真実
日曜日の朝8時、京都駅内は少しずつ観光客が増えていく。無数にあるはずのコインロッカーはどんどん埋まっていき、バッグを入れそびれた数人の観光客は露頭に迷い始めている。
鷹目とシロは八条口の数台の車が待ち合わせできる駐車スペースに立って源蔵の車が来るのを待っていた。まだ寒い2月の下旬、鷹目は紺色のコートを羽織っている。北浜幸の依代を手に入れるために彼女の実家に伺うが、若くして娘を失ったご両親に失礼のないように、スーツとネクタイを着ている。リュックだけはいつも使っている物を持ってきた。
「シロ、昨日はよく眠れたか?」
「いんや、全然眠れへんかった。考えても考えても分からん」
「実家についたら、お前家の中探ってみてくれないか?俺は多分動けないだろうし」
「うん。ええで。なんかこのもやもやを解決してくれるものが見つかればええねんけどなぁ......」
程なくして黒の高級車がパパッとクラクションを鳴らして鷹目の前に停まった。助手席の窓が開くと無精髭をきれいに剃った源蔵が見えた。
「ごめんね、少し遅くなったよ」
「いえ、おはようございます。髭剃ってきたんですね」
「そりゃね。今日はよろしく。それじゃあ行こうか」
「よろしくおねがいします」
先生がアクセルを踏み込むとグンと車が動き出した。
流れていく景色をシロは鷹目の肩に乗って眺めている。ロードバイクよりもずっと早いスピードはあったが風が当たらない車内のせいで風を操るシロにとってはどうも心地が悪かった。途中鷹目に窓を開けてくれよとお願いしたが、寒いから勘弁してくれと言われた。
東九条を南に下り、東福寺、鳥羽街道、伏見稲荷を通り過ぎるとぐっと人の数は減る。源蔵は車を目的地近くのコインパーキングに止めて、鷹目とシロと一緒に車を降りた。
「ここらへんに来たのは久しぶりですね」
「そうだね、僕も久しぶりだ。狸としてはここらへんに来るのは気が引けてしまうしね」
化け狸の源蔵が言っているのは伏見稲荷近辺が化け狐のテリトリーということだ。化け狐と化け狸は仲が悪いというわけではないが、互いにライバル視しているのだ。
パーキングから歩いて数分、北浜幸の実家はすぐそこにあった。伏見区の住宅街の中に構えた一軒家。家の外から見た2階の窓にはクマのぬいぐるみが飾ってあるのが見えた。おそらくあそこが北浜幸の部屋だったところだろう。家の玄関に並べられたプランターには何も植えられておらず土が入っているだけだった。冬だからだろうか、はたまた娘を失った悲しみで他のことをする気がないのか。鷹目が考えを巡らせていると源蔵が声をかけた。
「さて、鷹目くん。準備はいいかい?」
「あ、大丈夫です。いきましょう」
源蔵先生はインターホンを押す。綺麗なチャイム音が聞こえ、中から「ハイ、どちら様でしょう」と透き通った綺麗な声が聞こえた。
「おはようございます。昨日お電話させていただきました、京都大学病院の高野源蔵です」
「あぁ、どうぞ、鍵を開けますね」
ぷつりと音が切れるとガチャッという音とともにドアが開いた。中から出てきたのは40代後半くらいの女性、綺麗な格好で化粧をしていた。源蔵が来ることを承知して準備していたのだろう。
「おはようございます。先生と......そちらは?」
「おはようございます。北浜さん。こっちは心理カウンセラーの鷹目という者です」
「あっ......あぁ鷹目と言います。はじめまして......」
何の前フリもなく突然心理カウンセラーとして扱われた鷹目は一瞬パニックになりそうだったが、そういうこと設定だと理解した。
「あぁ、そうですか。とりあえず中にお入りください。夫もリビングの方にいますので」
「お邪魔します」
源蔵と鷹目が靴を脱ぎ、玄関に上がる。靴箱の上に家族3人で映った写真立てが飾られてあった。まだ小さい頃の北浜幸が屈託のない笑顔で人形を抱えた写真だった。
部屋の奥へと通されるとソファに腰掛けていたメガネを掛けた男性、北浜幸の父親が立ち上がり、おはようございますと源蔵に挨拶をした。源蔵と北浜幸の父親が何か会話をしている間、シロはヒョイと鷹目の肩から降りて目配せし、家の中を探ってみると言った。鷹目が小さく頷くとシロはお椀にのせたお茶をリビングへ持ってきた母親の横をすり抜けて2階へ飛んでいった。
電気のついていない2階は誰かが住んでいる様子はない。1つの部屋は物置となっているようで、もう1つの部屋には幸の部屋と刺繍された看板がぶら下がっていた。
「ずっとそのままにしとんやろなぁ......」
