突発的レイドイベント 1
その日、私は一人で
ギルドマスターが言うには、指名
「最近、新米も増えて来たからな。お前さんに新米達の教導を頼みたい。実力が上の相手との訓練も大事だろう?それに、お前さんなら限界の見極めも上手いだろ。それにもし、この
別に最後の餌に三つに釣られて今回の依頼を無償で受けた訳ではないのだ。ないったらない。
理由としては、当時の主催者から
「
11年も祭りの優勝者が変わらないのだから仕方がない。
普通なら、もう144年も時が経ったのだから大丈夫だろうと思うだろう。だが、それは無理なのである。何故かって?そこで優勝すると特殊な魔道具でその時の姿を絵にし、紙や板に写し残すのだ。という訳で私の姿絵は11枚も保管されているのだ。ちなみに私は龍人と魔人のハーフな訳だが、両種族共に長命であるがゆえに成長が非常に緩やかなのである。つまり何が言いたいのかというと、私の見た目は当時の姿絵から何も変わっていないのである。そりゃあ、
闘技場に着いた訳だが……いや、あのぉ……そのぉ……人、多くない?多過ぎない?多過ぎないですか?
うん。
邪魔だから全員、蹴散らしていこうか。
取り敢えず、私は貴方達が呼ぶ『えぬぴぃしー』という名前ではないです。 やさかなぎ @Misha-Lotos
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