北浜幸
ロードバイクをすっ飛ばし平安神宮の裏にある京都大学医学部附属病院に向かう。
「なぁ、鷹目、北浜幸が幽霊になって、レイコの体を乗っ取ってるって考えると......残る疑問は、何でレイコを乗っ取ることにしたんか、何でシンシンに固執しとるんやっちゅうところやんな」
鷹目は黙って頷く。人混みの中でしゃべると怪しまれるからだ。北大路通を東に真っ直ぐ進み加茂川、高野川に掛かる橋を越え東大路通を真南に下る。
「そういや、シンシンの真吐きで北浜ナミとの出会いが病院ゆうてたな。てことはかなり真実が近いんちゃう?」
「そうだな。だけどこの際そこはどうでもいいよ。今は北浜幸の依代となる物を探すのが先だ。もう、謎解きは後からでも構わない」
「それもそうか......。鷹目......俺はやっぱりどこか納得いかへん。悪霊は北浜幸ちゃうかとは言うたけど、あのタペストリーを作るような優しい人間が、俺たちに明確に敵意を向けてくる悪霊になるとは思えへんで......」
シロは悲しそうな声で話す。確かにシロの言うとおりかもしれない。だが3ヶ月と言う間に悪霊になることだってありえる。どんなに善人だったとしても死んで幽霊になって誰かが羨ましいと思えば、成仏できないまま徐々に悪霊になっていく。それが早かっただけなのかもしれない。しかし、今は謎を解く為に動く時間は無かった。北浜ナミと名乗る悪霊を封印するのが先にすべきことだった。そのためにも依代を探さねばならない。京大病院であればその依代になるものが残っている可能性がある。3ヶ月前の患者の物などもう家族が引き取っていると思うが、最悪、彼女の実家を尋ねることが出来るかもしれない。運良く京大病院には鷹目が頼りにしているツテがある。
百万遍通りを過ぎると広い京都大学キャンパスがあり、そこから更に南に下ると医学部附属病院がある。夕日が沈み始めて空がオレンジ色に染まっていく中、鷹目はロードバイクを止めて病院の中へ入っていく。
鷹目は病院の中に入るとリュックの中からノートを一枚取り出しビリっと破った。そして葉っぱの絵を描いて受付終了と書かれた窓口の隙間に滑らせるように入れた。
「おい、鷹目?なにやってん?」
奇っ怪な行動を取る鷹目にシロが怪訝な顔をした。
「まぁ待ってろって」
30秒ほど待つと深い緑の葉っぱが一枚、紙を入れた隙間から出てきた。
「良かった。これは面会可能って意味なんだ」
「お前、一体誰に会うつもりなんや?」
「ここで一番偉い人」
「はぁ?」
鷹目はエレベータを使って5階まで上がり、特別診察室と書かれた一室の扉をノックした。
「先生。鷹目です。鷹目優太です」
「どうぞ」
ハキハキとした太く低い声が扉の中から聞こえる。鷹目が扉を開けるとそこにはメタボリックシンドロームを絵に書いたような大きなお腹のおじさんが座っていた。無精髭を蓄えて、50歳くらいに見える熊のような先生だった。
「失礼します。お久しぶりです。源蔵先生」
「久しぶりだね。鷹目君。おや?肩に乗ってるのはカマイタチかい?」
シロがびっくりして鷹目の頭の後ろに隠れた。
「おい!鷹目、この人間俺のこと見えるのかよ!」
「落ち着けって。先生、こいつはシロって言います。シロ、源蔵先生は人間に見えるだろうけど人間じゃない。化け狸だ」
「ハハハ、はじめましてシロ君。化け狸一族、高野源蔵と言います。よろしくね」
180センチ、体重は見るからに100キロ超えの大男が立ち上がると、シロはその高さに圧倒され縮こまる。タヌキとイタチなはずだが今はまるでクマとネズミくらいの差があった。
「よ、よろしく.......」
源蔵が差し出した太い人差し指にシロがちょんっと手で触った。
京都には人間が多いが、そのうちのごく少数は化け狸と化け狐だ。その化け具合は人間社会に溶け込んで、見抜ける人間はほとんどいない。鷹目も巧妙に化ける狸と狐を見分けることはできないのだ。それどころか化け狸と化け狐の中には自分自身が化けていることをすっかり忘れている者すらいる。
しかしこのよく肥えた化け狸、高野源蔵は自分が狸ということを理解していて、それでいてこの京大病院の院長をしているのだ。何故この化け狸がこんなに重要な役職に着いているかというとそれには理由がある。
京大病院には人間を治療するだけではない、裏では大病を患った妖怪を治療することもしているのだ。そのためここの院長は歴代、人間と特に問題もなく、うまくやりとりができる化け狸や化け狐が院長をしているのだ。ちなみに鷹目の母の和子も昔ここで勤めていた事があるのだ。