シロはするりとその壁をすり抜けて部屋の中に入った。少女漫画で埋められた本棚と、ぬいぐるみがずらりと並べられた棚があった。ぬいぐるみに関して言えば本当にすごい数があった。ベッドの上、衣服棚の上、クローゼットの中。探し出せばもっと見つかるだろうが、どれ1つとして綻んでいない、どれもこれも丁寧に作られて抱きしめたくなるようなぬいぐるみだった。
「猫、熊......。イタチはねぇか!」
シロは笑いながら1つずつそのぬいぐるみの顔を覗き込んだ。どれも魂が込められている。暖かくて、優しい、愛に溢れたぬいぐるみだった。
綺麗に整頓された漫画棚の一番上の段の左隅、燕尾服を着た男のぬいぐるみとウェディングドレスを着た女のぬいぐるみが飾ってあった。幸せそうに笑う男のぬいぐるみ、涙を浮かべ笑っている女のぬいぐるみ。そのぬいぐるみの隣にある表紙を見えるようにして飾っている漫画の絵と同じ表情だった。きっとこの少女漫画の最終巻だったのだろう。
『少女漫画を読んでいたらしいよ』
源蔵が言っていた漫画のことだろうか。シロはふと源蔵の話を思い出した。北浜幸は病院の中でずっとこの漫画を読んでいたのだろうか。健康な姿でいられればこんな幸せな恋ができたのに、と自分の体を捨てて千代田観月の体を奪い取ったのだろうか。
シロは首をブンブンと振り、北浜幸を思う気持ちを振り払った。今は北浜幸の依代になり得るものを探そうと思い直そうとした。違うところを探そうと飛び立とうとしたがしかし、シロの中で何かが引っかかった。もう一度そのぬいぐるみをじっと見てみた。あまりに綺麗なそのウェディングドレスを着たぬいぐるみは見れば見るほど心を奪われてしまう。
「......ホンマすごいわ。俺は妖怪やっちゅうのに......。ただのぬいぐるみなはずなのに、ホンマ北浜幸......あんたホンマに勿体ない人間や。」
シロはそっとそのぬいぐるみを触ってみた。
「ん?何や。これ」
そのぬいぐるみだけ他とは違った。いくら触ってみても他と同じような暖かみを感じなかった。これだけ精巧に作られているぬいぐるみなのに、何か魂がすっぽりと抜け落ちてしまったようだった。
「なんでや......?」
シロがもう一度ぬいぐるみに触れてみた瞬間、バチっとシロの手に電流のような痛みが走った。
「イテッ!」
咄嗟に飛び上がった拍子に自分のしっぽがぬいぐるみに当たり、ぬいぐるみの新婦と一緒に漫画も落ちてしまった。
「静電気?そんな事あるか......?」
経験したことのない痛みに手をさすりながらシロが地面に降りて、ついでにその漫画のページをペラっと一枚だけめくってみた。登場キャラクターの自己紹介ページだった。
「主人公、ナミ。数々の苦難を乗り越えて恋愛成就を目指している。」
シロの毛がブワァっと逆立った。ウェディングドレスを着飾ったぬいぐるみが床に転がってシロを睨みつけている。シロの中で全ての疑問が繋がった。
北浜幸じゃない。千代田観月の体を奪い取ったのは、このぬいぐるみだ!
1階のリビングに4人の人間が机を挟んで話し合っていた。
「幸さんのこと、この度は本当にすみません」
源蔵先生が頭を下げた。
「先生。もうやめてください。私達はもう乗り越えたつもりです。これまで沢山、幸のために尽力していただいたのは分かっていますし」
「そうです。いくら悔やんでも娘は帰ってきません。それよりも他の方を救ってあげてください」
「そう言っていただけて......本当に申し訳ありませんでした。あの、今日はこの鷹目に少しだけお付き合いいただけますでしょうか?あの、千代田観月さんの心理カウンセラーを担当していまして」
北浜夫妻はハッとしていた様子だった。
「観月さんの......そうでしたか。彼女、記憶は戻っているんでしょうか?」
「幸を見舞いに来てくれたというのに......あの事故のせいで記憶を失うとは......」
夫婦は申し訳無さそうな顔をして鷹目を見つめた。本当は千代田観月のカウンセラーをしているわけでもなく、北浜幸を封印するために来ている鷹目は嘘をついている心が痛んだ。ただここは話を合わせたほうが良い。
「みずきさんはまだ、記憶は戻っておりませんが幸い元気に暮らしております。あの、よろしければ北浜幸さんの思い出となる物などありますでしょうか?それを観月さんに見せてあげれば何か思い出す切欠になるかもと......」
「あぁそれでしたら、やっぱりこれですかね」
幸の父親が立ち上がって仏壇のところへ向かう。鷹目と源蔵があげた線香の煙が上っている。仏壇の上に置かれてあった大きな箱を父親が持ってきてくれた。
