うほどに面白かったです。

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▼その他

　メモアプリの古いデータを整理していたら、この作品のURLを見つけました。

　あれは2019年2月ごろのメモでした……。

　たぶんTwitterかなにかで見かけて、あとで読むつもりでそのまま忘れたのでしょう。

　当時はカクヨムのユーザー登録をしておらず、好みの作品を探すこともしていませんでした。

　あのときちゃんと読んでいれば……と、少し悔やんでいます。

　しかしこういうものは一期一会なものですし、いま読めて、いま楽しめたので、良しとしましょう。

　まあ自分で言うな、という話ですが。

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※2021/07/16　レビュー投稿

※2021/07/17　エッセイ掲載