「さて、鷹目君一体何を聞きたいのかね?」
先生がよっこらしょと元の椅子に腰をおろし、鷹目に診察台に座るように促す。鷹目は特に診察されるというわけではないが、ベッドに腰掛けた。
「話が早くて助かります。お聞きしたいのは、北浜幸という患者のことです」
その名前を出した途端に先生が苦い顔をした。
「ふむ。なかなか痛いところを着いてくるね」
「痛いところ?」
「病院として苦い思い出だよ。まずは、教えてくれ。何故その子のことを知りたいんだい?」
先生があごひげをジョリジョリと触りながら鷹目に聞く。
「今、その北浜幸と思われる幽霊がと、ある人間の体を奪って生活をしているようなんです。可能なら祓いたいところだったんですが、想像以上に力をつけていて難しく......。できればその体から追い出して、封印をしたいと思っているんですが彼女の素性がわからないし、封印の依代を見つけられていないんです」
源蔵先生が頷きながら鷹目の話を聞く。頷くたびに二重顎がブニブニと動いている。
「なるほどねぇ。依代を探していると。分かった。ただ、病院にはもう依代になるようなものはないからなぁ」
「そうですか......でも何か北浜幸に関する情報を貰えませんか?」
「良いよ。それじゃぁ僕が知っている彼女のことを1つずつ教えてあげよう」
先生はパソコンデスクに向かいデスクトップのアイコンをダブルクリックする。するとなにか画面が立ち上がってきて、「北浜幸」と打ち込んでエンターキーを押した。画面にはパッとカルテらしき画像が映った。
「北浜幸さん。当時20歳。この病院に転院してきたのは約1年前。白血病患者で当時治療中だったけれど、3ヶ月前に亡くなってしまった」
先生は鷹目の方に向き直り、一つ一つ話しはじめた。
「転院してきた当初、うちで放射線治療を開始していてね。とてもつらそうだった。何が辛そうって彼女の趣味をする余裕もないほどの吐き気に襲われることだよ。担当医師や看護師が見てられないとよくボヤいていたよ。特に若く経験の浅い看護師はそうだったね」
「彼女の趣味は手芸だったと聞いています」
先生が深く頷く。
「そう、彼女の趣味は手芸。その中でもぬいぐるみを作るのが好きだったそうだ。人づてに聞いたが彼女の部屋は自分で作ったぬいぐるみで一杯らしい。入院している間、彼女はずっと裁縫道具を手の届くところに置いていたよ。私自身も見たことがある」
「先生、彼女は生きることに執着がありそうでしたか?」
鷹目が先生に質問した。もしも彼女に強烈な生きたいという気持ちがあったのなら、レイコの体を奪おうとすることも考えられる。
「もちろん。治すために治療を受けているんだ。生きたいと思う気持ちは強いだろう。我々だってそうだ。治すために治療していた。そういう彼女の強い気持ちもあってか、彼女の容態は随分改善していたよ。だいたい5ヶ月ほど前の話だ」
「白血病が治りつつあったということですか?」
先生は深く頷く。
「あぁ。そうだ。奇跡的とも言えるが治りつつあったんだ。彼女は徐々に元気になり、趣味の手芸を再開するくらいにはなっていた。その頃ちょうど少女漫画を読んでいたらしいよ」
「漫画......」
「うん。よくある高校生のラブコメディの少女漫画。彼女はすごくそれに没頭していたよ。いつかこんな恋がしたいんだ、そして大好きな人と結婚してみたい。って担当看護師と話していたらしいよ。今どき珍しい子だったね。高校生で白血病を発症したから、そういう恋愛に憧れがあったんだろうね」
恋愛への憧れ。そうか、そう考えればシンシンに執着するのも分かる。誰かと恋がしたいと思っていた。それがあのような形になって現れているのかもしれない。
「でも、容態は良くなっていたんですよね。治りはしなかったんですか?」
先生は横目で彼女のカルテを見つめる。どこか悲しそうな顔をしていた。
「まぁ人間ってのは不思議だよね。それとも神様の気まぐれなのかね。彼女の容態は急変したんだ。突然危篤状態に陥ったのがちょうど4ヶ月前くらいのことだよ。まるで死神に魂を吸い取られたかのようだった」
先生は目を閉じた。亡くなったその患者を思い出して悼んでいるようだ。
「死神......そしてそのまま亡くなってしまったってことですか?」
パチリと目を開き、先生は首を振った。
「いいや。これもまた不思議なことで、危篤状態に陥ったけれど彼女は意識を取り戻したんだ。神様は見放さなかったとみんな喜んだよ。彼女は見違えたように元気になったんだ。それまで面会謝絶状態だったけれど何人かお見舞いに来てくれることもあった」
「じゃ、じゃあ何故?」