「それは?」
「裁縫箱ですよ。幸はぬいぐるみをよく作ってました。幸の部屋にたくさんあります」
箱の中を開くと様々な裁縫道具が綺麗に並べられていた。これなら北浜幸を封印するための依代に十分だった。
「あの、よろしければこの裁縫道具を......」
「鷹目ーーー!」
突然の甲高いシロの叫び声に鷹目が驚いて後ろを向いた。何も聞こえない北浜夫妻は突然振り向いた鷹目を不思議そうな顔をしてみている。
「あ、ちょ、ちょっとスイマセン。電話が......」
後ろポケットに入れたスマホを取り出して、電話に出るふりをした。
「はい、もしもし何でしょう?」
「鷹目、ようきけ!裁縫道具じゃ依代にはならへん!北浜ナミはおる!幸が作ったぬいぐるみやったんや!」
「は?」
「とにかく2階に来てくれ!床に落ちとるぬいぐるみがそれや!」
シロはそう言うとシュンとまた2階の方へ飛んでいってしまった。鷹目は電話を切るふりをして北浜夫妻の方に向き直った。
「す......すいません。あの、2階の幸さんのお部屋を見させていただいてもよろしいでしょうか?」
「は、はい?良いですけど?」
突然何事かと思ったが、両親は鷹目を2階へ案内した。源蔵先生は体重があれだからと笑って1階に残っていた。途中鷹目はポケットからグローブを取り出して右手につけた。シロの様子をみる限りでは嘘を言っているわけではなさそうだった。
幸の母が扉を開けると漫画と人形が床に落ちていた。
「あら、落ちちゃってる」
ぬいぐるみと漫画を拾い上げもとの場所に戻そうとすると鷹目が声を上げた。
「あ、あの!すみません。そのぬいぐるみって?」
「これ、ですか?これは幸が病院で最後に作ったぬいぐるみです。よくできているでしょう?大好きな漫画のキャラクターで。ナミって言うんですよ。いろんな困難にも滅気ずに頑張るキャラクターで、幸も病気を乗り越えてみせるってよく言ってました」
母親はぬいぐるみをポンポンと叩いて元あった場所に戻そうとする。
「それ!そのぬいぐるみ、少し触らせてもらってもいいですか!?」
「えっ.....?い、いいですけど......」
突然大声を出した鷹目に幸の母は少したじろぎながらそれを渡した。
鷹目はグローブをした右手でそのぬいぐるみを受け取り、そして確信した。空を浮かぶシロが目配せする。
「あの、すみませんがこのぬいぐるみをお預かりさせていただきたいです!これで観月さんの記憶が戻る可能性があります」
「え?それがですか?何か関係があるんですか?」
「えぇ、詳しくは言えませんが......」
鷹目は言葉を濁す。許可が得られないのであれば最悪実力行使で奪い取るしかない。
「お父さん、良いわよね?」
幸の母は自分の旦那に確認をした。
「あぁ。それで記憶が戻ってくれるなら幸も喜ぶと思います」
「ありがとうございます!」
鷹目は頭を深々と下げた。
依代を手に入れた鷹目はリビングに戻り、幸の父と母にもう一度お礼を言ってからすぐに切り上げることにした。依代を手に入れたのなら次は北浜ナミのいる場所、つまり千代田観月の住む家に向かい、このぬいぐるみに封印しに行かねばならない。
玄関先で最後に一礼をして源蔵先生の車に乗り込んだ。
「よくやった!シロ!北浜ナミがぬいぐるみだったとは!」
「せやろぉ?」
へへーんと胸を張る。一方で源蔵先生は少し理解が追いついていないようだった。
「鷹目君、あの、名古屋に向かいながらで話してくれないか?」
先生は名神高速に向けて車を出した。まだ朝の10時になっていない、昼頃には観月の家に着いて、上手く行けば封印は今日中にできるだろう。
「つまりですね、このぬいぐるみに宿った魂、多分、生きたいという幸さんの強い願いと恋をしたいという思い、ナミという恋愛にひたむきなキャラクターが重なった結果、北浜幸、作り主の体を乗っ取ったんです。多分先生の話しで言うと、昏睡状態から目を覚ましたときにはすでに乗っ取った後だったんでしょう。ただやはり、幸さんの体は弱っていた。このままでは恋をするという願いを叶えられないと思ったナミは事故に見せかけ、千代田観月さんと一緒に階段から落ちた。そしてそのタイミングで千代田観月さんの体を乗っ取った」
「そうか!だから千代田観月さんは記憶喪失になっていた。というより、乗っ取った人間の記憶なんてわからないからそういうことにしていたのか!治療を断ったのも頷ける」
源蔵は車を運転しながら大きく頷いた。
