取り敢えず、彼女は貴方達が呼ぶ『ロリフ』という名前ではないです。
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「それで何?アンタはそんなアホなことやって憲兵のお世話になったわけ?」
対面に座る彼女は呆れた
「………加減はした」
彼女は呆れた
「なに?170年も生きてきてアンタは我慢も碌に出来ない子供なの?」
あれは、仕方がないと思う。私が我慢出来なかったんだ。きっと彼女だってそうする。
あと、――――――
「170年じゃなくて167年だ。」
「
そんなことで年上アピールをするくらいなら、もう少し落ち着きをもって欲しい。」
口に出してしまっていた。
「あらぁ?そんなこと言っていいわけぇ?ふぅん?そぉなんだぁ…」
この流れはまずい。非常にまずい。どう、まずいのかと説明すると―――――。
「ねぇえ?昔はアリアお姉ちゃん、アリアお姉ちゃんって私の後ろについて回ってた―――――ちゃん?」
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!
「他には転んで私に泣きついて来たりぃ、オムツを替えてあげたりも―――
顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が熱い。顔が―――――――。
「………恥ずかしいのでやめてください」
彼女の言葉を遮った私の
「…ッ………ッ……ッ…」
というか、吹き出しているんじゃないだろうか。もう顔を手で覆い隠したい。というか隠した。なんならテーブルに顔を伏せたうえで顔を覆い隠した。顔は見えてないと思う。恐らく。多分。きっと。―――――見えてないといいな。
「……ッ…耳まで真っ赤にしちゃって、まぁ!本当にそういうところは小さかった頃と変わんなくて可愛いんだから!!」
そう言われて
「そんな
そう言いながら
「さてと、アイツ等も待ってるだろうし、そろそろギルドに行きましょ?」
少し待っていて欲しい。今、店主にお代を「大丈夫よ、先に私が払っといたから。ほら、さっさと行くわよ」
「………ごちそうさまでした」
財布をしまい、先に店を出て行った彼女を追いかけるため、店の外に出る。すると見慣れた景色が今日も広がっている。至るところに人、人、人、人、人の波。今日も街中
「ほら、邪魔よアンタ達。退きなさい」
ついでに彼女も発見した。相変わらず彼等との会話はこちらからの一方通行で話が通じないようだ。そして案の定、彼等の言っている言葉の意味が、私にはよく分からない。
「だから、退けなさいっての!!あと、そのワケわかんない呼び方もやめなさいよ!!!」
どうも様子をみるに10人以上の
「………今、なんて言ったの?私にババアって言ったのかしら?」
可視化できる程の量の
「………流石に我慢の限界よ。今さら謝ったって遅いんだから!!」
集めた
………?うん?あれ?待って?ちょっと待って?明らかに
「………泣いて後悔しなさい」
「間に合っ「
彼女の展開した魔法陣から集められた
30秒程たっただろうか。いまだに土煙が晴れることはなく、彼女がもう一度
「………流石にやりすぎだ」
息を整え終えた彼女は、こちらを向き言い返してきた。
「………ふぅ。………詠唱の破棄もして加減もしたし、アンタが発動した防御魔法のお陰で、街や住民に被害が出てないんだからいいじゃない!そもそもアンタなんて私がぶっぱなす前から手ぇ出してんじゃないのよ!!アンタの後ろ見てみなさいよ!!壁やら道やら至るところから人の下半身が生えてるじゃない!!!」
それでも街中で最上級魔法はやりすぎだと思う。
「なによその
そして私は、
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始まりの街には、世界最強に説教を垂れたあげく、自分も一緒に憲兵のお世話になる(見た目は)少女の
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