先生が大きなため息をつく。とても言いたくなさそうな顔だったが諦めたように話した。
「直接の原因は、事故死だ」
「事故死!?」
肩に乗っていたシロも驚きの声を出した。先生は両手を膝の上に置いて、まるで懺悔するような姿に見えた。担当医師でもないのにそこへんの人間よりもよほど責任感のある人として生きる化け狸だった。
「亡くなる三日前くらいから彼女は院内を歩けるくらいに回復していたんだ。ただその日、本当に一瞬の出来事だった......。彼女は何故かエレベータを使わず、まるでわざと死にに行くかのように、階段から足を踏み外して落ちてしまったんだ」
「えっ......?」
鷹目とシロは声にならなかった。北浜幸のあまりにも無情な最後に何も言えなかった。
「そして運が悪いのは重なって、彼女は強く頭を打っていた。しかも更に不幸だったのが、彼女が別の人を巻き込んでいたんだ。2人とも気を失って階段の踊り場で倒れていたそうだ。階段で倒れている2人を見つけた一般の方がいてね、私達は彼女たちをすぐに治療したんだ。だけど、北浜幸さんは救うことができなかった。これが彼女の最期だよ」
先生は深くため息をついた。院内の事故は大変だったのだろう。何よりも懸命に生きよう、生かそうとしていた患者が事故によって亡くなるとは、あまりにも悲しい出来事だった。
「彼女が元気になったことに安心していたのがいけなかった。我々がちゃんと見ていれば、きっとあの事故は起こらなかっただろうにね。今でも親御さんには申し訳ないと思っているよ」
「先生、あのよ......その、巻き込まれた人間って、その北浜幸と同じくらいの年齢の女性とちゃうかったか?そして、その第一発見者って進藤真司っていうやつちゃう?」
シロが肩の上から先生に話しかける。さっきまで怖がっていたが、今は落ち着いているようだ。
巻き込まれた人間と、それを見つけた一般の人。ひょっとすると......鷹目とシロの頭にかかるモヤが晴れていく。
「うん?確かに巻き込まれた人は同じくらいの女性だよ。第一発見者はよく知らないね。なんせ、その後すぐに帰って行ったらしいし......。彼女の名前は何だったかな。この子もまた問題を抱えててね......ちょっとまってね......」
先生はまたパソコンを見てたくさん書かれた文字を追いかけている。すると目的の名前が出てきたのか、「うん」と頷いた。
「あった。「千代田 観月」そうだそうだ、ちょうど彼女は北浜幸さんのお見舞いに来た子だったんだ。受付でそう言っていたらしい。不運は重なるものだよ」
先生ははぁと深いため息をついたが、鷹目とシロはそれだと確信した。点だった情報が線になって繋がった。
「おい!鷹目!今すぐ、その名前調べや!」
鷹目はすぐにスマホを取り出しブラウザを立ち上げて千代田観月と検索欄に入れる。するとSNSのプロフィールがヒットした。何人か同名の人間が一覧に出ていたが「彼女」を見つけるのは一発だった。千代田観月(chiyoda miduki)と言う名前が書かれたアイコンに映っているその姿は、今はシンシンに取り付いているレイコ、北浜ナミの体だったのだ。
「ビンゴや。レイコの名前が分かったで!千代田観月!北浜幸は階段でレイコを巻き込んで落ちて亡くなって、その時に体を奪ったんや!間違いない!」
シロが興奮して叫んでいる。
「ってことはもしかして、第一発見者はやっぱり先輩......。それなら彼女の一番の思い出が「病院」っていうのも頷ける!」
鷹目もだいたい合点がいった。北浜ナミと進藤先輩の出会いは病院内での階段の事故。その後偶然マッチングアプリで再会をして、同じ大学出身ということが分かり付き合うことになったと......。北浜幸はいま千代田観月の体を奪い、悪霊となってシンシンと付き合っていると。
「鷹目君、ひょっとして北浜幸さんがこの千代田観月さんの体を乗っ取っていると?」
あまり話について行けていない先生が確認する。
「はい、少なくとも今、そう思っています。そして追い出された千代田観月さんの魂は第一発見者の進藤真司さんに取り付いているんです。先生の話しを合わせると全てつながってます」
「なるほど、それなら確かに僕も思うところがある。千代田観月さんは特に大きな外傷はなかったけれど記憶喪失になっていたんだ。もし北浜幸さんが中に入っていたというなら、ひょっとするとそういう演技をしていたってのも考えられるね。そのあと、病院側の我々が責任持って記憶が戻るまで治療させてもらうって言ったのに彼女はそれを頑なに断ったんだ。記憶喪失になっているから身分証なりで色々調べたけど彼女に家族はいなくってね。結局、彼女は誰にも相談せずただ一人でこの病院から出ていったよ」