「ナミは幸の半身でもあるわけや。ナミが知っていること、イコール、幸の知っていることっちゅうことや。ナミっちゅう名前からしてこのぬいぐるみが本体だってことは間違いし、このぬいぐるみだけは魂がすっぽりと抜け落ちとる。これが依代になるのは間違いなしや!」
「よし。後はもう観月さんの体から悪霊を追い出してこのぬいぐるみに納めてしまえばってことだね!」
「源蔵先生!名古屋までお願いします!」
「よし!」
源蔵はアクセルを踏み込み名古屋に向かって車を飛ばした。京都南ICから名古屋へ向かう名神高速道路に乗ると車はぐんぐんとスピードをだし、あっという間に時速100キロに到達した。ここまでくるとスピード狂のシロが窓に張り付いて外に出たい、風を浴びたいと全身でアピールしていた。寒いから駄目。と鷹目と源蔵が全力で拒否した。
全員が安堵していた。ウェディングドレスを着たぬいぐるみは鷹目の鞄の中に入っている。あとは名古屋でナミを封印するだけだと思っていたその時、パキンというガラスが割れる音がした。その音は人間には小さくて聞こえなかったが、シロには聞こえたようだ。耳をピクピクと動かした。
「ん?鷹目?なんや?お前の鞄の中から、割れた音がしたで?」
「え?割れた......?まさか!」
鷹目は慌てて自分の鞄の中にある小さなお守りを取り出した。お守りの紐をほどき、中身を手のひらの上に出すと、砕けた赤い石のようなものが出てきた。
「まじかよ......おい、鷹目これって......!シンシンに渡した......!」
鷹目はすぐに自分のスマホを取り出して自分の位置とシンシンの位置を確かめた。
「鷹目君?どうした?」
運転手の源蔵が車のスピードを少し緩めた。しかし鷹目は返事をせずスマホの画面をじっと見つめている。
「おい!鷹目、シンシンは今どこや!?」
シンシンを示す赤いアイコンが丸太町通りから徐々に南下し始めている。
「動き始めた......極度のインドア派だから日曜日に動くことなんて......ナミだ!ナミは京都にいるんだ!!源蔵先生!Uターン!」
鷹目が叫んだが源蔵は首を振った。
「出来るわけ無いだろう!高速に乗ったところだよ!降りるところも当分先!」
鷹目は焦った、このままではナミの良いようにされてしまう。今はまだGPSが機能しているがそれがバレれば追いかけることは難しい。きっとシンシンを連れてどこかに逃げるつもりだ。千代田観月をもとに戻すことも叶わなくなってしまうだろう。どうする、今すぐ戻ってシンシンを止める方法を考えなければ。
「鷹目!」
シロがせっつくように叫ぶ。
「今、考えてる!」
「違う!鷹目!俺がおるやろ!」
ハッとした鷹目がシロをみる。シロが自分の腰に貼られた御札を指差す。弱化の札。シロがニヤリと笑った。
「お前......信じて良いんだろうな?」
「信じられへんのか?」
「......信じてるよ!」
鷹目はシロの胴体を鷲掴みして、車の窓を開けてシロを外に出す。途端に車内に冷気と暴風が流れ込んだ。
「へへへ!最っ高の風やで!盛り上がってきたでぇえ!!」
「ちゃんと仕事してくれよ!」
「お前もな!」
鷹目はシロの腰についた弱化の小さな札をバリッと剥がした。その瞬間、鷹目がシロを握った手を離し、シロが大きな高笑いをしながら車の後方へ飛んでいく。笑い声が小さくなり、あっという間に遙か後方の白い点となった。
「ちょ!鷹目君!?シロ君が!?」
「大丈夫!源蔵先生!また後でお伺いします!」
そういいながら鷹目は自分のバッグから一枚のお札を取り出して自分の体に貼り付けた。途端に源蔵の目に鷹目が映らなくなった。鷹目の姿が忽然と消えたのだ。
「鷹目君!?え......!?ええぇ!?」
源蔵は驚いた。それだけではなかった。鷹目の座る助手席の窓から10メートルは超えるような大きな白いイタチの妖怪が顔を出したのだ。
「遅い遅いで!サッサと行くぞ!すずめ!」
「シロ!てめぇ覚えてろよ!?」
鷹目の姿は見えないが声だけは聞こえる。シートベルトがシュルリと戻り、急に助手席が軽くなる。どうやら鷹目は車からいなくなったようだった。
「ガハハハ!振り落とされんなよ!」
「頼むぞシロ!」
「おうよ!!」
突如強烈な暴風が源蔵の車を襲い、ハンドルがブレる。一瞬ふわりと車体が浮かんだ。
「おっとととと!」
源蔵がなんとか元の車線に車を戻すと、もうそこに鷹目とシロの気配は感じられなかった。
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