「北浜幸にとって千代田観月はかなり都合がいい体だったってことですね......。先生、北浜幸が住んでいた実家とか分かりますか?依代がこの病院にないとしたら、もう実家で形見を探し出すしかないです。あと千代田観月の住所も分かるなら教えてほしいです。すぐにでも北浜幸を封印したい」
先生は自分の無精髭を触りながらうんと頷いた。
「分かるよ。明日私から北浜幸さんのご実家に電話しておこう。あと、私もついていったほうが良いだろうね。君が1人で言ったところで追い出されてしまうだろうし。その後千代田さんの家に行く事もできるが、彼女の家は名古屋だ。となるとかなり早く出ないといけないね。自体は急を要しそうだ」
「ありがとうございます!」
「また明日、朝の8時、待ち合わせは京都駅の八条口にしよう」
「はい!お願いします!」
夜、大きな五条通りから外れた鷹目の実家は窓を閉めると何も音がしない。自室の電気をつけてローテーブルの上にノートを広げ、鷹目はそれを見つめていた。病院で源蔵先生と話しているときは北浜幸が悪霊の正体だと確信していたが、どうしても引っかかることがあった。そしてそれはシロも同じだったのだ。
「なぁ鷹目。お前も思うところがあるんちゃうか?」
「シロもか......」
「あぁ......」
シロは自分の体よりちょっと小さいくらいの赤いボールペンを両手で持ち上げて、疑問点のところに丸をした。
「北浜ナミという名前。偽名を使うにしても、あまりにも中途半端過ぎる。何で北浜っていう名字を残してるんや」
鷹目も同じことを考えていたが、答えはどこにも見つからなかった。足がつかないように偽名を使っているのであれば、ありもしない名前を使うはずだった。
しかし北浜幸が悪霊と考えれば時系列的にも話は合致するし、シンシンが彼女が同じ大学の手芸サークルに属していているのに、今大学にいるのか分からないと言ったのも頷ける。北浜幸はいま千代田観月の体を使っているのだ。大学にいるかと言われると流石に難しいだろうし、住んでいるところは名古屋だと分かったいまでは遠距離恋愛だったのも頷ける。
北浜幸が悪霊になったと考えるのは筋が通っているはずだが、この偽名だけは違和感だったのだ。
シロは腕を組んで首をひねった。
「もう1つや、やっぱしなぁ......俺、北浜幸って子が悪霊になってるとは思えへんねんな......」
「それは.....お前の願望じゃないのか?」
「ちゃう!」
シロが叫んだ。鷹目の言葉に苛立ったようだが、小さな妖怪はハッと気づいてすぐに落ち着きを取り戻した。
「すまん。つい怒っちまった」
「いいよ。話してくれ」
「......あのタペストリー。すげぇ暖かかったんや。優しかったんや。人間の作ったものには想いが、魂が宿るっちゅうやろ?精巧に作られたもんならなおさらや。しかも、レイコ......千代田観月は北浜幸を見舞いに来てたちゅう話しや。ってことはお互い知り合いやったってこと。知り合いの人間の体を奪い取るような奴があんな優しいタペストリー作るとは思えへんで......」
シロが赤いボールペンから手を離すと、ペンはパタンと倒れて転がった。
「シロ。でもな、いっとき危篤の状態に陥った北浜幸が健康な体で、自由に生きたいと願うあまりに、悪霊になることだって十分考えられるんだ。20歳の若さで死んで、それこそ漫画みたいな恋がしてみたいと願っていたのなら、その欲望は悪霊になり得るもんだ。お前も最初、そう思っただろ。それに知り合いだったってことは千代田観月に家族がいないってことを知ってた可能性もある。その上で乗っ取ってるなら...」
「わかってんねん!わかってんやけど......」
鷹目の言葉を遮り、小さな体に両手を目いっぱいに広げてシロが何かを言おうとしたが、言い返せるほどの言葉は見つからなかった。シロは頭をグシグシとかき回した後、肩を落として、ベッドの上にふわりと飛び移った。
「鷹目。寝よう......」
「そうだな」
鷹目が立ち上がり蛍光灯の電気を消す。暗い部屋のベッドの上で丸まっている白い妖怪だけがくっきりと見える。鷹目も布団の中に潜った。
2人ともベッドの上で横になり北浜幸のことを反芻しながら明日のことを考えていた。寝付くのにはいつもより時間がかかりそうだった。
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